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発電所の安全は自分たちの手で守り抜く

菅原 達也

J-POWER’S STAFF MEMBER

菅原 達也

火力エネルギー部付J-POWERジェネレーションサービス株式会社出向

経済学部 経済経営学科

2020年卒業

現在の仕事内容について

防災訓練を計画・運営し、事故やトラブルを未然に防ぐ。

私が働く磯子火力発電所は、横浜市という大都市に位置する発電所として、環境負荷低減と発電効率向上を世界最高水準で両立したコンパクトな都市型石炭火力発電所です。その中で私は発電所で実施する防災訓練の計画・運営と、発電所の運転に伴って排出される産業廃棄物の処理を主に担当しています。発電所運営においては、事故をいかに防ぐかも大切ですが、実際に起きたときに迅速かつ適切にどう対処するかも非常に大切です。防災訓練は所員全員が参加するものから運転員チームのみの小さなものまで、大小さまざまな規模で年に10回ほど実施します。環境や社会の状況なども踏まえて実施するため、前例を参考にしながら訓練内容のシナリオを考えることから始めます。設備に関する知識が必要なことも多く、技術系社員の方と連携をとりながら進めていますが、まだまだ知らないことも多く想定していたシナリオを変更しなければならないこともしばしばあります。例えば「軽油タンクで大きな火災が起きて消火活動をする」というシナリオをつくった際には、「タンクが燃えたら消火活動どころか誰も近づけないよ」と指摘され、大幅に変更することになりました。自分で現場を見たり設備を調べたり、さらには技術系社員の方に話を聞きに行くことで、知識を増やしながら日々の業務に役立てています。

菅原 達也

J-POWERで働く理由

生活に不可欠なものに携わり、やりがいを感じる。

大学時代に環境保護に関わるサークルに所属し、地域のゴミ拾いや小学校への出前授業などのボランティアに取り組んでいました。就職活動においても「やりがいを感じられる仕事に就きたい。自分にとってそれは生活に必要不可欠なものに携わる仕事だ」と考え、それをかなえられるJ-POWERに入社を決めました。入社してからは実際に間近で電気がつくられている現場で、事務系社員として発電所の運営に欠かせない仕事に主体的に関わることができ、やりがいを感じます。生活面に関しては、大学まで実家暮らしでしたが、今は社員寮で一人暮らしをしています。初めての一人暮らしで特に食事の面が不安でしたが、寮には食堂があり希望をすれば朝食や夕食も食べられるうえに、職場にある食堂では安くておいしいランチも食べられます。カレーが好きなので、毎週水曜日限定のスペシャルカレーも楽しみの一つです。私の住んでいる社員寮はプライベートな空間が確保されているので、ほかの入居者と適度な距離感で生活でき、寂しさもストレスも感じることなく楽しく過ごせています。

所属する組織のミッション

廃棄物処理や地域対応で発電所運営を支える。

私の所属する業務グループは、直接発電所の運転操作や機器の修繕はしませんが、幅広い業務で発電所を陰で支える縁の下の力持ちのような部署です。発電所の運転に伴い、石炭灰をメインとしたさまざまな産業廃棄物が発生しますが、産業廃棄物の処理が追いつかないと発電所が運転できなくなる可能性もあります。日々、産業廃棄物の量をチェックし、収集運搬および処理業者の方々と密に連絡を取ることで産業廃棄物を円滑に搬出することも発電所の安定運転のために重要な業務です。安全管理、労務厚生や地域対応なども業務グループが責任をもって行う仕事です。例えば、地域で開催される綱引き大会へ参加するなど、地域の方々との交流を通じて信頼関係を築いています。多岐にわたる業務を確実に行い、発電所が安定的に運転できるよう環境を整えることが業務グループの重要な役割です。

菅原 達也

印象に残っている仕事

タイミングよく燃料を調達し、設備トラブルを乗り越える。

磯子火力発電所へ配属となった1年目は、燃料の調達や管理を担当していました。仕事を始めて5カ月ほどたったとき、設備トラブルで燃料の灯油の調達が急きょ必要になりました。灯油は発電所の起動時や設備トラブル以外ではほとんど使用することがないため、発電所に貯蔵しているのは、通常2日分程度です。ところがこのときは、2週間近く使用する灯油が必要な事態になったのです。技術系社員の方々と消費量の予測や調達のタイミングを調整することで、燃料を切らすことなく、対応することができました。大変ではありましたが、入社後すぐに発電所の運転に大きく関わる業務に携われたことは貴重な経験になりました。

私のパワーの源

笑い

関西出身ということもあり「お笑い」が好きで、実際にライブを見に行ったり動画を見ることが趣味の一つです。仕事やプライベートで悩むことがあって気分が落ち込んでいても、会話をして笑うことで気分が晴れやかになります。普段からよく笑うほうなので、「君が出社すると、笑い声が聞こえてくるからすぐわかるよ」と言われたこともあります(笑)。

菅原 達也

オフタイムの過ごし方

あちこちの球場でプロ野球試合観戦。

学生のときから野球が好きで、実際にプレーもしますし、プロ野球の試合観戦にも行っています。関東には球場がたくさんあるので、観戦の楽しみも多く、横浜スタジアムや東京ドームをはじめ、千葉や埼玉の球場などにもよく行っています。会社では本店と磯子火力発電所の共同野球部に所属しており、休日は練習に参加しています。エラーも多いのですが、体を動かすことでリフレッシュでき、体力づくりにもなるので、これからも楽しみながら続けていきたいと思っています。

専攻がいきていること、入社するまで知らなかったいいところ

社員の声に耳を傾け、大切にしてくれる。

働いていて感じるのはJ-POWERは人を大切にしている会社だということ。今は働き方がどんどん多様化していますが、社員それぞれの話に耳を傾け、その人に合った働き方や仕事内容、人財配置や人財育成に力を入れていると感じます。人と人のつながりも強く、そのつながりのおかげで仕事がスムーズに進んでいることも実感します。後輩にも「コネクションづくりを大事にして、いろいろな人脈をつくっておくと、そこから輪が広がって、違う仕事でも役に立つよ」とアドバイスしています。

CAREER STEP

菅原 達也
2020

火力発電部 磯子火力発電所 発電グループ

発電所の燃料・灰処理に関する業務

2020

火力エネルギー部付 J-POWERジェネレーションサービス株式会社出向

発電所の燃料・灰処理や防災・産業廃棄物処理業務

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