小学生親子向け 水力編@奥只見

エコ×エネ体験ツアー 水力編@奥只見小学生親子ツアー 2021年ツアーレポート

10:20

ドクターがわかりやすく解説!「電気ができる仕組み」

磁石と銅線をぐるぐる巻いたコイルの2つの材料を使えば電気ができます。
磁石と銅線をぐるぐる巻いたコイルの2つの材料を使えば電気ができます。
コイルの中に磁石が入っている懐中電灯をドクターがみんなに見せます!
コイルの中に磁石が入っている懐中電灯をドクターがみんなに見せます!
懐中電灯を手で持って振ると…磁石がコイルの中を何度も通って、そのたびにピカピカと光る!子供たちの「あ!」と驚いた表情が見られました。
懐中電灯を手で持って振ると…磁石がコイルの中を何度も通って、そのたびにピカピカと光る!子供たちの「あ!」と驚いた表情が見られました。

磁石と銅線をぐるぐる巻いたコイルでの実験の後、発電機の中で水車が回って電気が起こる仕組みを説明し、上から水が流れて水車が回ることで、エネルギーが電気に変わることをわかりやすく教えてくれました。

10:30

白川郷映像体験「電気のなかった昔の暮らし」

休憩後は、白川郷の映像で「電気がなかった時代の生活」の体験です。

世界遺産、白川郷合掌集落は、四方を山に閉ざされて冬は雪が3m近くも積もるために、陸の孤島と呼ばれることもあるほど、他の地域との流通が難しい場所でした。そのため、合掌家屋をはじめとした昔の人の暮らしが今も色濃く残っています。
世界遺産、白川郷合掌集落は、四方を山に閉ざされて冬は雪が3m近くも積もるために、陸の孤島と呼ばれることもあるほど、他の地域との流通が難しい場所でした。そのため、合掌家屋をはじめとした昔の人の暮らしが今も色濃く残っています。
電気のなかった昔、寒さやご飯を炊くときなどに必要となるエネルギーはどうやって作られていたのでしょうか。岐阜県の御母衣発電所近くにあるトヨタ白川郷自然学校の「ある」さんが解説しました。
電気のなかった昔、寒さやご飯を炊くときなどに必要となるエネルギーはどうやって作られていたのでしょうか。岐阜県の御母衣発電所近くにあるトヨタ白川郷自然学校の「ある」さんが解説しました。

合掌家屋は、わらぶきの大きな屋根が特徴的な建物です。森にある素材を使って、村人たちが協力して自分たちで作っています。壊れても森から素材を集めて作り直すことができます。合掌家屋には必ず囲炉裏(いろり)があり、豪雪地帯の白川郷では寒い冬をしのぐために薪(まき)を使って火を起こして温まったり、家族で集まって話をしたりする場所でした。森から切り出した木を割って、2年間乾燥させたものを薪として使います。囲炉裏には、長くゆっくり燃える木が向いているそうです。

ここでスギ(針葉樹)とミズナラ(広葉樹)の薪が用意されて、囲炉裏に向いている木はどちらか実験!

軽い木は密度が低く激しく燃えてすぐに燃え尽きます。密度が高く重い木は、ゆっくりとほどよ良い火力で長く燃えます。
さて実験では……スギよりもミズナラの木が重かった!ミズナラは切られても切り株からまた芽が伸びて大きくなる、蘖(ひこばえ)という伸び方で成長しやすいのが特徴です。早いサイクルでの成長が、持続可能なエネルギー源になっています。
軽い木は密度が低く激しく燃えてすぐに燃え尽きます。密度が高く重い木は、ゆっくりとほどよ良い火力で長く燃えます。 さて実験では……スギよりもミズナラの木が重かった!ミズナラは切られても切り株からまた芽が伸びて大きくなる、蘖(ひこばえ)という伸び方で成長しやすいのが特徴です。早いサイクルでの成長が、持続可能なエネルギー源になっています。

