幸せ度をあげる時間の使い方とは
吉武 麻子
Venus Talk
タイムコーディネーター 吉武 麻子
服装やインテリアのように、時間も自分好みに調整することで、毎日がより心地よくなり、ひいては人生が豊かになる。そう提唱するのがタイムコーディネーターの吉武麻子さんだ。
「韓国の広告業界で働いていた時、子育てしながら元気にしなやかに働く海外のママさんたちに刺激を受けました」
時間を上手に活用するための「タイムコーディネート」術を考案し、現在、その普及活動を展開。働くママ向けの講演では、「妻は、母はこうあるべし」という思い込みをいったん捨て、一日の行動を書き出し、自分が何をしたいのか、どのような配分で時間を使いたいのか考えることを勧めている。
「無駄な作業を“捨てる”、部下や家電、外部サービスなどに“任せる”、思い込みやマイルールを“ゆるめる”。この3つを意識して、やらなくてもいいことを手放せば、時間は必ず生み出せます」
睡眠時間は絶対に削らないこと、時間的な余裕をあらかじめ設けて、週単位で調整することが大切だという吉武さん。今後、「子どもたちやシニア世代にもタイムコーディネートのコツを伝えたい」と抱負を語るその笑顔は、イキイキと輝いている。
取材・文/ひだい ますみ 写真/竹見 脩吾
PROFILE
タイムコーディネーター 吉武 麻子
よしたけ・あさこ
1981年、神奈川県生まれ。TIME COORDINATE株式会社代表。中央大学文学部教育学科卒業後、旅行会社勤務・韓国留学などを経て独立。オリジナルのタイムコーディネート術を考案し、コンサルティングサービスや手帳販売を行っている。