エコ×エネ・カフェ

エコ×エネ・カフェ 2021年のレポート

第38回 「STOP 地球温暖化!脱炭素社会は世界を救うか~火力発電現場の最前線から~」
第38回 「STOP 地球温暖化!脱炭素社会は世界を救うか~火力発電現場の最前線から~」
日程 2021年11月30日(火) 19:00~21:00
参加者 31名
ゲスト 電源開発(株)
火力エネルギー部開発室
戦略タスク 部長補佐 相曽健司氏

具体的(専門的)内容が多く、エネルギー業界にいる私にとっては終始大変おもしろい内容になりました。

日本の電力事情上は今後も石炭火力は必要だと考えている。そういった中で、全廃というある意味極端な思考に走るのではなく、着実に石炭火力を使用してもCO2排出量を抑える方向に研究をし、実用化を目指しているのはすごいと思いました。

大崎クールジェンのプロジェクト内容について詳しくお話を伺うことができたので、もっと知りたいという気持ちになりました。

大崎上島サイクリングで大崎クールジェンさんの前を走ったのが2014年で、まさにそのときに第一段階に取り組まれていたわけですが(その時点ではまったく何のことかわからずただ通過しただけですが)、それから8年の間にかくも様々な取り組みをなさり成果を得ておられたこと、さらには2050年の将来に向けて一層の取り組みをされており、その具体的な内容を伺うことができて大変勉強になりました。専門用語や化学のことなどは難しかったですが、本や雑誌の活字だけならお手上げのところ、解説してくださったので、難しいながらも今後の勉強のための基礎として役立つ知識の概略は得ることができたと思います。

大崎クールジェンが最先端の活動をしていること。特に二酸化炭素の再利用は革新的だと感じます。

様々な意見を持つ方がいらっしゃること。IGCCというか石炭利用の継続には、CCUSが必須であること。

実証実験中ですが、2050年というタイムスパンを考えると、追いつくのかなーーー???ということが「発見」です。

大崎クールジェンの技術を海外に広めるに当たって、既存の火力発電所を改修・改造によって実現出来るかどうかが、世界普及の鍵かもと思いました。

グループセッションにより他の参加者とコミュニケーションができて、それぞれの立場からの感想や意見などが聞けたこと。

脱炭素化だけでなくマイナスエミッションまでも目標としておられると知り感慨深かったです。友人知人にもさりげなく発信していかねばとの使命感を抱きました。

様々な世代の人が参加しているので、質問の内容が興味深かった。

第37回 「地方移住は令和の時代を生き抜くチカラを育む!!~地方創生から見るこれからの暮らしや働き方~」
第37回 「地方移住は令和の時代を生き抜くチカラを育む!!~地方創生から見るこれからの暮らしや働き方~」
日程 2021年9月29日(水) 19:00~21:00
参加者 25名
ゲスト (株)花山サンゼット代表 阿部幹司氏、
栗原市地域おこし協力隊 櫻庭伸也氏

地域で過ごしていく上での厳しい面とプラス面両方想像して自分にとって豊かさを考えるきっかけを頂きました。

お二方が、宮城県の栗原市で地域を盛り上げているお話を聞くことが出来て良かったと感じました。幅広い世代に受け入れられることをしているのが理解できました。なかなか誰も知らないような土地に行くことは勇気がいることだと思いますが、果敢に挑戦する姿を見て見習いたいと思いました。

地方移住はすごく大変だ、と実際に地方移住した方がおっしゃっていたこと。

櫻庭さんのお話を聞かせていただいて、週三回はお金を稼ぐための仕事をされ、残りはスローライフに向けた行動をされている点が自分の手で人生を切り開かれていると感じました。都会のオフィスで働くことだけが人生ではないと再認識しました。

