大学生向け 水力編@奥只見ツアー レポート

エコ×エネ体験ツアー 水力編@奥只見学生ツアー 2023年ツアーレポート

▼ ツアーレポート

2日目07:00 朝食

朝食をしっかりとって、森の散策前に準備体操をしました。朝食をしっかりとって、森の散策前に準備体操をしました。
朝食をしっかりとって、森の散策前に準備体操をしました。

2日目は朝食後に銀山平の森へ向かいます。ブナの森の中で自然とエネルギーのつながりを体感するプログラムです。

2日目09:00 森の体験プログラム

森の入り口にある尾瀬三郎の像です。多いときは像の首あたりまで雪が積もるそうです。
森の入り口にある尾瀬三郎の像です。多いときは像の首あたりまで雪が積もるそうです。
自分で集めた葉っぱを使って、葉の大きさや形、匂いなどを比べて勝敗を決める「葉っぱっぱじゃんけん」を楽しみました。自分で集めた葉っぱを使って、葉の大きさや形、匂いなどを比べて勝敗を決める「葉っぱっぱじゃんけん」を楽しみました。自分で集めた葉っぱを使って、葉の大きさや形、匂いなどを比べて勝敗を決める「葉っぱっぱじゃんけん」を楽しみました。自分で集めた葉っぱを使って、葉の大きさや形、匂いなどを比べて勝敗を決める「葉っぱっぱじゃんけん」を楽しみました。
自分で集めた葉っぱを使って、葉の大きさや形、匂いなどを比べて勝敗を決める「葉っぱっぱじゃんけん」を楽しみました。
ブナの森で自然の豊かさに心から癒されました。ブナの森で自然の豊かさに心から癒されました。ブナの森で自然の豊かさに心から癒されました。ブナの森で自然の豊かさに心から癒されました。
ブナの森で自然の豊かさに心から癒されました。

さまざまな生き物のすみかやどんな植物がいるかを確認しながら、さらにブナの森の奥に進みます。目的地に到着すると深呼吸。音や風、匂いなど、豊かな自然を五感で感じました。

雪の重みで幹が曲がったブナの木に寝転がり、しばしの休息です。雪の重みで幹が曲がったブナの木に寝転がり、しばしの休息です。
雪の重みで幹が曲がったブナの木に寝転がり、しばしの休息です。
学生たちが「今」感じていることを一文字で表現した「一筆入魂」では、造語や感情を表した絵もありました。
学生たちが「今」感じていることを一文字で表現した「一筆入魂」では、造語や感情を表した絵もありました。

2日目11:30 森と電気のつながりを知る実験教室

森と電気のつながりを体感しました。森と電気のつながりを体感しました。森と電気のつながりを体感しました。森と電気のつながりを体感しました。
森と電気のつながりを体感しました。

自然を全身で感じた後は、「ドクター」による「森と電気のつながりを知る実験教室」です。森に住む多くの生き物や水がフワフワの柔らかい土をつくります。その森の土とグラウンドなどの固い土をそれぞれ紙で模したものを用いて、水の染み込みやすさや空気の通りやすさを比較しました。森の土の方が水の染み込みや空気の通りが良く、植物の成長に適した量の水も保持されることがわかりました。この森の土に染み込んだ水が地下水となってダム湖に溜められ発電に利用されています。

2日目12:10 昼食

昼食前に学生は尾瀬三郎の寸劇を即興で披露しました。今いる場所の歴史を感じながら食事を楽しみました。昼食前に学生は尾瀬三郎の寸劇を即興で披露しました。今いる場所の歴史を感じながら食事を楽しみました。
昼食前に学生は尾瀬三郎の寸劇を即興で披露しました。今いる場所の歴史を感じながら食事を楽しみました。

2日目13:20 2日間の振り返り

グループディスカッションでこれまでを振り返り、学生ひとりひとりが自分の考えを整理していきました。>グループディスカッションでこれまでを振り返り、学生ひとりひとりが自分の考えを整理していきました。
グループディスカッションでこれまでを振り返り、学生ひとりひとりが自分の考えを整理していきました。

