朝
- 行動化へのディスカッション
昼
- 全体共有
- エコ×エネ宣言
- JR浦佐駅西口 解散
大学生向け 水力編@奥只見ツアー レポート


今回のエコ×エネ体験ツアーも最終日を迎えました。3日目のプログラムや2日目のドクターの講義で習った「行動化」を今後も実践していくために、意識を行動に変えるためのディスカッションから始まりました。
まずはエコ×エネというテーマにどんな視点でアプローチするかを「エコ×エネ×〇〇」というフォーマットで考えをまとめ、参加者同士で共有しました。
その後は各自4〜5名のグループを組み、グループとしてのエコ×エネ宣言のためのディスカッションを行っていきました。エコ×エネ宣言の要点は以下の2つです。
①エコ×エネ社会とは具体的にどんな社会?どんな未来にしたい?
②直近3年間で自分たちが取り組むこと
ここからは全5班の発表内容をご紹介します!


理系学生が集まったこの班は、「消費電力を0近くにする」という未来を設定。理想の未来の実現に向けて、それぞれが自身の研究分野に触れながら具体的な行動を考えていました。社会の意識を変えていく活動はもちろん、専門性を生かして技術を開発するという方向性も示していたのはこの班ならではの特色で、各々の強みが綺麗に掛け合わさったアイデアだと感じました。
さらに、周りの仲間を巻き込んだ寸劇方式の発表という工夫も見られ、みんなを楽しませながらインパクトを与えた発表でした。


様々な関心があるメンバーが集まったこの班は何か一つの具体的な未来に焦点を当てるのではなく、様々な関心・思いが噛み合う未来を作りたいという考えに至ったようです。班の中には実際に環境教育に取り組んでいるメンバーや、ボランティア活動を行っているメンバーもいました。
そこで、それぞれの活動に結び付けた行動や、学んでいることに繋げた行動を“歯車”と捉え、同じ目標(ベクトル)の実現に向けて、その“歯車”を噛み合わせながら機能させていくことが重要だと説明。“歯車”という概念に着目していたのがこの班独自の視点で、オリジナリティ溢れる興味深い発表でした。


国際関係に興味をもった人が多く集まったこの班では、2日目に聞いたドクターの話が
印象に残ったこともあり、具体的にインドネシアを例に挙げ、自分たちにどんなことができるのかを発表しました。
「まずは実際に現地に行くことが何より大切ではないか」という意見も出て、五感で体験し学び続ける姿勢の重要性を改め実感しました。また、地域の特性に合わせた支援や開発を行うことの大切さも強調していて、示唆に富んだ発表でした。


「環境保全と経済成長の両立を目指す取り組み」を意味する【環境経済圏】というキーワードをもとに考えていたこの班では、一見繋がりが見える「食」や「宗教」などに関心を持つメンバーが集まりました。そして、共通のキーワードを軸に据えて経済的な観点からも考えてみることで、上手く意見をまとめ上げていました。 中には、【環境経済圏】の実現に向けて起業を目指すと強く語るメンバーや、アプリの開発に意欲を見せるメンバーもおり、それぞれの強みを最大限に生かした印象的な発表でした。


この班はイギリスの政治学者ブライスが提唱した【民主主義の学校】という概念を用いて発表を行いました。地方自治においては、誰もが「先生」にも「生徒」にもなれるような関係性が築かれることが理想であり、そのためには、私たち一人ひとりが当事者意識を持って生活することが大切です。
具体的な行動提案については、各メンバーの関心や将来の進路を反映した内容となっていました。また、まとめ方には絵を効果的に取り入れる工夫も見られ、視覚的なアプローチによって聞く人の理解をより深めていた点も勉強になりました。

プログラムの最後に各々の行動化に向けたエコ×エネ宣言を、みんなの前で発表しました。 このエコ×エネツアーを通して個人が感じたことを「宣言」として言葉に表すことで、このツアーの締めとなるプログラムとなりました。
エコ×エネ体験ツアーと称して本ツアーを行っていますが、実はエネルギーとエコは相反します。エネルギーを得ようとすると、どうしても自然に負荷をかけてしまうので、両立が難しいんですね。だからこそエコ×エネに関心を持って、知識だけではなく実体験をもとに、将来のエネルギー問題を考えて行って欲しいです。エネルギー問題は「こうあるべき」ではなく「どうやるのか」の具体的な部分が重要になっていきます。思うだけではなくて自分からアクションを起こすことの大切さを、しっかりと学びとっていただければ幸いです。

私は木育研究所というところで木を題材にした環境教育を行っています。その研究所の先輩にエコ×エネツアーは環境教育について知る良い機会だとおすすめされ、「環境教育のやり方には木育以外にどんなことがあるのかということを知りたい」と思い、このツアーへの参加を決めました。
ツアーを振り返ってみると個人的には、ペロブスカイト太陽電池という技術にすごく驚きましたね。色々な考えの帰結がどうしても教育に飛んでしまうところはあるのですが、一番印象に残った言葉がラビットの「環境教育=関係教育」という言葉です。「関係」という言葉には、人と人とのつながりだけでなく、人と自然、自然とエネルギーといったあらゆるものの相互作用が含まれていると思います。すべてが関わり合っているからこそ、「関係教育」という言葉は本質を突いているなって。
だからこそ、多面的な視点を持って生活していきたいと思いました。そして、ドクターの言うようにただ思っているだけでなく、行動に移すこと、環境教育をもっと発信していくことに今後は取り組んでいきたいと思っています。