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山本 亮

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大規模な工事で多くの経験を積めるのが魅力

山本 亮

火力建設部 竹原火力新1号機建設所 建築グループ(当時)
都市イノベーション学府 建築都市文化専攻
2014年修了

現在の仕事内容について

竹原火力発電所の、主要な建築を担う。

現在、竹原火力新1号機のタービン棟をメインに、新1号機関連の諸建物の設計、工事発注・監理に携わっています。タービンとは発電所の中でも発電を行う中枢であり、特殊な設備です。建物内に据え付けられる配管も入り組んでおり、ミリ単位の精度が要求されます。さらにタービン棟内部に設置される各種機器の基礎形状が頻繁に変更されるほか、工事が進むにつれて判明する不具合などがあるため、工期を守りながら柔軟に対応していかなければなりません。状況に合わせて変化する現場において、機転を利かせたり、適切な判断を行ったり、支障となる事項に前もって対策を立てるなど、社内の関連部門、施工業者、メーカー、消防などの行政といった様々な関係者と綿密な連携を図りながら仕事に取り組んでいます。
※2020年6月に、竹原火力発電所新1号機は運転を開始しました。

J-POWERで働く理由
J-POWERで働く理由

環境に優しく、
途上国の発展に貢献したい。

学生時代に自然環境と調和したまちづくりや、高効率の空調設備を用いた都市インフラ整備などの研究に取り組んでおり、持続可能でエコな社会づくりを仕事にしたいと考えていました。就職活動中に見学した磯子火力発電所が世界最高水準の高効率な石炭火力発電所であることを知り、こうした高い技術を持つJ-POWERで働けば、環境負荷を低減しつつ、電力需要がこれから増えていく国の発展を支えることができるのではないかと考え、かつグローバルに働く自分を思い描くことができたので、入社を決めました。

所属する組織のミッション

高品質な発電所建設をスケジュール通りに実施。

今回の新1号機のように発電所を設備更新するプロジェクトでは、建築の他に、土木、機械、電気、計装など、社内の様々な部門が協力し合って工事を進めていくことになります。発電所の建設工事の流れは、土木工事と建築工事から工程がスタートするため、後続の機械・電気・計装工事が困らないようスケジュール通りに工事を進め、現場を引き渡すことが重要となります。時には設備の仕様変更やトラブルが起こったり、2〜3棟の建物の設計や工事監理を同時に受け持ったりすることもありますが、工事現場の施工状況を日々確認し、工程管理と建物の品質管理を着実に行いつつ、施工業者が安全でスムーズに工事を進めていけるように、社内調整などを行うことが、私たちのグループのミッションとなります。

印象に残っている仕事
印象に残っている仕事

イレギュラーな出来事は
成長の糧になる。

これまでは規模の大きい建物の一部の設計や、設計を引き継いで工事監理を担当することが主な仕事でした。しかし先日、電気室という建物の設計から工事発注、工事監理まで、一連の流れを主担当として一人で行いました。建物の規模は200m²程度と大きくなかったのですが、重機が入りにくい狭い現場で、さらに追い打ちをかけるように50㎝大の石が地表5m下に多数分布していることが判明し、杭が打てないというトラブルがありました。最初は工期に間に合わないと途方にくれましたが、施工業者の方からいくつかの工法を提案いただき、私の方でもいろいろ調べた末に一番適切だと思われる方法を採用。直径1.5mの金属製の筒を地面に挿入し障害となる石を取り除くという方法で無事に乗り切ることができ、今後につながるいい経験となりました。
また、この建物の外壁の色は、発電所と調和するように私が提案した色となっています。フォトモンタージュを作って、所長を説得し、OKをいただけた時は嬉しかったです。

私のパワーの源は 水泳
私のパワーの源

毎週水曜日は仕事を早く切り上げて、2〜3kmほど泳ぐことを習慣としています。文字通り、日々の仕事の疲れを洗い流すという感覚です。特に仕事で考えることが多く、頭の中が整理できない時ほど、泳ぐことで頭がすっきりして、リフレッシュにもなっています。

オフタイムの過ごし方
オフタイムの過ごし方

瀬戸内海でトライアスロン。

幼少の頃から水泳をやっており、大学院時代にはトライアスロンを始めました。発電所のある竹原市は瀬戸内海に面して、海も綺麗なのでとても気持ちがいいですね。また、先日は同期を誘ってトライアスロンの大会に出場しました。得意のスイムでは私がリードしていたのですが、バイクで距離を縮められ、ランの最後の1kmで抜かれました。悔しかったです(笑)。

専攻がいきていること、
入社するまで知らなかったいいところ

環境測定の知識をフル活用。

大学院時代は省エネな建物・都市計画などの研究をしていたので、温度・気温・気流を測定分析して、建物をどのように作るかといった知見は、発電所内部の環境測定を実施する際に大いに役立っています。また、私がその分野で研究していたことから、その経験を頼りにしていただく場合もあります。例えば、水力発電所では結露で設備が壊れやすいという課題があったのですが、まずはその原因を突き止めるために測定分析をし、導き出された数値から空調対策を講じることで解決することができました。学んできたことを活かせたのはやはり嬉しかったですね。

Career Step

  • 2014 年
    土木建築部 建築技術室
    竹原火力新1号機の諸建物の設計、既設建物の耐震診断・補強設計
  • 2016 年
    火力建設部 竹原火力新1号機建設所 建築グループ(当時)
    竹原火力新1号機の諸建物の工事監理

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