2日目14:20 講義「環境教育概論」

「環境教育は関係教育」とユーモアをまじえて「ラビット」は話しました。
「環境教育は関係教育」とユーモアをまじえて「ラビット」は話しました。

キープ協会の関根氏(キャンプネーム:ラビット)はまず“体験”の本質的な意味や大切さを伝えました。また環境教育の“環境”の定義は扱う範囲が広く、社会で起こる問題は多岐にわたることを指摘しました。そこで「ラビット」は環境教育を「関係教育」と言い換え、社会で起こる問題は関係性が切れる状態だとしました。そしてもっとも恐れるべき「無関心」を防ぐために、環境教育を通じて全世代に「感受性・想像力・複眼的思考」を養うことが重要であると説いた一方、負の側面から見たネガティブな情報が社会や自然嫌いにつながり、かえって無関心を生むといった反作用もあると紹介しました。それらを踏まえ、“行動化”に向けては物事を複眼的に考え、自分の領域を広げることが大事であると結びました。

2日目14:20 講義「環境教育概論」

「エコパーク」がどのようにしてつくられたのかを「シゲさん」が解説しました。
「エコパーク」がどのようにしてつくられたのかを「シゲさん」が解説しました。

奥只見の湿地には希少な生物が生息していました。2003年の4号機増設工事の際にイヌワシの繁殖に影響を与えないよう騒音などに配慮したほか、希少種の保護と植生の維持を目的に、時間をかけて工事残土の埋立地に湿地を移植し、人工的に「エコパーク」として復元しました。当初は難しいと言われていた生態系の移植がかない、今も自然環境との共生を図っています。この「エコパーク」には、翌日朝の散歩で訪れました。

2日目16:10 講義「行動化に向けた取り組みのヒント」

「ドクター」は「行動化」に向けて実践的なメッセージを贈りました。
「ドクター」は「行動化」に向けて実践的なメッセージを贈りました。

「ドクター」からはまず、インドネシアのスラバヤをはじめとする自身の開発途上国の廃棄物管理改善の事例が紹介されました。生ゴミを堆肥にする「髙倉式コンポスト(Takakura Composting Method)」で地域環境の改善に向け、「ドクター」自身がコミュニティの中に入って、現地の人を巻き込んだことで緑豊かな町並みが実現しました。学生に向けては、大学は自らが探求力と創造力を磨く場であることを伝えたうえで、キャリア形成には専門性の近い領域を起点として、いろいろな知見を獲得して埋めていくという考え方を紹介しました。最後に「知識は実行してこそ価値がある。ただし知識は行動の基盤であることを認識しておかなければならない」という言葉を贈りました。

2日目18:00 夕食

2日目も楽しく交流しながら夕食の時間を過ごしました。
2日目も楽しく交流しながら夕食の時間を過ごしました。

2日目19:15 ナイトハイク

明かりのない中、寝転がって星空を見上げた感想を伝えあいました。
明かりのない中、寝転がって星空を見上げた感想を伝えあいました。

夕食後は、暗闇の中でさまざまな植物のようすを観察、生き物の音にも耳をすませる「ナイトハイク」です。各自がアスファルトの上にシートを敷いて横になって夜空を見上げました。大きな自然に包まれながら、自分自身を振り返る有意義な時間になりました。

2日目20:30 交流会

交流会ではコロナ禍ではなかなかできなかった、学生同士やスタッフとのコミュニケーションを存分に楽しみました。
交流会ではコロナ禍ではなかなかできなかった、学生同士やスタッフとのコミュニケーションを存分に楽しみました。

2日目の終了後も参加学生2人にインタビューしました。

「対面ツアーを心待ちにしていた」あるとさん

 オンラインで火力編と水力編に参加し、やっと対面ツアーに参加できました。ダム・発電所見学、ナイトハイク、いずれのプログラムもやはり対面が良いなと実感しました。学生同士のディスカッションにも刺激をもらいました。何に対しても意見をもって、無関心ではない姿勢をもち続けたいです。

ましまさん
あるとさん

「多様性を実感できて自分を解放できた」あおいさん

初めて参加しました。最初のバスの中のクイズで大きい声を出して良いんだと感じ、本当に自分を解放できました。ダム湖の大きさ、ダム湖と発電所が作られた過程を実際に見て学び、その技術力に驚きました。皆との交流から感じた多様性の大切さを今後の学生生活に生かしたいです。

こばりんさん
あおいさん
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