荘川桜を守る者

電源開発(J-POWER)によって守られている荘川桜

庭正造園は丹羽政光氏から数えて三代目にあたる英之氏に引き継がれています。

高碕総裁の後を継いだ電源開発(J-POWER)の藤井崇治総裁によって、桜のあった村の名前をとって『荘川桜』と名付けられた2本の桜 。

天然記念物にも認定された桜は、今でも春になると寺の境内に植えられていた頃のように、美しい花を咲かせています。移植後の桜の保守管理は、一貫して電源開発(J-POWER)が行っています。

手入れは電源開発(J-POWER)から依頼された庭正造園によって行われます。毎年7月頃に枯枝の剪定、施肥、消毒など、4日ほどかけて集中的に作業します。

地面には、根が十分な栄養をとれるように、たい肥がまかれます。

山桜につきもののクサレによってできた空洞には、木炭やモルタル樹脂を詰め込んだり、雪の重みで折れそうな枝には、支柱を立てたりと、細やかに世話をしているのです。その甲斐あって、木の勢いは移植以前か、それ以上に盛んになり、今でも枝を伸ばし続けています。

その保守管理をしている御母衣電力所員にインタビューをしました。