小学生親子向け 水力編@奥只見

エコ×エネ体験ツアー 水力編@奥只見小学生親子ツアー プログラムアドバイザー

エコ×エネ体験ツアー 水力編@奥只見小学生親子ツアーに参加して

晴天の下、浦佐駅に集合し、バスに乗り込んだ15組の親子にキャップより「森とダムと電気の秘密のつながりとは?」との謎かけから本ツアーは始まりました。果たして1泊2日のツアーで謎は解けるのでしょうか?

1日目は、奥只見湖を遊覧船で渡り、その大きさを実感しつつ奥只見ダムへ到着。早速本プログラムの目玉でもあるダムと発電所見学へ。新潟県と福島県にまたがるダムの上で、不思議な上昇気流を経験し、いざ内部へ潜入。そこで外の暑さとは別世界の涼しさを体感し、また発電機に抱きつき振動を感じたり、発電の仕組みの実験を行なったりとダムと電気の関係について体感しながら学ぶことができました。

2日目は、なんと雨。しかしながらその雨が幸いして、ブナの森では、ブナの葉が雨水を受けとめて集め、その雨水が幹に添って流れ落ち、根元に吸い込まれていく様子が目の前に繰り広げられていました。この様な光景を見たのは私自身も初めてであり、晴れの日にはできない、大変良い経験となりました。そして最後に参加者みんなで地下水の成り立ちの実験を行い、森とダムの秘密のつながりが明らかになりました。

ふりかえりの時間では、「これからは電気を大切に使いたい」、「節電が大事」などと一人一人がこのツアーで感じたことをしっかり発表することができました。こうして森とダムと電気の秘密つながりを明らかにして、全員無事に帰途につくことができたのでした。

一般社団法人日本原子力産業協会 政策・コミュニケーション部 リーダー
奈良 岳史

プロフィール:奈良 岳史(なら たけし)
一般社団法人日本原子力産業協会 政策・コミュニケーション部 リーダー

1967年北海道生まれ、北海道育ちのいわゆる道産子。1991年に三菱重工業に入社。以来一貫して電力会社向けの発電設備の営業に従事。2015年より現職に出向中。
現在は、若手社会人、大学生を対象にエネルギー問題を自分の問題として捉え、議論・対話を重ねるプログラムを実践中。また、有識者によるシンポジウムの開催などを通じて、原子力についてもエネルギー問題の一つとして対話・コミュニケーションができる環境づくりに取組んでいる。