小学生親子向け 水力編@御母衣ツアー

エコ×エネ体験ツアー 水力編@御母衣小学生親子ツアー 2025年ツアーレポート

▼ ツアーレポート
2日目

川の源流ウォーク「源流」を辿るウォーキングで目覚まし

2日目は朝食前に「川の源流ウォーク」へ。朝いちばんの澄んだ空気を吸い込むと、源流を探しに、斜面に気を付けながら森の奥深くへと進んでいきました。

思いっきり深呼吸。朝の森の新鮮な空気の中歩いていきます思いっきり深呼吸。朝の森の新鮮な空気の中歩いていきます
思いっきり深呼吸。
朝の森の新鮮な空気の中歩いていきます
思いっきり大きな声で「ヤッホー!!」
思いっきり大きな声で「ヤッホー!!」
源流を発見!
源流を発見!
湧き水をひと口ずついただく。「冷たい!」「おいしい!」という声があがりました
湧き水をひと口ずついただく。
「冷たい!」「おいしい!」という声があがりました

森の中の土には、「源流の水はどこから来るのか?」という問いのヒントが隠されているそうです。地面の土を集めて、ふるいにかけると最後に丸い土のかたまりのようなものが残りました。この丸い土のかたまりのようなものの正体は、この後の「ドクター」による実験までのお楽しみ!

森の中の土を集めてザルでふるってみると丸い土のかたまりのようなものが残りました
森の中の土を集めてザルでふるってみると
丸い土のかたまりのようなものが残りました
気持ち良い朝のウォーキングでした
気持ち良い朝のウォーキングでした

朝食

自然学校の朝食はバイキング形式
自然学校の朝食はバイキング形式
しっかり食べて川でのダムづくり・水力発電実験に備えます
しっかり食べて川でのダムづくり
水力発電実験に備えます

水力発電に挑戦!
自然の川でダムをつくろう
親子ずぶ濡れで夢中!自然の川でダムをつくり、水力発電!

2日目の大イベントは、自然の川でダムをつくり、水力発電を実現する!というミッション。グループに分かれて、川の中でダムを作り、水車に取り付けられた豆電球を点灯させる。自然学校オリジナルの水車に取り付けられた白熱球とLED、両方の点灯をめざし、合図でスタートした。

改良を重ねて作られている自然学校オリジナルのエコ×エネ体験ツアー専用の水車
改良を重ねて作られている自然学校オリジナルのエコ×エネ体験ツアー専用の水車
足元に気を付けて、ダムづくり・水力発電実験スタート!
足元に気を付けて、
ダムづくり・水力発電実験スタート!
川の流れる音が響く中、各チーム良さそうな場所を探します。
川の流れる音が響く中、
各チーム良さそうな場所を探します
ダムをつくるための石を集めます
ダムをつくるための石を集めます
川に入れば大人も子供も同級生! 笑顔で実験にチャレンジ
川に入れば大人も子供も同級生!
笑顔で実験にチャレンジ
良さそうな場所に置いてみたけれど水車はまわりません…
良さそうな場所に置いてみたけれど
水車はまわりません…
地道に石を集めて積みながら、水の流れをつくります
地道に石を集めて積みながら、
水の流れをつくります
もう少しでまわりそう!
もう少しでまわりそう!
まわった!
まわった!
LEDは速く点灯したが、白熱球がなかなか点灯せず…安定した水の量と勢いが大切なことがわかりました
LEDは速く点灯したが、
白熱球がなかなか点灯せず…
安定した水の量と勢いが
大切なことがわかりました
勢いよくまわる水車が発電装置を作動させ、4チームともに水力発電成功!
勢いよくまわる水車が発電装置を作動させ、
4チームともに水力発電成功!
各チーム協力してつくった「小さな水力発電所」と一緒に記念撮影
各チーム協力してつくった「小さな水力発電所」と
一緒に記念撮影
皆でつくった小さなダムから流れる水の勢いに、パワーとありがたみを感じました
皆でつくった小さなダムから流れる水の勢いに、
パワーとありがたみを感じました

まとめのワークショップ
~森と発電所のつながりを
学ぶ、楽しい実験~
ドクターの実験から「丸い土」の正体を解き明かす!

