エコ×エネ体験ツアー 水力編＠奥只見小学生親子ツアー プログラムアドバイザー

「こっちを使ってみなよ。」

隣にいた女の子がニッコリ笑って、そう言いながら手の平に乗せて差し出したものは一本の草。私は、このエコ×エネ体験ツアーで初めて草笛というものを吹きました。しかし、これが中々難しい。私が音を出せずにムズムズしていると自分の作った草笛をくれたのでした。

エコ×エネ体験ツアーは、五感で得られる学びにこだわった環境教育プログラムです。即ち、木漏れ日や星の瞬きを見て、鳥のさえずりや虫が動く音を聞き、流れる水や柔らかな土に触れ、地元食材の料理に舌鼓し、ブナ林の匂いを嗅ぐことで、自然と自然界からの恩恵で成立している人間の生活との関係性を親子で学ぶことができるのです。そして、ツアー終了後には、持続可能な社会の構築のために、今の自分にできる行動計画が完成しているでしょう。

持続可能な社会を考えるということは、他者と双方の良好な関係を考えるということ。ニッコリ笑って草笛をあげられる、そんな人材が未来において必要なのだと思います。

特定非営利活動法人 地球と未来の環境基金
美濃部 真光

プロフィール：美濃部 真光（みのべ　まさみつ）

特定非営利活動法人 地球と未来の環境基金

東京農業大学卒業。民間の環境コンサルタント企業社員を経た後、2004～2007年、全国の環境NPO/NGOおよび企業や行政等とのパートナーシップ促進をミッションとする環境省の中間支援組織「地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)」非常勤職員。それに並行して、2004～2009年にNPO法人全国青年環境連盟(エコ・リーグ)の活動に従事。2006年と2009年に同団体の代表理事を務める。2008年からNPO法人地球と未来の環境基金の専従職員。現職。事務局長補佐／プログラム・オフィサーを務める。

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