サステナビリティ

社会(S)

活動内容

東京都 JPビジネスサービス本店 社員向け参加型の活動 関東

障がい者の自立を支援「スワンベーカリー」のパン販売

毎朝、お店からその日に作られたパンが届けられる

売店・喫茶にておいしいパンを毎日販売

工程通りてきぱきとパン作りを進める

Jパワー本店3階にある売店と5階にある喫茶コーナーは、同じく本店3階にある社員食堂と同様にJPビジネスサービス(以下:JPBS)が運営しています。その売店と喫茶に、おいしそうなパンが並んでいることにお気付きでしょうか? クリームパンやメロンパンなど、さまざまなパンが販売されています。これらのパンは、J-POWER本店から程近い「スワンベーカリー」で毎朝作られ、届けられています。

スワンベーカリーは、「障がいのある人もない人も、共に働き、共に生きていく社会の実現」という理念の下、障がい者の方の自立支援を目的として運営されています。この理念に賛同したJPBSでは、平成18年8月よりスワンベーカリーと連携して、同店のパン販売を実施しています。

お客様に喜んでもらえるパンを作りたい

明るい雰囲気の銀座店店内
笑顔が似合う店員の皆さん

スワンベーカリーのパンを食べた方はお分かりかと思いますが、どのパンもとてもおいしく焼き上がっています。何か秘密があるのかもしれないと、パンを作っている現場を見せていただくため、銀座店を訪れました。

銀座店はJ-POWER本店から、昭和通りを日本橋方面に10分ほど歩いたところにあります。早速、スワンベーカリーを運営している(株)スワンの中村さんの案内で厨房を見せていただきました。

厨房は焼きあがったパンの並ぶ店内からレジスペースを隔ててすぐ後ろにあり、ガラス張りのため厨房の外からでも作業の様子を見ることができます。パンの焼ける香ばしい匂いが漂う厨房では、店員の皆さんがいろいろな種類のパン生地を一生懸命に作っていました。中村さんによると店内で働く方のうち、6割ほどが障がい者の方だということでした。健常者と変わりなく働く皆さんの姿を見て、おいしさの秘密は「お客様に喜んでもらえるパンを作りたい」という強い思いではないかと感じました。

これからも地道に活動を続けていく

店内には焼き立てのパンが並ぶ

こうしたスワンベーカリーの活動を見せていただき、JPBSの取り組みはとても意義のあるものだと感じました。JPBSはこれからも、地元に根付いた企業であることを目指し、こうした取り組みを地道に続けていきたい、ということでした。身の丈にあった活動を、息長く続けていくことが重要なのだと実感しました。

スワンベーカリーについて

スワンベーカリー銀座店

スワンベーカリーは(財)ヤマト福祉財団の理事長であった故・小倉昌男氏が設立した(株)スワンによって運営されています。平成10年に第1号店である銀座店がオープンし、現在は全国で28店舗があります。「障がい者だから」という理由ではなく、一般の消費者が「おいしい」と買ってくれる商品を販売して、障がい者が自立できるだけの給料を支払うことを目的に、「アンデルセン」「リトルマーメイド」を展開する(株)タカキベーカリーの協力の下、障がい者でも焼くことのできるおいしいパンを販売しています。現在すべての店舗での障がい者雇用割合は約6割だということです。
※詳しくはスワンベーカリーホームページをご覧ください。

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