自然学校に戻り着替えた後は、「ドクター」と「なっしー」によるまとめのワークショップで、森と発電所のつながりを学ぶ、楽しい実験を行いました。

「ドクター」と「なっしー」による実験スタート!
「ドクター」と「なっしー」による実験スタート!
今朝の川の源流ウォークで見た「丸い土」の正体を解き明かします。落葉や土の中のいきものおかげでフカフカの森の土ができあがります
今朝の川の源流ウォークで見た「丸い土」の正体を解き明かします。落葉や土の中のいきものの
おかげでフカフカの森の土ができあがります
硬い「グラウンドの土」に見立てた紙の束と、フカフカの森の土では空気の通り道に違いがあります
硬い「グラウンドの土」に見立てた紙の束と、
フカフカの森の土では
空気の通り道に違いがあります
空気の通りの良いフカフカの森の土が水を貯え、地下水は時間をかけてダム湖にたまります
空気の通りの良いフカフカの森の土が水を貯え、地下水は時間をかけてダム湖にたまります
全員のペットボトルをつなげました
全員のペットボトルをつなげました
水を注ぐとダムに見立てた水槽に水がたまりました
水を注ぐとダムに見立てた水槽に水がたまりました
雨が降らないときは「雨乞いをする」のは今も昔も変わらないそう。ドクターと一緒に大人が雨乞いダンスを披露!
雨が降らないときは「雨乞いをする」のは
今も昔も変わらないそう。
ドクターと一緒に大人が雨乞いダンスを披露!
大人たちが懐かしい、フレミングの法則「電流・磁界・力」のポーズでラップダンスに挑戦
大人たちが懐かしい、フレミングの法則
「電流・磁界・力」のポーズでラップダンスに挑戦
水力発電は自然の力による森のダムと、人間の力による人工のダムで支えられています
水力発電は自然の力による森のダムと、
人間の力による人工のダムで支えられています
人々の生活には、水のサイクルがとても大切
人々の生活には、水のサイクルがとても大切

ふりかえり
~2日間の体験をふりかえる
時間~
皆の思いがつながるエコ×エネ体験ツアー

最後の振り返りの時間では、2日間のプログラムを思い出しながらそれぞれに感じたことを桜の花をかたどった紙に書きました。

ひとりひとりが感想を書き込んだ「桜」を、荘川桜に見立てた桜の木のボードに貼っていきました
ひとりひとりが感想を書き込んだ「桜」を、荘川桜に見立てた桜の木のボードに貼っていきました
「たくさんの人がつながり、電気がつくられているとわかって感動しました」「苦手な虫が森を作ってくれているとわかりました」「親子で明るい未来について考えることができました」などさまざまな思いが集まりました
「たくさんの人がつながり、電気がつくられているとわかって感動しました」「苦手な虫が森を作ってくれているとわかりました」「親子で明るい未来について考えることができました」など、さまざまな思いが集まりました

ツアーの締めくくりは、御母衣ダムを見守る優美な荘川桜の前での記念撮影。御母衣ダムと発電所を象徴する大木を前に、参加者は自然とエネルギーの大切さ、そして先人の思いをあらためて心に刻み、プログラムは幕を閉じました。

ツアーの締めくくりは、御母衣ダムを見守る壮大な荘川桜の前での記念撮影
ツアーの締めくくりは、御母衣ダムを見守る
壮大な荘川桜の前での記念撮影

2日目終了後インタビュー

「ちば」さん&「ひまり」さん親子

「ちば」さん&「ひまり」さん親子
  • 朝の源流ウォークを楽しみにしていたのですが、期待以上の気持ちの良い朝でした。自然には無駄が無いということが身に沁みました。為にならないことが1つもなかったと言えるほど学び多き2日間でした。(「ちば」さん)
  • 川でのダムづくりがとても楽しかったです。石の選び方、積み上げ方がとても難しくて苦労しましたが、水車がまわり、電気が灯いたときは本当にうれしかったです。電気をつくるために、たくさんの人やものが関わっていることを学びました。(「ひまり」さん)

