大学生向け 水力編@奥只見ツアー レポート

エコ×エネ体験ツアー 水力編@奥只見学生ツアー 2024年ツアーレポート

▼ ツアーレポート

スケジュール内容(3日目)

  • 朝さんぽ
  • 行動化へのディスカッション
  • 全体共有 各班発表+質疑応答
  • エコ×エネ宣言
  • JR 浦佐駅西口解散

朝さんぽ

早朝の清々しい空気の中、エコパークを散策!早朝の清々しい空気の中、エコパークを散策!早朝の清々しい空気の中、エコパークを散策!
早朝の清々しい空気の中、エコパークを散策!

自然の中での朝さんぽ!リフレッシュにもなりました。ダム建設後に希少生物の保護や植生の維持を目的として生まれた「エコパーク」について、実際に現地に訪れながらできた経緯などの話を聞きました。現在エコパークにあるトンボ池は陸地化が進んでおり、ドクターは「そのまま自然に任せるのか、池を整備するのか、解決策に正解はない」と話しました。

みんなで葉っぱの飛行機飛ばし!みんなで葉っぱの飛行機飛ばし!
みんなで葉っぱの飛行機飛ばし!

すすきの葉っぱを使った自然の遊び!このように楽しみながらも、少しずつ最終日である実感と共に寂しさが湧いてきました…それほど、この時点で学生同士の仲が深まっていたと思います!

行動化へのディスカッション

関心のあるテーマごとにグループを組み、それぞれの個性を感じながら真剣に討議!関心のあるテーマごとにグループを組み、それぞれの個性を感じながら真剣に討議!関心のあるテーマごとにグループを組み、それぞれの個性を感じながら真剣に討議!関心のあるテーマごとにグループを組み、それぞれの個性を感じながら真剣に討議!関心のあるテーマごとにグループを組み、それぞれの個性を感じながら真剣に討議!
関心のあるテーマごとにグループを組み、それぞれの個性を感じながら真剣に討議!

最後のグループ討議では、エコ×エネ×〇〇の目指す社会の実現に向けて、「将来のビジョンから逆算し目標を決めて、今から自分達が出来る具体的なアクション(どう働きかける?どこで?誰が?)」について討議し、発表します! 自分と目指す社会像が近い人、または話をしてみたい人を1体1で対話しながら自分たちでグループを作ります。グループ分けの過程では、同じテーマでも違う視点の考え方を知ることができるだけでなく、自分の考えを再認識できる大きな機会となりました。

この討議時間のメインは発表資料の作成ではなく、ディスカッション! 将来のビジョンや目標、当面の具体的なアクションについて多様な意見を持つ学生同士が時間いっぱい話し合い、次第にグループの意見がまとまっていきました。

グループ発表

2時間半の討議の末、いよいよ発表の時間になりました
2時間半の討議の末、いよいよ発表の時間になりました

ディスカッションでは、①目指す社会(○年後の未来にどういう社会になって欲しい?)と②目指す社会に向けたアクション(そのために今からの3年間で自分たちが取り組むことは?)についてグループごとに発表をしました。
ここでは、各グループの、発表内容について簡潔に紹介します!

1.エコ×エネ×街づくり(ゆっこ・ゆうか・ハリー・ぶらぺ)

エコ×エネ×街づくりエコ×エネ×街づくり
  1. 日常に自然がある環境
  2. みんなに体験を通じて活動に賛同してもらう・グリーンビルディングの利点を広める・一人一人の活動

30年後に企業(CSR)へのアプローチ、70年後に100%再生エネルギー・70%がクリーンビルディングと設定しました。この30年はワンジェネレーション、企業の意識も変わる期間だと考えたものです。
メンバーの1人は、今回のツアーで自然に囲まれたことで、住むところにも緑があれば良いなと感じたと話しました。そして「”街づくり”は時間がかかるけれど、実現不可能ではない」と話し、全体が感心するようすがありました!

2.同志と自己を磨く 環境教育の一歩先へ(しゅう・ずー・まお・いぶちゃん・えりか・あっしー・ぐっち・よしき)

同志と自己を磨く 環境教育の一歩先へ同志と自己を磨く 環境教育の一歩先へ
  1. カーボンニュートラルの実現(そこまでの過程でエネルギーミックスを実現)
  2. 学生団体を立ち上げる

学生団体の活動内容には、企業との連携(CSR)、OB・OG会の結成、運営、環境に関わる幅広い分野の最先端の講演会を行うということが一例として挙がりました。
カーボンニュートラルを実現するために、自分たちはさらに知識を得ること・専門性が一定以上必要になることに気づき、自分たち(環境問題やエネルギー問題に興味のある学生)が学習する場所づくりとして、学生団体を立ち上げることを提示しました。アクションが”自分たちが学習すること”になっていたのは、この班の独自の視点だったと感じました!

