火力編@磯子 教師ツアー

エコ×エネ体験ツアー 火力編@磯子 教師ツアー 2019年ツアーレポート

▼ ツアーレポート
2020年ツアーレポート

エコ×エネ体験ツアーは、エネルギーとエコロジーの両⽅を⼤切にする社会の実現について体験を通じて学ぶ、J-POWER(電源開発株式会社)が2007年から開催している体験型のエネルギー環境教育プログラムで、「教師編」は2019年から実施されています。

世界最高水準の環境負荷低減とエネルギー効率向上を誇る磯子火力発電所の見学や、エネルギー・環境問題に関する情報のアップデートなどを行った後、グループに分かれて意見交換を行いました。

ツアー概要

日程 2019年8月8日(木)10:00~16:30
参加者数 小学校・中学校 教師43名
場所 磯子火力発電所

ツアーのポイント

  • 世界最高水準の発電効率を誇る石炭火力発電の現場を体感
  • 「エネルギーと環境のなぜ?」を参加者間で共有し、J-POWER社員との対話を通じて一緒に考える
  • 「多面的な考え方」を養うツール『エネルギー大臣ゲーム』を体験
  • 初等教育実践の専門家がアドバイザーとして参加し、問題解決型の授業づくりに向けたヒントを提示

アイスブレイク

様々な学校、学年の先生方にご参加いただくため、緊張をほぐしつつ、参加の目的を共有します。発電所の見学や、授業で使える写真撮影など、先生方の目的は様々です。

エネルギー大臣になろう

サイエンスカクテルとJ-POWERが共同制作したカードゲーム「エネルギー大臣になろう」をグループに分かれて実施します。
ゲームの内容は、それぞれのグル―プで「エネルギー大臣」を決め、電気料金や設備利用率、環境負荷などについて目標を立てて、エネルギー政策を行うもの。
火力、水力、風力、原子力などさまざまな電源のメリット・デメリットを考えて、目標達成を目指して発電所建設を進めるシミュレーションゲームです
途中、天変地異などのアクシデントも発生し、頭を抱える先生も・・・。終了時には「もう一度やりたい!」との声もあがりました。

発電所見学

磯子火力発電所は環境負荷軽減とエネルギー効率向上を世界最高水準で両立したコンパクトな都市型石炭火力発電所です。
発電所の歴史や、施設全体にちりばめられた工夫などを、まずはPR館内でビデオと展示を使ってご紹介します。

いよいよ施設内へ。巨大なタービンと発電機を見て、大きさや音を実感します。
365日24時間体制で動くセンターのパネルには、まさに今生まれている発電量が表示されています。

ボイラー棟屋上へ。ちょうど石炭を運ぶ船(セルフアンローダー船)が接岸していました。子どもたちに見せる写真を撮るため先生方も一生懸命です。

運ばれてきた石炭を燃やすボイラ-です。近づくだけで熱気が伝わってきます。

覗き窓は、お一人ずつ。石炭の微粉が燃えている様子が確認できます。

緑化されている敷地を通ってPR館へ戻ります。室内はエアコンが効いていたので「もしかして、この電気はいま見てきた電気?」という声があがりました。見学の前後では、電気に対する見方が変わったようでした。

J-POWERより情報提供

J-POWERから、わが国におけるエネルギー問題を巡る現状の課題や対応の必要性などを、最新のデータや各国のエネルギー事情の紹介とともにお話がありました。

アドバイザーより

初等教育実践の専門家である北 俊夫先生(一般財団法人 総合初等教育研究所参与)に、今日のツアーの成果を学校でどう活かしたらよいか、アドバイスをいただきました。

グループワーク

グループに分かれて、 今日のツアーで気づいたことや、授業に活かせるポイントを話し合いました。校種や地域の異なる先生方との話し合いは、有意義な情報交換の場となったようです。