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瀬戸石ダム・発電所 の状況について(2022年12月)

2022年12月9日
電源開発株式会社

瀬戸石ダム・発電所(熊本県葦北郡芦北町・同球磨郡球磨村)について、流域の安全・安心に向けた取り組み状況をお知らせいたします。

  1. 瀬戸石調整池の堆積土砂排除等 【資料1】
    今年度は、約9万㎥の土砂排除を11月中旬から開始しており、来年3月31日まで実施予定です。
    排除した土砂は、国や県の公共事業に提供する等有効活用への協力も適宜行っており、今年度は約5万㎥を予定しています。
    最新の調査による堆積土砂量は、2012年度のピーク時から約6割減少しております。
    今後も土砂排除や出水時の通砂/排砂運用により堆積土砂の低減に努めてまいります。
    なお、当社ホームページにて、「通砂/排砂運用情報」等が確認できます。

  2. 瀬戸石ダムの安全性 【資料2】
    今年9月に実施した変位測量等の結果においても、特に変化は認められず、ダムの安全性に問題はないことをあらためて確認しております。今後も調査・確認を継続してまいります。

  3. 瀬戸石ダム 事前放流による治水への協力 【資料3】
    2020年5月に河川管理者、ダム管理者および関係利水者との間で締結した「球磨川水系治水協定」に基づき、大きな出水が予想された場合に事前放流を実施しております。
    今年の出水期から、設備改造により更にダム水位を低下させることが可能となり、事前放流により確保する目標の容量を、約570万㎥から約680万㎥へと増やしております。大きな出水となった今年9月の台風14号においても、事前放流により容量の確保に努めました。
    今後も事前放流を確実に実施し、治水への協力に努めてまいります。

  4. 出水時における情報の周知・提供について 【資料4】
    瀬戸石ダムに関する情報について、引き続き様々な手段を活用し周知・提供等を実施しております。
    なお、当社がお知らせする放流量等の情報はダム地点のものであり、避難等については行政から提供される情報等をもとにご判断ください。

  5. オイルフェンス設置訓練実施 【資料5】
    球磨川における油の流出発生時の下流域や八代海などへの拡散防止のため、従前より瀬戸石ダム上流においてオイルフェンス設置訓練を実施してまいりました。
    今年度は、非出水期となる11月8日に行い、令和2年7月豪雨による被災の前に実施して以降、初めての訓練となりました。

  6. 瀬戸石ダムの連絡橋の通行
    ダムの連絡橋は、周辺地域の生活に欠かせないことから、地元の方など許可車両等のみ通行可能としております。
    今後、上流の神瀬橋の開通状況を考慮し復旧作業に着手する予定ですので、引き続き十分気を付けて徐行運転でご通行下さい。

    ※ 許可車両・緊急車両を除き、一般の方の通行はご遠慮いただいております。

当社は、今後も流域の皆さまの安全・安心のために必要な対応や改善を継続しながら、発電所の安全運転に万全を期してまいります。

以上

添付書類

【資料1】 瀬戸石ダム 堆砂量および堆砂排除計画(PDF:273KB)

【資料2】 瀬戸石ダム ダムの変位測量(PDF:416KB)

【資料3】 瀬戸石ダム 事前放流による治水への協力(PDF:293KB)

【資料4】 瀬戸石ダム 球磨川増水時のお知らせ(PDF:431KB)

【資料5】 オイルフェンス設置訓練実施状況(PDF:334KB)

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