電気がなければ夜は真っ暗なので、昔は「ろうそく」を使いました。

木の実を絞って出てきた蝋(ろう)で作られた「和ろうそく」は、豪雪と寒さが厳しい白川村では漆の実が使われていました。漆の実はとても小さくて、たくさん集めても蝋は少しだけしか作れないので、ろうそくは高級品でした。そのため、松の木の油を集めた松明(たいまつ)や、植物の芯に油を染み込ませて燃やして小さな灯りにしたそうです。すべてが森から集めたエネルギーで、エネルギーを作る人と使う人は一緒だったころの暮らしに思いを馳せるひとときでした。
木の実を絞って出てきた蝋(ろう)で作られた「和ろうそく」は、豪雪と寒さが厳しい白川村では漆の実が使われていました。漆の実はとても小さくて、たくさん集めても蝋は少しだけしか作れないので、ろうそくは高級品でした。そのため、松の木の油を集めた松明(たいまつ)や、植物の芯に油を染み込ませて燃やして小さな灯りにしたそうです。すべてが森から集めたエネルギーで、エネルギーを作る人と使う人は一緒だったころの暮らしに思いを馳せるひとときでした。
白川郷の近くには、J-POWERの御母衣ダムと発電所があります。土や岩石を盛り立てて作られるロックフィル式のダムです。
白川郷の近くには、J-POWERの御母衣ダムと発電所があります。土や岩石を盛り立てて作られるロックフィル式のダムです。
10:40

美しい映像。癒やされるブナの森へ「森の体験プログラム」

続いては自然について学びます。発電所の周りにはたくさんの森があります。ここからはキープ協会のぱりんこの案内です。

位置を地図で確認しましょう。奥只見ダムから森のある銀山平へ。シルバーラインのトンネル途中の分かれ道を進んだ先が「銀山平」。奥只見ダムの建設によってできた奥只見湖を船で渡っていきます。
位置を地図で確認しましょう。奥只見ダムから森のある銀山平へ。シルバーラインのトンネル途中の分かれ道を進んだ先が「銀山平」。奥只見ダムの建設によってできた奥只見湖を船で渡っていきます。
奥只見湖の船着場です。ぱりんこがここから船に乗って銀山平に向かいました。
奥只見湖の船着場です。 ぱりんこがここから船に乗って銀山平に向かいました。
写真の手前には奥只見ダムがあります。湖の周囲が森に囲まれていることがわかります。奥只見湖の源流である只見川の水は、さらに山奥にある尾瀬沼から始まっています。
写真の手前には奥只見ダムがあります。湖の周囲が森に囲まれていることがわかります。奥只見湖の源流である只見川の水は、さらに山奥にある尾瀬沼から始まっています。

銀山平の船着場からは歩いて森へ向かいます。

雪が残る森の入り口です。今年は特に雪が多く、平年では5月までは雪が残っているとのことでした。
雪が残る森の入り口です。今年は特に雪が多く、平年では5月までは雪が残っているとのことでした。

森の入り口に来ました。

入り口そばには尾瀬三郎の石像がありました。尾瀬三郎は平安時代の人で、尾瀬の名前の由来とのことです。雪が降ると5mある尾瀬三郎の石像の帽子を少し残して、あとはすべて雪で埋まるそうです。この石像を左手に森へと向かいます。
入り口そばには尾瀬三郎の石像がありました。尾瀬三郎は平安時代の人で、尾瀬の名前の由来とのことです。雪が降ると5mある尾瀬三郎の石像の帽子を少し残して、あとはすべて雪で埋まるそうです。この石像を左手に森へと向かいます。
森の中に入ると少しひんやりして、葉っぱの表面もとても柔らかいです。森の中には生き物たちのすみかも数多くあります。これはキツツキの巣です。
森の中に入ると少しひんやりして、葉っぱの表面もとても柔らかいです。森の中には生き物たちのすみかも数多くあります。これはキツツキの巣です。

ここからは参加者すべてが赤、青、黄の3つのブレイクアウトルームに分かれて、事前に用意していた5枚の葉っぱを使った「葉っぱじゃんけん」をしました。葉っぱじゃんけんは、例えば、葉の大きさ、柄の長さ、ギザギザの形、色、筋の多さ、手触り、匂いなどのさまざまな条件のもとで、自分の持っている葉っぱを出し合って比較しながら勝ち負けを決める遊びです。

みんなで「葉っぱじゃんけん、葉っぱっぱ」と掛け声をして、「ぱ」のタイミングで葉っぱを出します。
みんなで「葉っぱじゃんけん、葉っぱっぱ」と掛け声をして、「ぱ」のタイミングで葉っぱを出します。勝ち負けは参加者自身が自分で判断します。3回の勝負が行われて、全国各地から集まった子どもたちは、自分の用意した葉と他の人の葉を比べながら、いろいろな葉があることを理解していきました。