「ようすけ」さん&「ふーぴー」さん親子

「ようすけ」さん&「ふーぴー」さん親子
  • 自分が目指したことのない業界で働く方々の姿を見て、電気を生み出す人々の力を間近で感じることができました。わずか2日間でも、知らなかった仕事が数多くあることを知り、私にとっても子供にとっても貴重な学びの機会になりました。(「ようすけ」さん)
  • 今日の川でのダムづくりがとても楽しかったです。ダムをつくりながら自然の力やチームワークの大切さも感じました。明日からエアコンの設定温度を控えめにして、電気をもっと大切に使っていこうと思います。(「ふーぴー」さん)

また次の年へ、エネルギーと環境の共生を
めざす「エコ×エネ」は続く

大人も子供も、エネルギーと環境について一緒に学ぶことが魅力と言えるエコ×エネ体験ツアー。子供たちの体験を見守り、本ツアーを支えたJ-POWERスタッフからのメッセージを紹介します。

4グループにそれぞれリーダーとして配置されたJ-POWERの皆さん(左から、「まっすー」「かがやん」「タロー」「トミー」)
4グループにそれぞれリーダーとして配置された
J-POWERの皆さん
(左から、「まっすー」「かがやん」「タロー」「トミー」)
  • まっすー普段は鉄塔や送電線の点検や補修をする仕事をしていますが、ほかのグループ会社の社員の仕事を教えてもらったり、発電所の内部を見たり、自分にとっても貴重な経験になりました。エコ×エネはいつでも誰でもできます。日ごろから電気の無駄づかいを減らすよう心がけてください!
  • かがやん水力発電所の見学は滅多に無い貴重な体験ですので、夏休みの思い出として重宝してほしいです。エコ×エネに参加いただいた子供たちと将来J-POWERグループの社員として会えたら嬉しいです。窓辺に植物を置いて緑のカーテンをつくると、日陰ができて良いですよ!
  • タロー普段は火力発電の現場にいるので、水力発電の機械や設備がとても新鮮に感じました。ぜひ火力発電にも興味をもっていただき、共通点や相違点がどんなところにあるのか探してみると面白いと思います。身の周りの疑問をコツコツと明らかにしていき、自分の知識や経験を増やして、エコ×エネ人間を目指してください!
  • トミー普段の業務では一般の方と関わることが一切ないため、非常に貴重な経験でした。川でのダムづくりは、みんなで意見を出し合いながら協力して取り組み、見事成功を収めることができました。私自身が子供たちから沢山のエネルギーをもらえる最高のツアーでした! ムダを減らすことからエコ×エネに取り組んでください。
エコ×エネ体験ツアー担当3年目J-POWER「セブン」
エコ×エネ体験ツアー担当3年目J-POWER「セブン」
  • セブン「自然に触れたい」「ダムが好き」「親子の時間を大切にしたい」など、ご応募いただく動機はさまざまですが、共通の体験を通じて互いに学び合えることが、このツアーの大きな魅力です。実物を見て、実際に体験することでしか得られない気づきや学びを大切に、長年試行錯誤を重ねて体系的なプログラムを作ってきました。1泊2日の濃密な時間の中で、エネルギーや環境だけでなく、地域や社会などいろいろな側面から物事を考えるきっかけが得られるはずです。

    来年も御母衣・奥只見で、小学生の親子向けツアーを予定しています。専門知識は不要、参加費も無料ですので、少しでも興味がある方はぜひお気軽にご応募ください。皆さまのご参加を心よりお待ちしています。

実物に触れ、人と語らい、見聞きしたことを自ら試す。そんな“実体験”の連続を親子で共有できる「エコ×エネ体験ツアー」。学びと発見に満ちた本ツアーの来年の募集をお見逃しなく!