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お知らせ

瀬戸石ダム・発電所の状況について(2023年5月)

2023年5月31日
電源開発株式会社

瀬戸石ダム・発電所(熊本県葦北郡芦北町・同球磨郡球磨村)について、流域の安全・安心に向けた取り組み状況をお知らせいたします。

  1. 出水時における情報の周知・提供について 【資料 1】
    出水期※1を迎えるにあたり、瀬戸石ダムに関する情報について、引き続き様々な手段により周知・提供してまいります。
    なお、当社がお知らせする放流量等の情報はダム地点のものであり、避難等については行政から提供される情報等をもとにご判断ください。

    ※1 梅雨や台風による大雨で河川が増水しやすい期間で、球磨川では、6月11日から9月20日までが出水期間とされています。


  2. 下流警報設備の改善 【資料 2】
    「令和2年7月豪雨」で被災した下流警報設備について、翌年の出水期前(2021年5月末)までに復旧し、その際、可能な範囲で装置の取付位置を高くする対策を行いました。
    なお、「令和2年7月豪雨」と同規模の出水が発生した場合には、一部の警報設備は浸水するおそれが残っているため、より高い場所にそれらを順次移設することとし、そのための用地手配を進めています。

  3. 瀬戸石調整池の堆積土砂排除等 【資料 3】
    2022年度は約9万m3の堆積土砂排除等を行いました。排除した土砂は、国や県の公共事業に提供する等有効活用への協力も適宜行っており、約5万m3を活用しました。最新の調査による堆積土砂量は、2012年度のピーク時から約5割減少しております。
    今後も土砂排除や出水時の通砂/排砂運用により堆積土砂の低減に努めてまいります。
    なお、当社ホームページにて、「通砂/排砂運用情報」等が確認できます。

  4. 瀬戸石ダムの安全性 【資料 4】
    今年3月に実施した変位測量等の結果において、特に変化は認められず、ダムの安全性に問題はないことをあらためて確認しております。今後も調査・確認を継続してまいります。

  5. 瀬戸石ダム 事前放流による治水への協力 【資料 5】
    2020年5月に河川管理者、ダム管理者および関係利水者との間で締結した「球磨川水系治水協定」に基づき、大きな出水が予想された場合に事前放流を実施しております。
    2022年の出水期から、設備改造により更にダム水位を低下させることが可能となり、事前放流により確保する目標の容量を、約570万m3から約680万m3へと増やしております。大きな出水となった昨年9月の台風14号においても、事前放流により容量の確保に努めました。
    今後も事前放流を確実に実施し、治水への協力に努めてまいります。

  6. 瀬戸石ダムの連絡橋の通行
    瀬戸石ダムの連絡橋は、周辺地域の生活に欠かせないことから、地元の方など許可車両等のみ通行可能※2としております。

    ※2 許可車両・緊急車両を除き、一般の方の通行はご遠慮いただいております。瀬戸石ダムの連絡橋の補修は、上下流の道路・橋の復旧状況を踏まえ、2024年度から開始する予定です。


当社は、今後も流域の皆さまの安全・安心のために必要な対応や改善を継続しながら、発電所の安全運転に万全を期してまいります。

以上

添付書類

【資料1】 瀬戸石ダム 球磨川増水時のお知らせ(PDF:421KB)

【資料2】 瀬戸石ダム 下流警報設備の改善(PDF:1.73MB)

【資料3】 瀬戸石ダム 堆積土砂排除実績(PDF:987KB)

【資料4】 瀬戸石ダム ダムの変位測量(PDF:666KB)

【資料5】 瀬戸石ダム 事前放流による治水への協力(PDF:539KB)

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