プレスリリース

2023年

プレスリリース

令和5年度「先進的CCS事業の実施に係る調査」の候補案件への選定について

2023年6月13日
電源開発株式会社
ENEOS株式会社
JX石油開発株式会社

電源開発株式会社(代表取締役社長 社長執行役員:渡部 肇史、以下「Jパワー」)、ENEOS株式会社(代表取締役社長 社長執行役員:齊藤 猛、以下「ENEOS」)およびJX石油開発株式会社(代表取締役社長 社長執行役員:中原 俊也)は、3社共同で提案した案件が、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(理事長:髙原 一郎)より令和5年度「先進的CCS※1事業の実施に係る調査」(以下「本調査」)の候補として選定されましたので、お知らせいたします。

本調査は、2030年度またはそれ以前のCO2貯留開始を想定した先進的CCS事業の実施に係る調査として、CO2分離回収・輸送・貯留に関する設計作業および貯留層評価等を行うものです。
3社は、西日本地域でJパワーの火力発電所、ENEOSの製油所から排出されるCO2を分離回収・輸送・貯留するCCS事業を2030年度までに開始することを目指し、検討を進めております。2023年2月には「西日本カーボン貯留調査株式会社」を設立※2し、CO2貯留候補地選定のための探査・評価などの事業化に向けた準備を推進しています。
本調査の正式採択後、3社は、これまでの事業実現可能性の検討結果※3などを踏まえて、分離回収・輸送・貯留に関する設備の最適化によるコストダウン検討、具体的な設計作業を通したプロジェクトの計画精度向上、貯留層評価等を行ってまいります。

3社は、本調査を通して国内で初めての本格的なCCSバリューチェーン※4を2030年度に実装開始することで、エネルギーの安定供給を果たしつつ、わが国の温室効果ガス排出削減目標の達成への貢献を目指します(2022年5月10日お知らせ済み※5)。

  1. Carbon dioxide Capture and Storage(CO2の回収・貯留)の略
  2. 2023年1月26日公表「国内CCS貯留事業調査に向けた合弁会社設立の決定について」
  3. 2022年5月20日公表「「令和4年度 国内のCO2排出源調査ならびに国内の特定地域を対象としたCO2回収および輸送に関する調査」の受託について」
  4. CO2の分離・回収、輸送、圧入・貯留からなるバリューチェーン
  5. 2022年5月10日公表「エネルギー供給のカーボンニュートラルに向けた共同取り組みについて」

<本調査におけるCCS事業計画概要>

排出源 西日本地域のJパワー火力発電所、ENEOS製油所
輸送方式 船舶及びパイプライン
貯留候補地 九州北部沖~西部沖(海域帯水層)
貯留量 300万トン/年

以上

添付書類

本文(PDF:155KB)

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