再びブナの森へ。

ブナの木は、白い木肌が特徴で、触るととても冷たいそうです。映像で見るだけでも、気持ちの良いブナの森に癒やされます。
ブナの木は、白い木肌が特徴で、触るととても冷たいそうです。映像で見るだけでも、気持ちの良いブナの森に癒やされます。
ぱりんこがブナの葉を手に取り観察すると、すべすべして、形は卵型。葉っぱの真ん中はへこみ、そこから筋が出ていました。このお椀型が雨を受け止めるのには良い形です。
ぱりんこがブナの葉を手に取り観察すると、すべすべして、形は卵型。葉っぱの真ん中はへこみ、そこから筋が出ていました。このお椀型が雨を受け止めるのには良い形です。
ブナの実を見つけました。その殻の中に入っている小さな実は栄養があるので森の生き物の食料になっています。
ブナの実を見つけました。その殻の中に入っている小さな実は栄養があるので森の生き物の食料になっています。

森の地面は落ち葉もたくさん積もっています。ぱりんこが落ち葉をめくりながら、その下にあるものを見せていきます。

落ち葉をめくっていくと、葉の大きさは小さくなっていき、細かくなって水を含んだ土が出てきます。小さな根っこも出てきました。葉っぱの元の形はほとんどわからなくなって、一番下の土は少し湿っています。土の中にいるミミズや微生物など小さな生きものたちが、落ち葉を食べて細かくして土を作っています。森は水も栄養もたっぷりある豊かな土がとても大切です。
落ち葉をめくっていくと、葉の大きさは小さくなっていき、細かくなって水を含んだ土が出てきます。小さな根っこも出てきました。葉っぱの元の形はほとんどわからなくなって、一番下の土は少し湿っています。土の中にいるミミズや微生物など小さな生きものたちが、落ち葉を食べて細かくして土を作っています。森は水も栄養もたっぷりある豊かな土がとても大切です。

ブナの森には根元が曲がっているブナの木がたくさんあります。

このブナの木は雪の重みで曲がっています。しばし寝転ぶ、ぱりんこ。気持ちが良いのは、この森にいろんな生き物たちが元気に暮らし、森が元気に生き生きとしているからです。
このブナの木は雪の重みで曲がっています。しばし寝転ぶ、ぱりんこ。気持ちが良いのは、この森にいろんな生き物たちが元気に暮らし、森が元気に生き生きとしているからです。
11:10

ドクターと学ぶ「科学の実験教室」~水力発電編~

ドクターの科学の実験教室では、かずとよーこばが助手を務めました。植物が生える「土」と「森」をまず考えました。土は小さな粘土の粒が基本です。用意されたキッチンペーパーはセルロースという小さな粒の集まりで、土壌と性質が似た素材。それを実験用にグラウンドの土と見立てました。

「森」には、まずセルロースのかたい「土」を入れました。次に落ち葉、そして雨、つまり「水」をたくさん入れていきます。
「森」には、まずセルロースのかたい「土」を入れました。次に落ち葉、そして雨、つまり「水」をたくさん入れていきます。
ドクターとよーこばが、カニムシになりきって踊りました。森にはダンゴムシ、ミミズ、カニムシ、ヨコエビ、リクガイ、トビムシ、ナガコムシ、ハサミムシなどのさまざまな生き物たちや、いろんな菌や微生物、乳酸菌やカビ、キノコなどがいます。土の中の生き物が落ち葉を細かくしていきます。
ドクターとよーこばが、カニムシになりきって踊りました。森にはダンゴムシ、ミミズ、カニムシ、ヨコエビ、リクガイ、トビムシ、ナガコムシ、ハサミムシなどのさまざまな生き物たちや、いろんな菌や微生物、乳酸菌やカビ、キノコなどがいます。土の中の生き物が落ち葉を細かくしていきます。
こうしてかたい「土」が丸っこい形となりました。植物がぐんぐんと育つ「土」に変わっていきます。
こうしてかたい「土」が丸っこい形となりました。植物がぐんぐんと育つ「土」に変わっていきます。

ペットボトルを用意し、グラウンドの土と森の土を同じ量で比較しました。

こうしてかたい「土」が丸っこい形となりました。植物がぐんぐんと育つ「土」に変わっていきます。
左がグラウンドの土、右が丸っこい形の森の土。雨に見立てて水を入れると、水が染み込む速さは、森の土の方がスムーズです。グラウンドの土はなかなか水が染み込まず、いつまでも土に水が残ります。

