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フルMOX炉心の特性
ウラン炉心でも炉心全体でプルトニウムが燃焼しています

原子炉にウラン燃料を入れて運転すると、ウラン235が徐々に燃焼していくとともに、ウラン238からプルトニウムが生成し燃焼するようになります。

通常使われているウラン燃料も、炉心に入れるとすぐにいわばMOX燃料となるわけです。

炉心特性へのプルトニウム影響と設備上の設計対応

プルトニウムはウランに比べて中性子を吸収しやすいことから、MOX炉心は、ウラン炉心に比べて相対的に制御材(ほう酸水、制御棒)に吸収される中性子が少なくなり、制御材の中性子吸収効果が低下する傾向があります。また、MOX炉心では異常発生時の圧力上昇が大きくなる傾向があります。

フルMOX-ABWRは、これらの特性を勘案し、設備上の設計対応として「ほう酸水注入系容量を増加する」ほか、設計余裕を増すために「一部の制御棒(ボロンカーバイド型)の中性子吸収効果を高め」、また「主蒸気逃がし安全弁の容量を増加」し、ウラン炉心同様、十分な安全性を確保します。