エコ×エネ体験ツアー 水力編@奥只見小学生親子ツアー 2019年ツアーレポート
水力編@奥只見小学生親子ツアー2日目
朝のお散歩
晴れ間が出たとはいえ小雨のまじる曇りだった昨日と変わらず、なかなかお天気のすぐれない朝となりましたが、雨など気にせず散歩を楽しみます。水の恵みを感じながら、昨夜は暗くて見られなかった植物や虫の居場所を確認したり、都会ではなかなか体験する機会のない草笛やこだまに挑戦しました。



遊覧船「ファンタジア号」に乗船
朝の新鮮な空気を満喫した後は、朝食を食べ、宿舎をチェックアウト。真っ白で優美な遊覧船ファンタジア号に乗って大きな奥只見ダムを移動し、銀山平へ向かいます。

「ファンタジア号」

ビンゴゲームで盛り上がります。

森の体験プログラム
ファンタジア号に別れを告げて、銀山平の森の中へ。「尾瀬三郎」の銅像の前の広場で自然を使った遊びを体験します。





気になる葉っぱが親子でこんなに違う!この葉っぱいい匂い!など、いろいろな発見を楽しんだ後は、ブナの森へ向かいます。滑りやすい足元に気を付けつつ、朽木や木の実、葉に残る雨のしずくを観察しながら進んでいきます。


雨のしずくを集めた葉っぱの小舟をそっと流します。

ブナの森では、「ブナと過ごす時間」として親子二人でお気に入りのブナの木を探し、ひと時の休息にその根元をお借りします。土と木と葉と水を全身で感じながら静かに過ごす贅沢な時間です。この辺りは雪が多く、積雪に耐えようとして少し根元が曲がっているのが特徴のブナの木たち。寄りかかるのにちょうど良さそうです。



まとめのワークショップ
~森と水力発電所のつながりを学ぶ楽しい実験~
ブナの森から銀山平キャンプ場の屋内施設に移動して行ったのは、名物!ドクターの爆笑実験教室です。前日のダムと発電所見学から、ブナの森での体験へのつながりをわかりやすく解き明かします。
実験教室は大成功に終わりました!実体験から学ぶことで理解が深まります。どうしても雨が降らないときはどうする?というドクターの質問に「雨乞い」と笑って答える子どもたち。答えは正解でした!雨乞いダンスとフレミングダンスで水の大切さ、電気の法則を体で覚えます。



ふりかえり
~二日間の体験をふりかえる~
お昼ご飯を食べた後は、ドクター演出、お父さんお母さん出演による舞台、尾瀬三郎物語です。即興とは思えない名演技ぶりに子どもたちは大爆笑!

尾瀬三郎の悲恋物語を情感たっぷりに演じてくれました。

食後のお楽しみの後はこの二日間をふりかえりながら、それぞれの思い出をブナの木のカードに書いてみます。ブナの木へのメッセージ、楽しかったこと、エネルギーと自然、環境について考えたこと…それぞれの思いが込められたカードは、1枚のタペストリーに集められブナの森が完成しました。


奥只見ダムの周りにブナの木のカードが増えていきます。

カードは思い出に持ち帰りました。

楽しかった「エコ×エネ体験ツアー奥只見編2019」無事終了いたしました。皆さんのおかげで、雨の中でこその発見もある2日間となりました。体験からエネルギーと自然のことを学び、どんどん吸収していく親子の姿に、スタッフ一同感謝の気持ちでいっぱいです。来年も、奥只見で皆さんの笑顔をお待ちしています!!

- ダムを2つも見ることができて、欲しかったダムカードももらうことができてとても嬉しかったです。綺麗な遊覧船に乗ったことも楽しかったです。(お子様)
- 印象に残ったのは、ブナ林のなかで木々のささやきを聞きながら、リラックスしたことです。やさしい木もれびとフカフカの土、新鮮なおいしい緑の空気が気持ちよかったです!ドクターの森の青空実験教室もわかりやすくて楽しかったです。また、奥只見ダムで葉がまい上がるのが面白いなと思いました!!(お子様)
- 沢山のプロの方からお話を伺うことができるとても貴重な体験となりました。ありがとうございました。あまり緑をしらない子供が、秘境といわれる奥只見の自然に触れてとても活き活きとしていて嬉しかったです。帰りの新幹線ですぐに「また森に行きたい!」と言っております。今後もネイチャーウォークや自然環境、限りある資源を大切にするようなワークショップやツアーに参加したり勉強したいと思います。(親御様)
- 親は脇役と思っていたのに最後のワークショップは親が前に出て何かすることが多く、久々に子供に戻ったというか、緊張やら恥ずかしいやら、わくわくやらで楽しかったです。あまり知らない人たちと接するのは得意ではなかったのですが、少し自信がついたというか、まだまだ楽しめる事がいっぱいあるなと楽しみが増えました。(親御様)
- 特に素晴らしいと思ったのはドクターの実験です。子ども達への興味をひかせるのがとても上手ですし、説明も分かりやすく楽しく学べました。フレミングの法則も、子供にとっては初めての言葉もあり、理解がむずかしいと思いましたが、あのドクターの歌と踊りの印象が強く、次の日にも3本の指をひろげて「これが電流・・・」などと息子がつぶやいていたのでびっくりしました。(親御様)



プログラムアドバイザーによるコメント
エコ×エネ体験プロジェクトでは、環境教育や企業の社会貢献活動に詳しい社外有識者にプログラムアドバザーとして参加していただいています。

公益社団法人日本環境教育フォーラム鴨川 光
自然と人間生活のつながりを見つめる