大学生向け 水力編@奥只見ツアー レポート

エコ×エネ体験ツアー 水力編@奥只見学生ツアー 2026年ツアーレポート

▼ ツアーレポート

スケジュール内容(2日目)

朝
  • 朝もや観察
  • 森の体験プログラム(葉っぱじゃんけん、一筆入魂他)
  • まとめのワークショップ〜森と水力発電の繋がりに気づく実験〜
昼
  • 奥只見の歴史を知る/尾瀬三郎劇場
  • ラビットの【環境教育概論】
  • ドクターの【行動化の取り組みに向けたヒント】
  • 2日間の振り返り
夜
  • 夜の観察会/交流会

朝もや観察

緑の学園は豊かな森に囲まれており、天候の条件がそろうと幻想的な朝もやを見ることができます。朝5時からの観察会は自由参加でしたが、さっそく数名の参加者が早起きして集合。静かな森に広がる朝もやを眺めながら、奥只見ならではの朝の風景を楽しみました。

観察会の後は、もうひと眠りする人や朝風呂を楽しむ人、散策をする人など、それぞれ思い思いの時間を過ごします。朝食前のひとときは、都会ではなかなか味わえない、ゆったりとした時間となりました。

アーチャー
アーチャー:
朝もやを見ることで自然の雄大さをより強く感じ、奥只見ならではの食事も自然や人に感謝する大切さを学びました

森の体験プログラム(葉っぱじゃんけん、一筆入魂他)

朝食を食べた後は、いよいよブナの森へ出発です。小学校の修学旅行以来の森歩きという参加者も多く、あいにくの雨にもかかわらず期待は高まります。

まずは、森で見つけたお気に入りの葉っぱを使う「葉っぱじゃんけん」に挑戦。お気に入りの葉っぱを集めて、お題に合う葉っぱを出し合うじゃんけんで、楽しみながら森への理解を深めていきます。

森に入る準備が整ったら、班ごとに分かれて散策へ。木肌に触れたり、木の実や動植物を探したりしながら、ガイドの説明を聞いてブナの森の魅力を学びました。雨に濡れた森は一段と緑が鮮やかで、普段なかなか味わえない自然の豊かさを感じることができました。

散策の後は、森で感じたことを一文字で表現する「一筆入魂」に挑戦。創作漢字も大歓迎ということで、参加者それぞれが森での発見や感動を思い思いの文字に込めて発表しました。同じ森を歩いても感じ方はさまざまで、一人ひとりの個性が光る時間となりました。

ますもっち
ますもっち:
一番楽しみにしていたプログラムでした。自然豊かな環境の中で過ごし、澄んだ空気を感じることができました。
ひとで:
キープスタッフのガイドのおかげで、見逃してしまうようなことも目を向けて新たな気付きを得ることができました
ひとで
しょうか
しょうか:
葉っぱじゃんけんを通して自然に興味をもつきっかけになりました
ほくしん:
雄大なブナの森で食べた、山ブドウが美味しかったです。
ほくしん

まとめのワークショップ
〜森と水力発電の繋がりに気づく実験〜

森での体験を終えた後は、お待ちかねのドクターによる実験タイムです。前日に見学した奥只見ダム・発電所と、午前中に歩いたブナの森がどのようにつながっているのかを、実験を通して考えました。

一見すると別々の存在に思える「森」と「水力発電」ですが、実験を通じてその関係性が少しずつ明らかに。参加者からは驚きの声も上がり、奥只見の豊かな自然とエネルギーが深く結びついていることへの理解を深めました。

また、実験では選ばれた参加者が助手として大活躍。会場を盛り上げながら、学びの多いワークショップとなりました。森での体験と発電所見学で得た気づきがつながり、2日間の学びを振り返る時間となりました。

じょにー
じょにー:
葉っぱの力ってすげー!
しゃか:
面白さ、分かりやすさ、楽しさを兼ね備えた素晴らしい実験で、衝撃を受けました。
しゃか

奥只見の歴史を知る/尾瀬三郎劇場

緑の学園に戻った後は、お昼ご飯を食べてから奥只見の歴史について学びます。お待ちかねの「尾瀬三郎劇場」の開演です。ドクター劇団の団員たちが尾瀬三郎の物語を熱演。時には笑いを誘い、時には胸を打つ展開に、会場は大いに盛り上がりました。演じる側も観る側も物語の世界に引き込まれ、奥只見の歴史や文化を楽しく学ぶことができました。

