特定規模電気事業者(PPS)向け電気供給事業への参入について
平成15年3月10日
三井造船株式会社
電源開発株式会社
三井造船株式会社(社長:元山登雄、以下「三井造船」)と電源開発株式会社(社長:中垣喜彦、以下「J−POWER」)が出資する市原パワー株式会社(社長:島田寛治、以下「市原パワー」)は、特定規模電気事業者(PPS)である新日本製鐵株式会社と電力受給契約を3月1日付けで締結し、PPS向け電気供給事業へ参入することになりました。

市原パワーは、三井造船千葉事業所(千葉県市原市)内に、出力10万kW級のガスタービン・コンバインド・サイクル火力発電所を建設し運営することを目的として、三井造船とJ−POWERの共同出資で平成14年12月に設立した会社です。
市原パワーは、来週3月17日より発電所の建設工事に着手し、平成16年10月より営業運転を開始する予定です。

三井造船は、ガスタービン、蒸気タービン及びディーゼル発電設備の豊富な建設実績と国内外での発電所運営経験を踏まえ、同社では国内初のPPS向け電気供給事業に参入することにより、同社が推進しているLSS(ライフサイクル・ソリューション・サービス)事業の一環として、発電所の保守運営に積極的に取り組んで行きたいと考えています。

J−POWERは、長年に亘り一般電気事業者への卸電気事業で培ってきた経験を最大限活用してPPS向け電気供給事業に初めて取り組むものであり、新たな事業分野として積極的に推進していきたいと考えています。
1.市原パワーの概要
名 称 市原パワー株式会社(英文名:Ichihara Power Co.,Ltd.)
代表者 島田寛治(J-POWER執行役員新事業部長)
本店所在地 千葉県市原市八幡海岸通1番地(三井造船千葉事業所内)
設立年月日 平成14年12月16日
資本金 4億9千万円(出資比率:三井造船40%、J-POWER60%)
業務内容 電気供給事業
2.発電所の概要
地 点 千葉県市原市八幡海岸通1番地(三井造船千葉事業所内)
タイプ ガスタービン・コンバインド・サイクル
出 力 107,700kW
燃 料 天然ガス
販売先 新日本製鐵株式会社と15年間の電力受給契約(PPA)締結
建 設 三井造船へ発注
メンテナンス 三井造船へ委託
総事業費(予定) 約100億円
工 程 平成15年3月 工事着工/平成16年10月 営業運転開始(予定)
以上
Page Top
CLOSE