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インフラを支えるインフラが私の仕事

平林 大樹

J-POWER’S STAFF MEMBER

平林 大樹

デジタルイノベーション部 ネットワークシステムセンター(当時)

工学研究科 電気電子工学専攻

2014年修了

現在の仕事内容について

全国の発変電所を結ぶ通信網を構築。

デジタルイノベーション部は、情報部門と通信部門が融合した部門です。情報部門ではIoTやAI、ビッグデータの解析など、最新デジタル技術を利活用した既存業務の高度化や効率化の促進や、新ビジネスの創造、サイバーセキュリティの強化などに取り組んでいます。一方、私は通信部門の仕事を主に担当しています。通信部門は、全国にあるJ-POWERの発変電所を結ぶ通信網を構築しており、災害が起きたときにも通信ができるよう信頼性の高い独自の通信回線を所有しています。その高い信頼性を維持するためには、同様に信頼性の高い装置を導入する必要があり、この装置を購入・設置するための技術仕様を定めることや、社内の規程類を管理することが、私の主な業務です。

平林 大樹

J-POWERで働く理由

人々の生活を支える会社で働きたい。

大学では電気電子工学を専攻し、中でも電子回路の設計について研究していました。研究に取り組むうちに、電子回路という小さな媒体から大きな設備を動かしてみたい、そして日本だけでなく世界を舞台に仕事をしてみたいと考えるようになりました。そんな観点で考えると、日本全国に発変電設備を持っていて、かつ海外にも事業展開をしているJ-POWERはまさにぴったりでした。もともと社会の生活基盤を支える会社で働きたいと思っていたことも後押しし、J-POWERを選びました。

所属する組織のミッション

電気というインフラを、通信というインフラで支える。

電力会社における通信部門というのは、一般の皆さまからはまったく見えない部分であり、いわばインフラを支えるインフラだと私は認識しています。発電をしない部署ではあるものの、広い視野で見てみれば、我々が通信回線を止めることなく運用しているからこそ、エネルギーを安定提供できているとも言えます。例えば東日本大震災のときにも、J-POWERは独自の通信回線を持っていたため、混乱の中でも発変電所間で連携を取ることができました。この連携が取れなければ、発変電所の監視や制御ができなくなり、最悪の場合は発変電所の停止に至ることもあります。ですから私のミッションは、「人々の求めるエネルギーを不断に提供する」というJ-POWERの企業理念を、通信の面から支え続けることだと思っています。

平林 大樹

印象に残っている仕事

国際大電力システム会議に参加。

デジタルイノベーション部に異動してすぐ、CIGRE(国際大電力システム会議)にJ-POWERの通信部門の代表として参加し、パリにて英語でのポスター発表とプレゼンテーション、そして技術動向の調査を行いました。海外の電力会社から受けた事例紹介は大きな刺激になり、今後は海外に目を向けた仕事もできるというワクワク感は、今も強く印象に残っています。実際、その経験は現在の仕事にも関わっており、情報通信設備の仕様を国際的に標準化するIEC(国際電気標準会議)TC57という委員会にて国内幹事補佐を務めています。当然、海外の通信事情を知っておく必要があるので、CIGREで様々な国の情報に触れられた経験は、非常に有益でした。

私のパワーの源

頼られること

頼られること、問い合わせを受けることが日々の活力になっています。頼ってくれるということは、私を信じ、期待しているということと同じだと私は思います。問い合わせを受けたら迅速かつ適切に対応し、またさらに信頼を積み重ねることで、「通信については平林に聞けば大丈夫」と言ってもらえるような存在でありたいです。

平林 大樹

オフタイムの過ごし方

旅行でエネルギーチャージ。

旅行が好きなので、まとまった休みができれば国内旅行に出掛けることが多いです。地方に配属されていたときも、休日は必ず、配属先を拠点にいろいろな観光地をドライブして回っていました。先日は出張で初めて沖縄に行ったのですが、そのまま休みを取得してのんびり過ごしてきました。食事もおいしくて、まさに最高の休日です。休みの日が充実していればしているほど、また仕事を頑張ろうと思えます。J-POWERは、仕事は仕事、休みは休みと、メリハリのある働き方ができる会社なので、就職活動中の皆さんもその点は安心していただきたいです(笑)。

専攻がいきていること、入社するまで知らなかったいいところ

コミュニケーション能力が求められる職場。

大学では電子回路の設計を主にしていました。J-POWERのシステムには直接関係ないように見えますが、実は装置の回路図を読む機会が多いため、学んできたことが役立ったと感じる部分もあります。ただ、大学の学びが直結していることは本当に一部で、それ以外は分からないことだらけです。分からないことに直面したときに頭でっかちの独りよがりにならず、質問や相談など、人と積極的にコミュニケーションを取ることの方が、大学で勉強したことをそのまま活かそうとするより、ずっと重要だと感じています。特に情報通信設備については、あらゆる種類の情報を伝送しているため、他部門の方からニーズを聞きながら設計をしていく必要があります。どこの職場でも言えることだとは思いますが、やはり基本的なコミュニケーション能力が求められる仕事だと思います。

CAREER STEP

平林 大樹
2014

水力発電部 中部支店 中部情報通信所

情報通信設備のメンテナンス業務、通信回線停止調整業務

2015

流通システム部 中地域流通システムセンター 情報通信グループ

情報通信設備のメンテナンス業務、通信回線停止調整業務

2016

総務部付 開発電子技術株式会社 出向

情報通信設備のメンテナンス業務、通信回線停止調整業務

2018

流通システム部 情報通信システム室

次世代ネットワークの研究・設計、情報通信設備の技術統括・国際標準化対応

2019

デジタルイノベーション部 ネットワークシステムセンター(当時)

次世代ネットワークの研究・設計、情報通信設備の技術統括・国際標準化対応

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