エコ×エネ体験ツアー 火力編@磯子大学生ツアー 2020年ツアーレポート
火力編@磯子学生ツアー3日目
グループセッション「自分と社会の課題を見つけよう」
最終日は、エネルギーとエコロジーの関係について自分ごととして考え、社会とのつながりや具体的なアクションを考えていきます。
シェアの時間 – 全体共有
グループで深めたテーマについて、全体共有の時間です。
行動化への話し合い -課題への向き合い方を考えよう-
発表を受けて、行動化にむけてできることを、それぞれ深めていきました。
まとめ「私たちの船出」
最後に、3日間のふりかえりです。目指す社会のために自分は何をすべきでしょうか。船型のカードに記入して、みんなで横浜の港から出航します。
- 「大学で資源のことを学んでいるので、環境教育を多くの人に伝えていきたい」
- 「ゼミで学んでいる廃棄物分野と自分の関心あるエネルギー、合意形成について研究したい」
- 「受け手がわかりやすいメディア情報の研究と発信をしていきたい」
- 「日本各地を回っていろんな人と交流して、考えの深い人間になっていきたい」
- 「深く勉強して、科学リテラシーについてなるべく多くの人に関心を持ってもらえるように自分から発信したい」
- 「就職したら、技術が必要とされる背景を理解して、会社の人だけではなく地元の人とコミュニケーションを取れるようになりたい」
プログラムアドバイザーからのメッセージ
プログラムアドバイザーのがっきー(秋田大学稲垣先生)からプレゼンテーションがありました。
がっきーは、地球規模でエネルギー問題をどう扱っていけばいいか。あらゆる人がエネルギーへの公平なアクセスを手に入れる枠組みはつくれるのか、それをどのように社会に実装していけばいいのかというテーマに国際的な視点から取り組むとともに、秋田の地産地消型のエネルギーについて地元の方たちと共に考えています。
「あらゆる産業に電気が必要ですが、途上国にはCO2を多く排出する老朽化した火力発電施設しかない実情があり、環境負荷を減らし公害をなくすために、日本の優れた技術が期待されています。一方、地産地消型のエネルギーと思われている再生可能エネルギーも、その設備に必要なコバルトのような資源は海外からの輸入に頼っています。エネルギー問題は世界との関わりを抜きには考えられません。必要な資源は技術開発によって変化していきます。アイデアが困難を乗り越える力になります。自分の発見や気づいたことを大切にしてこれからに生かしていただけたらと思います」
最後に、ゆかりんから「想いがなければ企画は生まれない。想いをちゃんと育てるためにも、普段からいろんなものに意識を向けて世の中を見つめたり人と話すといいんじゃないかと思います」と、しげさんからは「エコとエネを大事にするこころを持った仲間が増えたと感じました。課題はいつの時代にもありますが、それぞれの分野でそれぞれが想いを持ち続けよりよい社会の実現に取り組んでいただけたらと思います」とメッセージがありました。
お疲れ様でしたー。
- 「こういうワークショップに参加するのが初めて、すごく刺激的な時間でした。教科書とか本から学ぶことは大事だけれど、対話することでさまざまな視点があることを初めて知って学びが深まり、こういうことが大事なのだと思いました。たくさんのことを知り、対話をして、行動することから持続可能なまちづくりに取り組んでいけたらと思います」
- 「同じようなテーマに関心を持っていてもそれぞれ見ていることや知ってることが違ったのでそれを統合してまとめていくのが面白かった」
- 「いままで受け身がちだったけれど、ここにいるみなさんの活発さから刺激を受けました。これからはもっと主体的に判断して行動できるようになっていきたいです」
- 「せっかく仲間ができたので、これからもみんなと連絡を取りあっていけたらと思います」
プログラムアドバイザーによるコメント
エコ×エネ体験プロジェクトでは、環境教育や企業の社会貢献活動に詳しい社外有識者にプログラムアドバザーとして参加していただいています。
秋田大学大学院
国際資源学研究科
講師 稲垣文昭
エコ×エネ体験ツアー火力編(磯子2020)にプログラム・アドバイザーとして参加しました。文理横断的に学ぶ国際資源学研究科/学部で教鞭をとる身としては、「エネルギーと環境の…