3.エコ×エネ×持続的な教育(ちはる・そうた・くるみ・だんだん・とっきー・さやぼー)

エコ×エネ×持続的な教育エコ×エネ×持続的な教育
  1. 20年後の未来 今の子供がエコ×エネの精神の下 幸せな生活をしている社会
  2. 0才から18才までの各成長段階で必要になる教育サイクル作り

0才には、エコ×エネ=かっこいいというイメージを持たせ、エコ×エネに関心を持ってもらうとしました。アンパンマンなどを例に挙げてユニークながら具体的な教育法を成長段階ごとに提案しました。その後の中・高等教育にかけても環境教育を行うことで18歳までには環境に対する職業選択の意識を持てるようにする。そして社会人となり、サイクルを回す側の立場になるというサイクルを模造紙に綺麗にまとめました!

4.エコ×エネ×地域(れお・みみ・めいたむ・けい・さら・ぷーさん)

エコ×エネ×地域エコ×エネ×地域
  1. 4年後に大学生が地元のエネルギーと自然環境に関心を持つ
  2. スタディーツアーやフィールドワークを実施・地域の祭りと連携

今回のツアーで都会へ電力を供給していることなど”地方の強み”を感じ、エコ×エネと”地方創生”を組み合わせ、地元にフォーカスを当てていました。
具体的なアクションとして、地元のお祭りの際にエコ×エネスタンプラリーを企画・自治体に承諾をもらうことを挙げました。実際に自治体と連携し、町おこしに取り組んだ経験を生かし、ビジョンを具体化させていました。さらに寸劇を取り入れ、みんなの注目を集めることを狙うという発表方法の工夫がありました!

5.最初の入り口づくり〜教育から〜(さよ・める・だいご・あおり・みっち)

最初の入り口づくり〜教育から〜最初の入り口づくり〜教育から〜最初の入り口づくり〜教育から〜
  1. 私たちだけが実践家ではなく、みんなが実践家 親⇄子
  2. 持続可能な考えを教育によって広げる.教育のグレードを上げる

<気づく→やってみる→何で?を引き出す→〇〇年後、実践家になる>というサイクルを作ることを提案。親が子供に与える教育の重要性を提示し、感じたことから気づかせてあげることが特に重要であることを発表しました。
これまでの3日間が楽しかったことから、環境教育でありながら"体験して楽しいと感じられる"ようなアプローチをとることに繋げました。寸劇を取り入れ、楽しさを表現する発表方法にも工夫がありました!

エコ×エネ宣言

この三日間で水資源の重要性や発展の難しさを身にしみて感じました。今すぐできる事としては、行動化も大事だけど、日々の些細な行動を見直すことも大事だと思えました。
自分の中で今年1年は”チャレンジ精神”を掲げているんです!
今回のツアーを通して、エコ×エネをよく知らない子供たちに向けたエコ×エネの絵本を作りたいと思いました。
人と人を繋げる絵本を作りたいと思います!

シゲさんからのメッセージ

シゲさんからのメッセージ

私たちはエネルギーと環境の共生を目指して専門性の異なる協働パートナーとともにエコ×エネ体験プロジェクトに取り組んでいます。大学生向けのツアーでは、エネルギーや環境問題に関心を持ち、課題解決に向けて行動できる人が増えることを願っています。全国から多様な専攻の学生が集い、体験や講義を通じて知識や自分なりの気づきを得て、スタッフや参加者同士の対話を通じて学び合うことで、社会課題の解決、持続可能な社会の実現に向けた行動化のきっかけになればと考えています。
今回のツアーは特に、初日から学生たちが積極的にコミュニケーションをしていてとても良い雰囲気で進んだのではないかと感じています。交流会ではスタッフも含めた全員が交ざりながら楽しそうに語り合っていました。
初日の夕食後の自己紹介は1時間と十分な時間がありましたが、それぞれの話が興味深くて聞き入ってしまいました。それぞれ異なるバックグラウンドや思いを持って参加していて初日から楽しみでしたが、どんどん雰囲気が良くなっている様子を見られて嬉しい限りです。
最終日のグループ討議と、発表・質疑応答は、二日間の体験と講義を踏まえた集大成で、学生同士が刺激し合える、個人的にも楽しみなプログラムです。最後のエコ×エネ宣言まで盛り沢山で充実したツアーとなっています。

次回のツアーでも、全国の個性豊かな学生の方と奥只見でお会いできることを楽しみにしています。たくさんのご応募をお待ちしています。

  • ツアー2日目はこちら