サステナビリティ

気候変動問題への対応

J-POWER “BLUE MISSION 2050”

概要

J-POWERグループでは、気候変動問題への取り組みを加速するべく、 J-POWER “BLUE MISSION 2050” を策定しています。「CO2フリー電源の拡大」「CO2フリー水素の製造・供給・発電」「電力ネットワークの安定化・増強」を3つの柱としてカーボンニュートラルと水素社会実現に着実に取り組んでいます。

J-POWERはこれまで水力、火力、風力、地熱による発電および送変電事業に取り組んできました。ミッション達成のために、これまで当社が長年培った総合的な技術力とバランスの取れたポートフォリオをさらに発展させ、多方面からアプローチしていきます。

J-POWER “ BLUE MISSION 2050” 3本の柱

プライオリティ

実行にあたっては、加速性とアップサイクルをプライオリティとして実行していきます。

加速性

これまでJ-POWERグループが全国展開してきた再生可能エネルギー拡大をさらに加速します。また、CO2フリー水素発電などによる調整力の提供と電力ネットワーク増強への貢献により、日本全体の再生可能エネルギー拡大も後押しします。

アップサイクル

既に保有する経営資源に新技術を適用することで、高付加価値なものに再構築するなど、創造的価値変換(アップサイクル)を行います。既存の発電設備や施設などに最新の技術を適用することで、早期にかつ経済合理性をもって、環境負荷の低減を実現します。

目標とロードマップ

2050年に向けて発電事業のカーボンニュートラルの実現に段階的に挑んでいきます。そのマイルストーンとして、CO2排出量を2013年度比で2025年度920 万t、2030年46%削減を掲げています。

国内発電事業からのCO2削減目標

2025年度目標 2013年度比 920万t削減
2030年度目標 2013年度比 46%(2,250万t)削減

国内発電事業からのCO2排出量の推移

ロードマップ

CO2削減貢献量 (クリックして拡大する)
  • 1 2017-2019年度3ヵ年平均実績比では、2025年度目標:700万t削減、2030年目標:44%(2,030万t)削減
  • 2 電力ネットワークの増強はJ-POWER送変電の取り組み

なぜトランジション戦略が必要か

カーボンニュートラルの移行手段やそのスピードは、各国の事情や産業部門によって異なります。イノベーションやその実装にも、多くの時間と研究開発が必要です。
すべての国・産業が一足飛びにカーボンニュートラルへ移行することは困難です。特に、社会・経済活動の基盤となる電力は、供給面、価格面の安定性を保ちながら脱炭素に移行する必要があります。加えて、大規模発電所の休廃止は地域経済や雇用にも大きな変化をもたらすため、ステークホルダーとの協議を経て決定していく必要があります。
J-POWER “BLUE MISSION 2050” は、再生可能エネルギー、火力電源、電力ネットワークが持つ日本独自の課題を段階的に克服しながら、電力安定供給の維持とカーボンニュートラルへの移行を両立するトランジション戦略です。

詳しくは統合報告書で紹介しています

カーボンニュートラルへの移行ステップ

カーボンニュートラルへの移行ステップ

  • すべての国や産業が一足飛びにカーボンニュートラルへ移行することは困難
  • 各電源の課題を解決しながら、カーボンニュートラルに段階的に移行していく

取り組み状況

J-POWER "BLUE MISSION 2050"に基づく取り組み内容は以下で紹介しています。

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