エコ×エネ体験ツアー 火力編@磯子大学生ツアー 2019年ツアーレポート

こんにちは、ヨーコバです。
以下の日程にて開催しましたエコ×エネ体験ツアー火力編@磯子学生ツアーについて、報告します!
- ■ツアー概要
- 2019年2月27日(水)~3月1日(金) 2泊3日
- 参加者数:36人(学生32名、プログラムアドバイザー1名、取材3名)

火力編@磯子大学生ツアー1日目
横浜研修センター集合
少し雲が多めの空模様のなか、期待に胸を躍らせた学生さんたちが続々と集まります。集合場所は、これから3日間を過ごすことになる「横浜研修センター」。さあ、今回のツアーはどんな出会いが待っているのでしょうか?楽しみです!


産業振興センター駅で「しゅーご」と「める」が、
横浜研修センターで「やっさん」と「ともやん」がお出迎え!

オリエンテーション
いよいよ火力編の始まりです。まずは今回も進行を務める、サイエンスカクテルの「コテさん」から、これからの3日間について簡単な説明がありました。

次に、皆さんの緊張を解きほぐすためのアイスブレイクの時間です。2人1組をつくってお互いの共通点を探っていきます。性格、趣味、出身地、専攻、何でもOK!一つでも共通する部分が見つかると、グッと距離が近づきます!



短い時間でもあっという間に打ち解けた様子!
続いて、主催者を代表して我らがキャップのご挨拶。「このツアーを通してぜひ自分だけの“お土産”を見つけてほしい」というお話がありました。自分だけの“お土産”って何だろう?

暮らしのエネルギーと社会のつながりを考えてみよう
フォトインプレッション「エネルギーって?」
この時間は、配られた写真をヒントに「エネルギーって〇〇」というキャッチコピーを考えます。アイスブレイクで共通点の多かった人同士でグループをつくり、8枚の写真から感じる印象などを話し合い、書き出していきます。
衛星写真や浮世絵、工場夜景などエネルギーと関わりのあるいろいろな写真やイラストを見て、エネルギーについて考えてみます。



それぞれが感じるエネルギーの特徴をとらえたキャッチコピーが完成。
各グループの代表がキャッチコピーを発表し、話し合ったことを他のグループと共有しました。


ワークショップ「エネルギー大臣になろう!」
お昼ご飯をはさんで、次にワークショップ「エネルギー大臣になろう!」を体験。「エネルギー大臣になろう!」とは、エネルギー政策を考えるカードゲームです。各グループが一つの“国”となり、エネルギー政策を決め、電気料金や設備利用率、環境負荷などについて目標を立てて、発電所を建設します。火力、水力、風力、原子力などさまざまな電源のメリットとデメリットを考えて、エネルギー政策の目標達成を目指します!




まずは国名と政策を決定。ユニークな名前が並びます。


グループごとに与えられた条件をもとに
どんな国にしていきたいかを話し合い共有します。


試行錯誤して組み立てたエネルギー政策に、アクシデントカードが登場!気候変動、地震、政策変更、反対運動などのアクシデントが発生!でも、技術革新や資源開発など、有利な変化が起きることも。


出ました、アクシデントカード!あちこちの国から悲鳴が!


アクシデントを踏まえて、何を優先するか政策を見直します。

それぞれの発電の特徴や、エネルギー政策の難しさを楽しみながら体験してもらったところで、まとめとして私ヨーコバから「エネルギーと環境にかかる世界と日本の実情」について解説させていただきました。学生の皆さんにとっては普段考えることのないエネルギーについて気づきを得た機会となったようです。これにて、第一部は終了。皆さん、お疲れ様でした!

私たちの社会を支えるエネルギーの現場を体験しよう
実験「火力発電の基本と石炭の燃焼」
続いては、エコ×エネ体験プロジェクトではおなじみの、ドクターによる石炭火力実験です。明日の磯子火力発電所見学に備えて、「そもそも石炭火力とは何か」や、石炭を実際に燃やすとどんな匂いがするか、石炭火力で電気が発生する仕組みなどについて実験を通して学んでいきます。学生さんも参加して、歌ありダンスありで楽しみながら石炭火力についての知識を深めました。

パネルセッション「石炭火力とJ-POWER」
お次は、ともやん、しげさん、やっさんから、エネルギーと環境の共生を目指す取り組みについてレクチャーを受けました。学生の皆さんは真剣な表情で耳を傾けます。また、磯子火力発電所のビデオも視聴しました。


潜入!ISOGOスコープ~準備編~
ここからは、明日ともに発電所に潜入するグループに分かれて「KY(危険予知)ワークショップ」を行いました。発電所にはどんな危険があるか、どのように備えるかを事前に頭に入れておきます。これで、発電所見学の予習はバッチリ!



一人ひとりが発電所見学時に潜む危険をチェック!
ひとり一言タイム
ここで、学生も社会人も一緒になって大きな一つの円をつくり、2泊3日をともに過ごすメンバーからひとり一言タイム。お題は「最近のマイブーム」です。いろんな参加者が今ハマっていること、気になっていることがわかり、さらにお互いの理解が深められました。


たくさん召し上がれ!

ガイドスタッフとのトークタイム
夕食後は、発電所見学のグループに分かれてトークタイム。それぞれのグループに磯子発電所で働くガイドスタッフが加わり、いろんな話を聞きます。


普段の業務やこれまでの失敗談についてなど、
学生さんから積極的に質問していました。
最後は全体振り返り。ゆかりんからの質問をボードに書いてみんなで共有し、ツアー1日目を振り返りました。




終わった後も就寝時間までいろんな話を語り合いました。

- エネルギーを作り出すうえで考えなければいけないことがたくさんあるし、関係しあっていることがわかった。
- エネ大臣は、仲間と話し合いをしながらカードの内容をよく読む中で、各発電所の理解が理解が深まった。ぜひ今度、子どもや大学生対象にやってみたいと思った。
- エネルギーという目に見えないものを五感で感じて、思考することが出来た。
- ガイドスタッフとのトークタイムで、文系か理系かで仕事が異なること、実際に働いてみないとわからない職場の人間関係などの話が聞けてとても興味深かった。
- グループで他の学生と意見を交えることが楽しく、その中で知った驚きがあった。