朝
- 朝もや観察
- 【行動化へのディスカッション】
昼
- ディスカッションの発表
- エコ×エネ宣言
- 解散
大学生向け 水力編@奥只見ツアー レポート
3日目の朝も、希望者を対象に朝もや観察を行いました。前日は早起きできずに参加できなかった人たちも加わり、静かな奥只見の朝を楽しみます。
前日からの雨の影響で、森には幻想的な朝もやが広がっていました。さらに、この日は雨が降った時しか現れない小さな滝の姿も見ることができました。参加者は足を止めて眺めたり、写真を撮ったりしながら、自然が見せてくれる特別な景色を満喫していました。



3日間の学びを踏まえ、最後は「理想とするエネルギーと環境が共生する社会」について考えるグループディスカッションに向けた準備を行いました。
参加者は、ツアーを通じて興味を持ったことや、さらに理解を深めたいテーマをそれぞれ書き出します。「環境教育」「再生可能エネルギー」「生物多様性」「地域との共生」「人々の意識変容」など、さまざまなキーワードが挙げられました。
その後、同じ関心を持つ人や、「その考え方は面白そう」と感じた人のもとへ集まり、ディスカッショングループを作ります。自分と似た問題意識を持つ仲間だけでなく、異なる視点や考え方に触れることで、新たな気づきが生まれる場面も見られました。
参加者は互いの関心や問題意識を共有しながら、グループで討議。どのような「エネルギーと環境が共生する社会」が描かれるのか、期待が高まります。








いよいよ、グループディスカッションの成果を発表する時間です。参加者は「理想とするエネルギーと環境が共生する社会」をテーマに、それぞれのグループで考えたアイデアや将来像を発表しました。
発表に向けた議論の時間は限られていたため、「もっと話し合いたかった」という声も聞かれましたが、各グループとも短時間で意見をまとめ上げ、自分たちの考えを堂々と発表していました。
発表では、エネルギーの安定供給と環境保全の両立、人々の意識変容や環境教育の重要性、多様なエネルギー源を活用した持続可能な社会のあり方など、さまざまな視点から理想の社会像が提案されました。どのグループの発表にも、3日間の体験や対話を通じて得た学びや気づきが反映されていました。
また、発表後には参加者同士で質問や意見交換も行われ、自分たちとは異なる考え方やアプローチに触れる機会となりました。限られた時間の中でも、参加者一人ひとりが真剣に考え、それぞれの言葉で未来の姿を描く姿が印象的でした。






参加者は、ツアーを通じて得た学びや気づきを振り返りながら、「これから自分が取り組みたいこと」や「実践してみたい行動」をブナの葉の形をしたカードに書き込みました。
宣言の内容は、「環境について学び続ける」「自分の専門分野から環境問題に関わる」「身近な人に学んだことを伝える」などさまざま。それぞれが自分なりの一歩を考え、言葉にしていきます。
書き上げた葉っぱは、一人ずつ発表しながら大きなダムの台紙へ貼り付けました。ブナの森に囲まれた奥只見ダムが少しずつ完成していく様子は、参加者一人ひとりの行動が未来につながっていくことを象徴しているようでした。
3日間で得た気づきや学びをその場限りで終わらせるのではなく、これからの行動へとつなげていくための「宣言」。参加者それぞれの思いが詰まった、学生編のフィナーレにふさわしい時間となりました。






楽しかった3日間も、いよいよ終わりの時間です。参加者は名残惜しそうにしながらも、たくさんの思い出と学びを胸に緑の学園を後にしました。
帰りのバスでは、疲れも感じさせないほど参加者同士の会話が弾み、プログラムの感想を語り合ったり、連絡先を交換したりと、別れを前に交流を楽しむ様子が見られました。
途中で立ち寄った「深雪の里」では、お土産選びや買い物を満喫。家族や友人へのお土産を探したり、奥只見ならではの商品を手に取ったりしながら、旅の最後のひとときを楽しみました。
そして、浦佐駅で解散。初めて出会った参加者同士でしたが、3日間を共に過ごしたことで生まれたつながりは大きく、「また会おう!」という声があちこちで聞かれました。
奥只見での体験や出会い、そしてそれぞれが掲げた「エコ×エネ宣言」。このツアーでの学びが、参加者一人ひとりのこれからの行動につながっていくことを願いながら、「エコ×エネ体験ツアー 水力学生編2026」は幕を閉じました。


奥只見の豊かな自然や水力発電の現場を実際に見て、体験することで、自然の恵みが電気となり、私たちの暮らしを支えていることを実感して頂けたと思います。
今回のツアーを通じて、普段使っている電気について、少し違った視点から考えるきっかけとなり、エネルギーや環境の未来について考えるとき、奥只見での経験がそのヒントの一つになればうれしく思います。