水力編@奥只見 教師ツアー

エコ×エネ体験ツアー水力編@奥只見 教師ツアー 2024年ツアーレポート

▼ ツアーレポート

朝食・チェックアウト

ツアー2日目は、朝食の後、遊覧船に乗って奥只見湖を横断します。遊覧船から見る紅葉とダム湖の眺望は、スッキリと晴れた空と相まって格別です。早起きした甲斐があります。湖上から見るダムも貴重でした。

森の体験プログラム ~奥只見の自然を体感~

船を降りたらグループに分かれ、森の体験プログラムをスタート。ふかふかした地面の山道には学びや発見が満載です。山道の先には頭上高くまで堂々と伸びたブナの原生林。雪の重みで幹が曲がったブナの木に背中を預け、鳥の鳴く声や風の音を五感すべてで感じました。

葉っぱっぱじゃんけん

落ち葉を使った葉っぱっぱじゃんけん。「子どもたちも楽しめると思う」と話す先生自身がとても楽しんでいました。

ドクターの森の実験教室 ~まとめのワークショップ~

参加型の実験を通して、森の保水力について学びます。2日間で体験した森と水と電気の繋がりを感じることができました。ペットボトルで作った装置の実験では、「実験道具の作り方を知りたい」という先生ならではの質問もありました。

振り返りワークショップ ~2日間の体験での気づきを授業にどう活かすか~

2日間で得た学びや気付きを子どもたちにどのように伝えるか、どんな授業ができそうか、最後は校種ごとに分かれて考えます。先ほどまでは楽しんでいた先生たちも、教育者の目に切り替わりました。

關口先生からのお話

アドバイザーとして参加いただいた全国小中学校環境教育研究会の關口寿也会長からエネルギー・環境教育についてお話しいただきました。 「環境問題”を”学ばせるのではなく、環境問題“で”学ばせる」、「学びの”プロセス”に主眼をおく」など多くの示唆に富む言葉が印象的でした。ESDの実践に必要なヒントが数多く得られ、有意義な時間となりました。

ワーク

關口会長からのお話を元に、2日間で得た知見を学校・学級・教科でどのように生かすか、グループ毎に話し合い、模造紙にまとめます。「どうしたら子どもたちに伝わるだろう?」「他の先生を巻き込んで授業するには?」などと子どもたちのことを考え話し合う先生方の姿は真剣そのもの。

発表

各グループからは、研修で得た学びを、日々の授業にどのように生かしていくか、具体的なアイデアが発表されました。多くのグループで「普段子どもたちと接するときに、この2日間で得た知識や気付きを一言だけでも加えることで、子どもたちの“ものの見方、考え方”が変わるきっかけになる」という意見がありました。先生方が日々の教育活動に熱意を持って取り組んでいる様子が伝わってきました。

16:30 解散

浦佐駅へ向かうバスの中では、参加者全員が2日間で得た気づきや感想を発表しました。たくさんの前向きな意見に、日々学校現場で、持続可能な社会の実現と子どもたちの成長に尽力している先生方と力を合わせることで、よりよい未来を一緒に作っていけることを確信し 全てのプログラムが終了となりました。