プレスリリース

2019年

プレスリリース

鬼首地熱発電所 設備更新計画の工事開始について

2019年4月1日
電源開発株式会社

当社は宮城県大崎市に所在する鬼首地熱発電所の設備更新工事を開始します。当発電所は、1975年に営業運転を開始し、以来40年以上の間、電力の安定供給に貢献してきましたが、長きにわたる運転の結果、設備の経年劣化が著しいものとなりました。一方で、この長期の運転実績及び最新知見により、地下には今後も長期にわたり利用できる豊富な地熱資源が賦存していることを確認しており、設備を更新して引き続き発電を行う計画です。

環境影響評価手続きについては、2018年11月15日の評価書縦覧終了をもって完了し(※)、引き続き諸準備を行ってきました。今後は、2023年4月の運転開始を目指し、環境保全に十分配慮のうえ安全を最優先に工事を進めて参ります。

(※)本計画は、NEDO環境アセスメント調査早期実証事業に採択され、地熱発電所の環境アセスメント手続期間短縮化に資する前倒環境調査を実施しました。

当社は、昨年7月に再生可能エネルギー本部を設置し、水力・風力などを含めた再生可能エネルギーの取り組みを強化しています。地熱発電については、天候に左右されず年間を通じて安定した電気を供給することが可能な純国産の再生可能エネルギーであり、わが国における電力の安定供給と地球温暖化対策に貢献すべく、地熱発電所の開発を引き続き推進して参ります。

<設備更新後の鬼首地熱発電所の概要>

名称 鬼首地熱発電所
所在地 宮城県大崎市鳴子温泉鬼首字荒雄岳2-2他
原動機の種類 汽力(地熱)
出力 14,900kW
運転開始時期 2023年4月(予定)

(※)更新前設備の運転は2017年4月に終了し、撤去工事を実施済。

以上

添付書類

本文(PDF:312KB)

鬼首地熱発電所位置図および完成予想図(PDF:265KB)

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