人が生きるには環境問わず、溶け込む勇気と工夫が必要と感じています。

移住の実際(の一端)を知ることができました。協力隊の知人がいますが、地域によって状況も異なることを感じました。

若い参加者の方々が地方創成・地域づくりに興味を持っていること。

自分から離れた存在だと感じていた、地方移住・自給自足の暮らしを身近に感じられるようになった。

コロナ前は、仕事の場と居住の場がほぼイコールの関係だった。ところが、コロナでリモートが普及し、仕事の場と居住の場が必ずしも一致しなくなった。居住の場と教育の場も、一致しなくて良くなった。私の懸念していた地方居住のハードルが、一つ克服されたと感じた。

自分にとっての豊かさは何かを考えるきっかけをいただきました。

第36回 コロナ禍で日本は「脱炭素化」をどう進めていくのか?~「コミュニケーション」「働き方」「SDGs」を切り口に考え、語り尽くす~
第36回 コロナ禍で日本は「脱炭素化」をどう進めていくのか?~「コミュニケーション」「働き方」「SDGs」を切り口に考え、語り尽くす~
日程 2021年2月10日(水)19時00分~21時00分
参加者 48名
ゲスト 川嶋直氏(日本環境教育フォーラム理事長)
森雅浩氏(Be-Nature School代表)
藤木勇光(J-POWER広報部専任部長)

脱炭素の難しい目標に対して、できるかな?ではなくて、やらねばならない!というお話が印象的でした。あと、人間は強制的な環境になると、知恵と工夫をする、というのも印象的でしたね。

CO2を埋める技術があることを初めて知りました。「真ん中の人が置いてきぼりになっている」のはまさしくそうだと思います。久々に環境の議論をしましたが、ついていけなくてびっくりしました。忙しいとどうしても環境の話題から遠ざかっているなと感じました。

エコフィリアに対しNHKのメディアとしての役割は果たしているということを聞いて、我々も自分の役割を意識して行動する覚悟が必要であるということを改めて感じた。

"環境教育”についての普及状況や教え方についての問題が印象に残りました。特に押しつけの教育でなく受け手側が自分事として捉えてもらうために様々なことをされている実例を学ばせていただき参考になりました。

「脱炭素」というキーワードだったが、今世の中に起きている色んな問題を解決することは、「合わせ技」が大事ということ。「強制力」で変わらざるを得ないし、人は変われる力や工夫する力がある。でも、それならば本当は「自発的」にも変われるはずということ。

カーボンニュートラルを達成するためには、技術・社会・意識の変革が必要とのことだったが、社会の変革が一番難しいのではないか。個人個人の意識の変革が、社会の変革につながるような道筋が描ければよいと思う。

コロナとエネルギーは似ている。ブラックボックスではなく、具体的に説明されると理解できる、協力できる。

みんな全く同じ意見ではなく、登壇者同士で疑問や反対の意見を交えており、トークセッションは聞いていて気持ちがよかったです。

脱炭素社会の実現に向けた取り組みと私たちの暮らしの間には、結構、隔たりがあることを再認識した

「脱炭素」というキーワードだったが、今世の中に起きている色んな問題と結びついているんだなということも感じた。やっぱりこれまでの価値観を一人ずつが変えていかないといけないと思った。そのためにも、色んな問題を知ること+問題意識を共有して色んな人と話すことが大事だと思った。

環境について、自分たちを高め合う仲間だけでなく、相反する利益などの立場の人とも対話できる場を作ることが大切であると思います。

多様な情報にアクセスできる中で、単純に情報をうのみにするわけではなく、自分で噛み砕いて考える力を育てる教育を子どもたちに伝えることが大切。探究型の教育が当てはまるかなと感じました。

身近なところから、電力、発電について感じる場を増やし、少しずつ意識変革を促すことが大事だと思った。
具体的な例:PHVやEV車に乗っていて坂道を降りた時に充電されている様子をはっきり見える化するデザイン など

今回は電力会社主催にもかかわらず、CCSの問題などを取り上げられていて、それに関して電力会社の方が答えられていたのでとても面白かったです

藤木さんに感謝の気持ちが尽きません。こんな機会を与えてくださりありがとうございます!これが最後ではないと思っております。今後ともよろしくお願い申し上げます