劇が終わる頃には、参加者も劇団員もすっかり物語に感情移入し、笑顔と拍手に包まれながら幕を閉じました。

やっすー:
一生忘れない迫真の演技でした!久しぶりに腹がちぎれるほど笑いました!
やっすー

ラビットの【環境教育概論】

尾瀬三郎劇場の後は、ラビットによる「環境教育概論」です。「環境問題」と聞くと難しいテーマに感じますが、講義では“体験すること”の大切さを軸に、分かりやすくお話しいただきました。

ラビットは、環境教育とは自然について知識を学ぶだけではなく、「自分と自然」「自分と他者」「自分自身」との関係を見つめ直す機会でもあると説明しました。また、今回のツアーでのダム見学や森での体験も、そうした気づきを得るための大切な学びの一つであることを教えてくれました。

参加者は講義を通じて、環境やエネルギーの問題を自分ごととして捉えることの重要性や、多様な価値観を持つ人と対話することの大切さについて理解を深めました。これまでのプログラムを振り返りながら、自分たちにできることは何かを考える時間となりました。

さゆ:
インタープリテーションの考え方が幅広い視野を持つためのきっかけになりました
さゆ
たいよう
たいよう:
1つのことだけに注力してしまいがちだが、関心領域を広げる大切さを知ることができました

ドクターの【行動化の取り組みに向けたヒント】

ドクターによる講義では、インドネシアで高倉式コンポストの普及に取り組んだ経験をもとに、「気づき」や「学び」を実際の行動につなげることの大切さについてお話しいただきました。

講義では、エネルギー問題と環境問題が互いに深く関係していることや、複雑な社会課題を考える際には一つの視点だけでなく、多面的に物事を捉えることが重要であることを学びました。また、予期しない出会いや発見を新たな可能性につなげる「セレンディピティ」の考え方についても紹介され、参加者は興味深そうに耳を傾けていました。

ドクター自身の経験談を交えた講義は、これまでのプログラムで得た気づきを振り返るとともに、それぞれが今後どのような行動を起こしていくのかを考えるきっかけとなりました。

ありさ:
自分の専門にしか興味がなかったが、他の分野の課題について考えることの重要性が分かりました
ありさ
たかちゃん
たかちゃん:
チャンスを掴むために国や行政と連携していたドクターの行動力に感嘆しました

講義の振り返り

プログラムを振り返る時間では、「えんたくん」を使った対話を実施しました。それぞれがラビットとドクターの講義で印象に残ったことや心に残った言葉をキーワードで書き込み、順番に共有していきます。

対話のルールは「短く話す」「よく聞く」「記録する」の3つ。参加者はそれぞれの気づきを互いに語りあいながら、共感したり違いを感じたりしてさらに学びを深めました。

しょうせい:
えんたくんを使ったディスカッションは、他の人の思考の過程が見えて面白かったです
しょうせい

夜の観察会/交流会

本来予定していた夜の観察会は、あいにくの雨のため中止に。そこで予定を変更し、交流会を少し早めにスタートしました。

交流会では、参加者同士やスタッフとの会話が各所で盛り上がりました。中でも注目を集めていたのは、虫に詳しいキープ協会の古岩氏(キャンプネーム:もっちゃん)によるミニ自然観察会です。緑の学園周辺で捕まえた昆虫を披露しながら、その生態や特徴について分かりやすく解説してくれました。参加者は実際に虫を観察しながら、日中の森の体験とはまた違った視点で自然への理解を深めていました。

また、前日に人気だった「ドクター相談室」に加え、この日はJ-POWERの林氏(キャンプネーム:なっしー)による「女子トーク」も大盛況。大学生活や進路、将来のことなど、さまざまな話題で会話が弾み、時間が経つのも忘れるほどでした。

天候には恵まれませんでしたが、その分、参加者同士やスタッフとの交流をたっぷり楽しむことができた夜となりました。雨の日ならではの、思い出に残るひとときでした。

もえか:
交流会では、自由に学生同士やドクターとお話することができて面白かったです
もえか
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