2026年
プレスリリース
当社石炭火力発電所にて国内初となる資源作物「エリアンサス」の混焼試験を実施しました
~国内栽培バイオマス燃料によるカーボンニュートラルに向けた新たな取り組み~
2026年3月10日
電源開発株式会社
電源開発株式会社(以下「Jパワー」、本社:東京都中央区、代表取締役社長 社長執行役員:菅野 等)は、Jパワーの石炭火力発電所において、遊休農地を活用して栽培した草本(そうほん)系エネルギー作物※1のエリアンサスの混焼試験を実施しました。エリアンサスを既存の石炭火力発電所において混焼する試験は、国内で初めての取り組みです※2。
- 草本系エネルギー作物: 草のように柔らかい茎を持つ植物を草本植物と呼び、バイオマス発電の原料として利用されることから、草本系エネルギー作物とされています。成長が早く、短期間で収穫出来、土地条件を選ばず栽培できるものも多いことが特長です。
- 公開情報に基づく当社調べ。
Jパワーは、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みの一つとして、バイオマス燃料の利用および開発に取り組んでおり、熊本県和水町(なごみまち)の遊休農地を活用してエリアンサスの試験栽培やJパワー若松研究所(福岡県北九州市)において燃料化に関する研究を行っています。
エリアンサスはイネ科多年生作物であり、干ばつに強く、低肥料・低労力で栽培でき、木質バイオマスの約2倍(年産30t/ha)の高い生産量を持つことが特長で、関東以南での栽培に適した作物です。また、国内においては2006年から農研機構※3において各種エネルギー作物のスクリーニングおよび試験栽培が実施され、最終的に選定された作物の一つです。
※3 農研機構: 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構。熊本県合志市に九州沖縄農業研究センターがあります。
本研究では、エリアンサスの栽培から収穫、輸送を含めた、バイオマス燃料としての利用の検討を進めています。今回は、その一環として、Jパワーの火力発電所にて、ペレット加工したエリアンサスと石炭との混焼試験を実施しました。
今回の試験結果を踏まえ、エリアンサスのバイオマス燃料利用の実用化に向けて研究を進めていきます。
Jパワーグループは、J-POWER "BLUE MISSION 2050"で掲げたカーボンニュートラルの実現に向け、石炭火力の低炭素化に努めて参ります。
1. エリアンサス栽培風景
エリアンサス栽培風景2. エリアンサス
エリアンサスチップ
エリアンサスペレット3. エリアンサス栽培地 位置図
以上
