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地道で丁寧な対応の積み重ねにより、行政や地域からの理解へつなげる

藤重 凌

J-POWER’S STAFF MEMBER

藤重 凌

水力発電部 西日本支店 用地グループ兼地域広報グループ

法学部 地球環境法学科

2021年卒業

現在の仕事内容について

ダムの社有地管理や行政対応のほか広報冊子作成も。

私が所属する用地グループは、主に紀伊半島の水力発電事業に関する用地業務を扱っています。北山川水系などのダム群(池原ダム・七色ダム・小森ダム・坂本ダム・クチスボダム)における流域行政の対応、社有地の管理(借地契約管理など)が主な仕事です。公共物である川の水を利用する権利「水利権」の申請書の取りまとめ、一般の方の土地に係る工事を行う場合の手続きなど、行政対応や地域対応をチームで分担して行っています。また、地域広報グループでは四国・九州地区を含む西日本支店管内の水力発電設備や通信設備を紹介するパンフレットをつくっています。各現場で、当社設備の位置や内容について社外の方へ説明するときに使うもので、必要な情報やデータをわかりやすく見せるだけでなく、「豆知識」も入れて身近に感じてもらう工夫もこらして作成しています。

藤重 凌

J-POWERで働く理由

電力の仕事に就き奮闘する父の背中を見て同じ業界を選択。

父が電力関係の仕事に就いていて、昔から電気にまつわる話を聞いていたので、私にとって電気は身近な存在でした。そんな中で電力に関わる仕事を志望したきっかけは、2011年の東日本大震災後の父の仕事ぶりや仕事に対する姿勢を見て、思いに触れたことです。発災後は原子力発電に対する世論が厳しくなりましたが、電力安定供給の重要性などについて意見を交わす中で、社会的使命を父の仕事ぶりから強く感じ、同じ業界に携わりたいと感じました。
電力関係の仕事先を訪問する中でJ-POWERに絞った理由は二つあります。一つは国内の電力会社の中で最初に世界に打って出るなど、常に挑戦している企業の姿勢に感銘を受けたから。もう一つは社員の皆さんが真摯に仕事に取り組んでいる印象を受けたからです。その印象は入社後も変わらず、挑戦&真摯な姿勢が企業風土として根付いていることを実感しています。

所属する組織のミッション

流域行政や住民の方の理解を深め、地域発展に貢献。

水力発電事業を円滑に進めるためには、流域行政や住民の方々の当社事業への理解促進が必須で、流域の皆さまとの共生を常に頭に置いています。また、各設備の借地契約の更改、工事を行う際の地権者の方への補償などの手続きも行い、住民や関係者の皆さまの理解を得るために尽力しています。地域広報グループでは、地域の方々との交流を通して事業内容などを伝えていくことで地域社会の一員として信頼してもらい、さらには地域の発展に貢献することを目指しています。

藤重 凌

印象に残っている仕事

住民や行政の要望を受けて数kmに及ぶ樹木を伐採。

私はまだ入社2年目ですが、1年目から現在も継続して行っている伐採に係る業務は印象深いものです。ダム貯水池沿いの国道に沿った当社の社有地に樹木が生い茂っており、地元の方から「見通しが悪いから、伐採してほしい」という声が寄せられました。それを受けて地元行政から伐採の依頼があり、先輩社員と私で対応しました。貯水池沿いの社有地のため、伐採すべき区間は数kmにも及びます。行政の担当者の立ち会いの下、真冬の寒さの中を先輩と現地電力所の方も含め「ここが見えにくい」と、1カ所ずつ確認していきました。大変な作業でしたが、こうした事柄に丁寧に対応することで発電事業への理解も深まるはずです。私の仕事がその積み重ねの一つになっていると手ごたえを感じられる仕事でした。

私のパワーの源

挑戦

高校まで弓道を続けており、私の大学にも弓道部はありましたが、体育会系ということもあって、日本に興味を持ってやってきた短期留学生や気軽に始めたいと思う学生にとっては少し敷居が高いと感じました。そこで思い切って自分で弓道サークルを立ち上げ、外国人留学生の参加も募り、気軽に武道に触れ合え、かつ武道を通じて文化交流ができる場をつくりました。部員集めは大変でしたが世界各地からの留学生も含め、40人ほどの部員で活動しました。留学生が帰国するとき「弓道を通してさまざまな経験ができた。ありがとう」と言われ、感極まって目頭が熱くなりました。実は私は変化が苦手で保守的な面もありますが、こうした経験から「挑戦は成長につながり、人としての魅力も上がる」と身をもって学びました。業務の中でもプライベートでも、困難な場面に突き当たっても挑戦する気持ちを忘れずに向き合っていきます!

藤重 凌

オフタイムの過ごし方

仕事帰りにふらりと京都散策を楽しむことも。

広島県出身ですが、現在は人生初の関西暮らしとなり大阪の寮に入っています。社会人になるまでは大阪や京都に足を運ぶ機会が少なかったので、関西地区の観光地巡りやイベント参加は楽しみの一つ。特に京都の寺院や石畳などの街並みにひかれるので、よく足を運びます。コロナ禍の中で中止になっていたお祭りも多いのですが、今年は3年ぶりに祇園祭が開催されました。五山の送り火は平日に実施され、仕事帰りに見に行ったのですが、「仕事終わりに五山の送り火を見られるって、すごいことだな」と、ぜいたくな気分を味わいました。

専攻がいきていること、入社するまで知らなかったいいところ

入社後も研修などの制度が手厚いことに驚きました。多くの会社では新入社員研修を行っていると思いますが、J-POWERでは2年目研修も開催され、その後の研修も手厚いと先輩から伺ってます。会社の収益の仕組みなどの講義のほか、外部講師を招いてビジネスマナー、経済の読み解き方など、2年目にふさわしく多岐にわたる興味深い内容でした。その際に、全国の各事業所に配属された同期と再会し、各同期と業務内容について意見交換ができたのは刺激的でした。また、私たちの代はコロナ禍の影響で新入社員研修恒例の当社設備の見学ができなかったのですが、2年目になった時点で見学の場を改めて設けてもらえました。社員の気持ちに寄り添った対応を受けるたびに、会社の期待にしっかり応えていきたいという思いを強めています。

CAREER STEP

藤重 凌
2021

立地・環境部・立地室

発電設備等の立地・用地に関する業務

2021

水力発電部 西日本支店 用地グループ

水力発電所及び通信設備に係る用地業務

2022

水力発電部 西日本支店 用地グループ 兼 水力発電部 西日本支店 地域広報グループ

西日本支店管内に係る広報業務

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