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お知らせ
瀬戸石ダム・発電所の状況について(2021年5月付)
2021年5月28日
電源開発株式会社
当社瀬戸石ダム・発電所(熊本県葦北郡芦北町・同球磨郡球磨村)の、球磨川流域の安全・安心に向けた取り組み状況、復旧作業状況等についてお知らせいたします。
- 流域の安全・安心に向けた取り組み状況
- 下流警報の改善
下流警報設備の復旧作業および吹鳴試験は、計画通り出水期前の5月に完了いたしました。今回実施済の機器の嵩上げ対策のほか、設置場所の見直しを含む更なる改善について進めてまいります。
出水期に入る6月からは、134m3/秒(最大発電使用水量相当)を超える出水時にはサイレン吹鳴およびアナウンス放送によるダム放流量(今年度はダム地点の流量)のお知らせを再開いたします。引き続き、テレホンサービス・ケーブルテレビ・ツイッターでもダム放流量を確認できますので、ご利用ください。【資料1】 - 瀬戸石調整池の堆積土砂
河川から搬出した土砂を、八代海のアサリ漁場の覆砂材として約8,000m3提供し有効活用しました。【資料2】
なお、調整池堆積土砂の状況を把握するための調査を実施する予定です。 - 瀬戸石ダムの安全性
これまでも変位測量等の結果からダムの安全性に問題はないことを確認しておりますが、今回の調査結果でも特に変化は認められていません。今後も調査・確認を継続してまいります。【資料3】 - ダムの運用改善・操作体制の強化
発電再開後は、一定規模の出水が予想された場合に、これまでよりも更にダム水位を低下させ、空き容量を拡大できるよう、ダム周辺設備の改造を完了しました。
また、令和2年7月豪雨以上の出水が発生した場合にも適正に対応できるよう、発電再開時期を目途に通知・通報を含むダム操作体制および操作設備の強化・改善ならびに改造を進めております。
- 下流警報の改善
- 瀬戸石ダム・発電所の復旧作業状況等
- 発電設備については、引き続き復旧作業を実施しております。
- 瀬戸石ダムに係る機能は復旧しましたが、本出水期も引き続きダムゲートのフルオープンの状態が続きます。降雨時の河川流量の増加には十分ご注意願います。
- ダムの連絡橋につきましては、引き続き徐行運転で十分気を付けてご通行下さい。(緊急車両、許可車両のみ通行可)
当社は、今後も流域の皆さまの安全・安心のために必要な対応や改善を継続しながら、早期の発電再開を目指してまいります。
以上
添付書類
【資料1】 瀬戸石ダム 球磨川増水時のお知らせ(PDF:388KB)