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交直変換設備で、北海道と本州の電力を繋ぐ

柴田 真衣

J-POWER’S STAFF MEMBER

柴田 真衣

経営企画部付電源開発送変電ネットワーク株式会社出向 函館送変電統括事業所変電グループ

工学部総合工学科

2022年度入社

現在の仕事内容について

全国的に珍しい交直変換設備を長く運用するために、保守メンテナンス作業に携わる

J-POWERの送変電事業を担う電源開発送変電ネットワーク㈱、通称J-POWER送変電は、電気事業法に定める法的分離に対応し、2020年4月に設立された。J-POWER送変電では異なる地域と地域を電力ネットワークで結び、互いに電力を送りあうことのできる「地域間連系設備」を運営しており、私は、函館送変電統括事業所の変電グループとして、北海道と本州(青森県)を結ぶ北本連系設備である、函館変換所の保守・メンテナンスを行っています。北本連系設備は通常の交流では無く直流で電気を送っており、函館変換所は、電気の交流と直流を変換することのできる、日本でも珍しい「交直変換設備」を扱う事業所です。
主な業務としては、変換器などの交直変換設備に関する日常的・定期的な設備点検や、補修・更新等の作業計画作成、管理を担当しています。この設備は、運転開始から40年以上現役で稼働しています。北海道と本州を繋ぐという重要な役割を果たす交直変換設備が、健全な状態でできる限り長く働き続けられるよう、設備の全容を把握した上で、適切な保守管理を行うことが自分の役割です。

柴田 真衣

J-POWERで働く理由

仕事に愛着をもち、社会を根幹から支える

人をサポートすることが好きで、高校時代から、社会を根幹から支えるインフラ業界に携わりたいと思っていました。大学時代にJ-POWERの説明会に参加した際に、国内外問わず事業エリアを幅広く展開している点や、先輩社員から聞いた職場の雰囲気が魅力的だったので、入社を決めました。入社後は、先輩社員が愛着をもって仕事に取り組んでいる姿が印象的で、自分も先輩社員のように仕事へ取り組んでいきたいと思っています。

所属する組織のミッション

北海道・本州相互の電力安定と、再生可能エネルギーの拡大のために電力ネットワークを維持する

北海道と本州を繋ぐ北本連系設備によって、北海道・本州で各々電力が過不足する場合は相互に電気を送ることで、各エリアの電力を安定的に供給することができます。また、北海道は風力発電を筆頭に再生可能エネルギーが盛んな地域なので、余った再生可能エネルギーを本州へ送ることで、再生可能エネルギーを無駄なく使うことにも貢献しています。
北海道の電力系統は、本州と連系する送電線の数が少なく、万が一担当する設備が緊急停止してしまうと、北海道の電力系統全体に甚大な影響を与えかねません。この北海道と本州を結ぶ北本連系設備を安定的に運営すること、そして保守管理することが組織のミッションとなります。重要な設備に携わることは非常に責任が大きく、その点が仕事のやりがいにもつながっています。

柴田 真衣

印象に残っている仕事

限られた時間の中で計画した作業を完了させる

北本連系設備の運転を停止して行った補修作業(以下、停止作業)が印象に残っています。入社1年目は、この停止作業の全体像を学ぶため一連の様子を見学しました。遮断機の更新 作業や触れたことのない機器を目の当たりにしながら先輩社員の話を聞いたことは興味深く有意義な時間でした。2年目になると変圧器に関する補修作業において契約から作業監理までの一連の業務を担当しました。停止作業では、期間の延長が電力系統に影響を及ぼすため、限られた期間の中で計画した作業を確実に実施しなければなりません。責任感や、初めて任されたという緊張感もありましたが、先輩社員の助けを借りつつ予定していた作業を完了したことは今後に生かせる貴重な経験となりました。一方で、自分の準備不足からメーカーの作業を待たせてしまうこともありました。計画通りに作業を実施するための、関係各所との事前調整や作業前準備の重要性を痛感しました。今後さまざまな作業を担当するにあたっての反省点も含め、とても良い経験だったと思います。

私のパワーの源

人

家族や地元の友人と離れての生活は初めての経験で、不安や戸惑いもありました。しかしながら、職場の先輩とのコミュニケーションや、顔見知りのお店や共通の趣味を通じて出会った函館の人との関わりが活力になり、日々の生活を楽しんでいます。

柴田 真衣

オフタイムの過ごし方

隠れた名店をめぐり、のんびり過ごす。

オフタイムには、函館の観光地に隠れている、素敵なお店を見つけては行ってみたり、ぷらぷら近所を散歩したりと、のんびり過ごしています。特に函館にはケーキやパフェといったスイーツの専門店が多く、よく巡ります。また、新幹線が通っていたり、空港もあったりと交通の便もいいので、定期的に帰省したり、反対に家族が函館に来て一緒に観光したりすることもあります。

専攻がいきていること、入社するまで知らなかったいいところ

電気の基礎知識をベースに、自ら勉強を重ねる姿勢が重要。

大学で専攻していた電気分野の基礎知識は、設備の構造を理解する上で役に立っています。しかしながら、仕事を進める中で新たに学ぶことの方が圧倒的に多く、学生時代の専攻はそこまで重要でないと、個人的に思います。どちらかというと、真摯に日々の業務に取り組み、自ら進んで勉強するという姿勢や意欲こそが重要だと感じます。

CAREER STEP

柴田 真衣
2022

経営企画部付電源開発送変電ネットワーク株式会社出向 函館送変電統括事業所変電グループ

交直変換設備の保守管理業務

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