それぞれの土を入れたペットボトルにストローを差し込んで、息を吹きこんで空気の通りやすさを調べました。

グラウンドの土は、森の土よりも息が吹き込みにくかったようです。根っこにも酸素が必要で、空気の通りが良い土ならば根もぐんぐん伸びます。また植物が成長するために必要なものは水です。丸い土を手で絞ると水が溢れて出てきました。それだけ森の土がたくさんの水を保っているということがわかりました。
グラウンドの土は、森の土よりも息が吹き込みにくかったようです。根っこにも酸素が必要で、空気の通りが良い土ならば根もぐんぐん伸びます。また植物が成長するために必要なものは水です。丸い土を手で絞ると水が溢れて出てきました。それだけ森の土がたくさんの水を保っているということがわかりました。

そして、この森のペットボトルをたくさんつなげていきました。森や山をどんどん作るイメージです。

森の土が入ったペットボトルをつなげて、森や山の上から雨を降らしていきます。水は下に染み込んで落ちていき、ひとつの流れになって、「地下水」となりました。
森の土が入ったペットボトルをつなげて、森や山の上から雨を降らしていきます。水は下に染み込んで落ちていき、ひとつの流れになって、「地下水」となりました。

「地下水」は、飲み水や農業用水はもちろん、電気を作ることにも利用できます。雨は水力発電にとって非常に大切であることがわかりました。

ダムで発電と停止を繰り返す実験をしました。水力発電では水がなくなると電気は作れなくなります。そのためにダムには水を貯めて、電気が必要なときに発電を開始して、必要ではないときには停止します。
ダムで発電と停止を繰り返す実験をしました。水力発電では水がなくなると電気は作れなくなります。そのためにダムには水を貯めて、電気が必要なときに発電を開始して、必要ではないときには停止します。
水車を回すには、かなりの量と勢いの水が必要です。コイルの中の磁石を回転させて発電します。奥只見ダムは、24時間フルパワーで運転すると、およそ2週間で発電に利用できる水をすべて使ってしまうそうです。そのために必要な時だけ電気を作っているわけです。
水車を回すには、かなりの量と勢いの水が必要です。コイルの中の磁石を回転させて発電します。奥只見ダムは、24時間フルパワーで運転すると、およそ2週間で発電に利用できる水をすべて使ってしまうそうです。そのために必要な時だけ電気を作っているわけです。

雨がなかなか降らないと水が足りなくなって水力発電ではとても困ることになります。すると電力会社では、神社に行って「雨乞い」をします。

エコ×エネ体験ツアーでは「雨乞い音頭」があります。ドクター、かず、よーこばが一列に並んで「雨乞い音頭」を披露しました。♪雨よー降れ降れ。雨よ降れ♪、♪雨よー降れ降れ。雨よ降れ♪画面いっぱいに参加者全員が大きな声で楽しそうに歌って踊りました。
エコ×エネ体験ツアーでは「雨乞い音頭」があります。ドクター、かず、よーこばが一列に並んで「雨乞い音頭」を披露しました。♪雨よー降れ降れ。雨よ降れ♪、♪雨よー降れ降れ。雨よ降れ♪画面いっぱいに参加者全員が大きな声で楽しそうに歌って踊りました。
水力発電では森のことを考える必要があります。森が成立するには、葉っぱや土、いろいろな生き物が関係しています。
水力発電では森のことを考える必要があります。森が成立するには、葉っぱや土、いろいろな生き物が関係しています。その生き物たちのおかげで、じわっとゆっくり水の染み込む土が作られ、森に充分に水が貯まります。そして溢れた分は地下水として流れて、その水がダムに貯まって発電に使われるのです。自然の力と人間の力を合わせて、実は水力発電のダムができているのです。
11:35

親子で振り返ろう~おわりの会

自然とエネルギーのむすびつきを理解して、これからのアクションにつなげるために、ここまでの体験で発見したことや驚いたことを親子参加者がそれぞれノートに書いて振り返りました。赤、青、黄のグループに分かれての発表では、例えば「水の力で電気が作られることをはじめて知った」、「奥只見の水の量の多さがすごかった」、「水を使い切るのにたったの2週間ということに驚いた」、「磁石とコイルで電気が作られることがわかった」など、ダムの仕組みや水力発電、発電そのものの仕組みに多くの発見がありました。

