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お知らせ
瀬戸石ダム・発電所の状況について（2022年2月付）
2022年2月15日
電源開発株式会社
瀬戸石ダム・発電所では、現在も復旧作業を行っており、発電再開までは調整池に貯水せずダムゲートはフルオープンの状態を継続します。引き続き、降雨時の河川流量の増加に十分ご注意頂けますようお願いします。
当社瀬戸石ダム・発電所(熊本県葦北郡芦北町・同球磨郡球磨村)の、球磨川流域の安全・安心に向けた取り組み状況、復旧作業状況等についてお知らせいたします。
- 流域の安全・安心に向けた取り組み状況
- 瀬戸石調整池の堆積土砂排除
堆積土砂については、今年度の排除目標量約9万m3を実施中ですが、土砂運搬車両と地域復旧工事車両等の集中を緩和するため、2月末までの作業予定を3月末まで延長して実施します。地域の皆さまには引き続きご迷惑をお掛けすることとなりますが、ご理解・ご協力頂けますようお願いします。【資料1】
また、調整池から排除した土砂は、その一部を国や県等からの要請に応じ、公共事業等に提供しています。今回も熊本県の道路工事用等に用いる土砂として、約7千m3を運搬しています。今後も、堆積土砂の有効活用に努めてまいります。 - 下流警報設備の状況等
下流警報設備について設置場所の見直しを含む更なる改善を進めており、この一環として、より速やかにお知らせできるように、アナウンスの方法を見直し、一斉に周知できる方法を追加しました。
また、ダム放流量（現在はダム地点の河川流量）は、引き続きテレホンサービス・ケーブルテレビ・ツイッターでも確認できますので、ご利用ください。【資料2】
更に、ダムデータ（貯水位・流入量・全放流量・ダム地点時間雨量）を国土交通省ホームページ「川の防災情報」に掲載して頂けるよう調整や準備を進めており、今年4月頃より運用が開始される予定です。 - 瀬戸石ダムの安全性
昨年12月に変位測量等を実施しました。その結果においても、特に変化は認められず、ダムの安全性に問題はないことをあらためて確認しております。今後も調査・確認を継続してまいります。【資料3】 - 当社ホームページ「瀬戸石ダム・発電所に関するお知らせ」
昨年リニューアルしました「瀬戸石ダム・発電所に関するお知らせ」（※）について、今後も調整池の堆砂状況やダムの変位測量結果などの最新情報を適宜掲載・更新してまいります。
※ 「瀬戸石ダム・発電所に関するお知らせ（9月30日）」（当社ホームページ） - 令和２年７月豪雨災害後の主な取り組み（まとめ）
（ダム・調整池）
・調整池護岸の復旧・一部強化【実施済】
・ダムゲート操作体制の強化【実施済】
・ダムゲート操作用予備電源装置をより高い場所に移設
【工事中（今年3月末完了予定）】
・治水協力に基づく事前放流における空き容量確保のための周辺設備の改造
【実施済】
（下流警報設備）
・下流警報設備（ダム管理所操作設備含む）の浸水対策【実施済】（※）
※復旧時に取付け位置を可能な限り高くする対策
設置場所の見直しを含む更なる改善についても実施予定
・河川流量急増時の下流へのアナウンス方法の改善（一斉放送運用）【実施済】
（情報発信）
・取り組み状況等のホームページでのお知らせ及びチラシの配布【継続実施中】
・ダム地点流量の情報提供方法の多重化(ケーブルテレビ等)【継続実施中】
・国の「川の防災情報」において、瀬戸石ダムデータが見られるように情報提供
【準備中（今年4月頃開始予定）】
- 瀬戸石調整池の堆積土砂排除
- 瀬戸石ダム・発電所の復旧作業状況等
- 現在、ダムゲート操作用予備電源装置をより高い場所に移設する対策など、発電所および周辺の復旧作業を進めているところです。復旧作業が完了し次第、水車・発電機の各種試験や点検を実施し、今年の春頃には発電運用を再開する予定です。
これにより従来から行ってきた農業用水・工業用水の供給等への地域協力に努めるとともに、再生可能エネルギーとして電力の安定供給に貢献してまいります。 - ダムの連絡橋につきましては、上下流の道路橋の開通状況を考慮し復旧作業に着手する予定ですので、引き続き徐行運転で十分気を付けてご通行下さい（緊急車両、許可車両のみ通行可）。
- 現在、ダムゲート操作用予備電源装置をより高い場所に移設する対策など、発電所および周辺の復旧作業を進めているところです。復旧作業が完了し次第、水車・発電機の各種試験や点検を実施し、今年の春頃には発電運用を再開する予定です。
当社は、今後も流域の皆さまの安全・安心のために必要な対応や改善を継続してまいります。
以上
添付書類
【資料1】 瀬戸石ダム 堆砂排除実施状況（PDF：457KB）