小学生親子向け 水力編@奥只見

エコ×エネ体験ツアー 水力編@奥只見小学生親子ツアー プログラムアドバイザー

森と発電所を体験するツアー、1泊2日のエコ・エネ体験プロジェクトに参加して

森の体験は、自然の中ではしゃぎ回ったり、風雪に耐えて育ったブナの曲がった幹に寝そべったりして、沢のせせらぎ、虫の声、谷間を渡る風、枝葉の間からさし込む光、枯れ葉や土のにおいなど、森を五感で感じるプログラムでした。子供たちの目は非常に輝き、生き生きとしていました。我々にとっても、久しく忘れていた感覚でした。

発電所体験では、6億トンもの水(お風呂30億杯分)を支えるダムの上に立ち、恐る恐る谷川をのぞき込んだり、川下からの上昇気流で枯れ葉が舞い上がるのを追ったりして、ダムの巨大さを感じ取ってくれたと思います。
多くをためられない電気、夏の昼間の電力需要のピークのために、これだけの膨大な設備を作り維持管理しなければならない電気事業の大変さを理解し、電気を大切に利用しなければならないと言うことを感じてくれたのではないでしょうか。

奥只見の大自然と巨大な水力発電所の設備(エネルギー)のつながりを体感した、小学生たちにとっては、夏休み最後の良き思い出になったことと思います。

J-POWERの皆さんには、自然が大好きで、そして好奇心の強い、次世代を担う子供たちのために、このようなエコ・エネ体験プロジェクトをさらにPOWERアップして、多くの子供たちが、エコ・エネの大切さを自ら感じるお手伝いをしてほしいと願っております。

(財)電力中央研究所 知的財産センター 上席
吉光 司

プロフィール:吉光 司(よしみつ つかさ)
1957年東京生まれ (財)電力中央研究所 知的財産センター 上席

1982年(財)電力中央研究所に入所 配電計画、お客様ネットワーク、電力有効利用支援システムの研究などに従事してきた。
2000年からは、過去の研究経験を生かし、広報関係、エネルギー・環境教育啓発活動を行い、総合的な学習の教育支援や独自の実験教材開発など実施してきた。また、(財)エネルギー環境情報センターのエネルギーコミュニケーターとして、出前授業を実施している。

電力中央研究所:http://criepi.denken.or.jp/