「楽しい時間をありがとう!」
「楽しい時間をありがとう!」

また「森が水力発電に関係することを知らなかった」、「森が大事、虫の働きが大事」、「自然が僕たちの生活を支えることに驚いた」と自然とエネルギーのつながりにも気づいたようすがありました。そして「電気を大切に使おうと思った。自然を守っていきたい」とエネルギーを大切にすることが自然を守ることにつながるという理解も深まったようすでした。

最後は、「しげさん」から「火力発電や風力発電、太陽光発電、地熱発電など、さまざまな発電方法があって、それぞれの強みや弱み、特徴があるので、夏休みに調べてもらえたらうれしいです。エコ×エネのスタッフは、エネルギーと環境の両方を大切にする人が増えてくれるよう取り組みを続けています。さらに仲間が増えることを期待しています」と話しがありました。

「おのの」が「また今度、本当に実際の発電所で会おうね。ありがとう」と呼びかけると、子供たちはマイクをオンにして「ありがとう」と伝えてくれたり、手話で拍手をしてくれました!

参加者インタビュー

  • 「いろんな電気を運ぶのに、寒い中、山奥でたいへんな思いをして電気を作るので大事にしたいなと思いました。たくさんの人が関わっていることがよくわかりました。電気を大切に使いたいと思いました。エアコンを高い温度にして使うようにしたいです(ようようさん)」。
  • 「インターネットやスマートフォン、ゲームなどの画面が映るのは電気のおかげで、子どもたちには電気が大切だという実感から大事に使ってほしいと思っていました。コロナ禍でお出かけもできない中、実際にこのツアーで体験して何かひとつでも心に残ればいいなと思います。たくさんオンラインイベントはありますが、皆さんの思いが伝わってきました。今度はリアルで絶対に行きたいです(ようようさんママ)」。
  • 「ダムを作るためにわざわざ道を作ることに驚きました。ダムから葉っぱを落としたら普通なら落ちていくはずなのに、上昇気流で上に飛んでいったこともびっくりしました。奥只見ダムの地下に発電所があるのも驚きました。実際に行ってみたいです。また白川郷の映像をみて、電気をつけずに1日過ごせるかどうか挑戦してみたいと思いました(とーきっちーさん)」。
  • 「子供がツアーを大好きで、いろいろなところへ行っていましたが、コロナで連れて行く機会もなくなりました。今回、このツアーの告知を見たときに、これは絶対に行きたい!と息子が言うので直ぐに応募しました。抽選だったので心配でしたが参加でき、2時間半とても集中していて、とても楽しかったようです。実験で本当に水を使って、電気を作っていたので大事なんだと実感でき、親も楽しませていただきました。ありがとうございました(とーきっちーさんママ)」。
  • 「水力発電について全然知らなくて、裏側まで見ることができて驚きました。ダムには行ったことありませんでしたが迫力がありました。ダムの高さが157mもあるとは思いませんでした。ツアーを体験して、電気を使いすぎないことは森を守ることにもつながることがわかったので、日頃から電気を無駄に使わないようにしたいです。」(りららんさん)
  • 「今まであまり水力発電のことを知りませんでしたが、今回で水力発電についていろいろなことがわかりました。特にダムの中の仕組みには驚きました。これからは電気をもっと大事にしたいと思いました。来年は実際に行ってみたいです(こうすけさん)」。
  • 「コロナ禍でなかなか実際に行くことができない中で参加できてとても良い体験でした。住んでいる沖縄には水力発電がないので、どんな仕組みなのか実際に見せてあげたいと思って応募しました。2年前に旅行で白川郷に行ったので、今日は美しい映像で白川郷を見ることができてとても嬉しかったです。白川郷の近くには御母衣ダムもあるので、また行きたいと思っています(こうすけさんママ)」。

インタビューに答えてくれた、ようようさん親子(左上)、りららんさん(右上)、こうすけさん(左下)、とーきっちーくん親子(右下)

スタッフは、いつも子どもたちと触れ合う時間を楽しみにしています!こうした機会に科学や環境をはじめとしたさまざまな問いが、子どもたちの中に生まれていくことを願っています。また来年の「エコ×エネ体験ツアー」で待っています!