大学生向け 水力編@奥只見ツアー レポート

エコ×エネ体験ツアー 水力編@奥只見大学生ツアー 参加者の声:工学系学生からのメッセージ

2012年度の「エコ×エネ体験ツアー水力編@奥只見大学生ツアー」にご参加いただいた、工学系学生からのメッセージです。

工学系以外の学生たちと
工学的なテーマで語り合うと、新しい発見があります。

東京大学大学院 新領域創成科学研究科
先端エネルギー工学専攻 馬場研究室
修士2年 林 祐希さん(キャンプネーム:りんりん)

りんりんの研究

電気工学系の研究室に在籍しています。研究は、オフィスにおける空調の制御を最適化することで、無駄な電力消費を減らすことを目指しています。具体的には、オフィスの室温を予測することによって、終業時間のどれくらい前に空調を切っても、快適な室温のまま終業時間を迎えることができないかを検討しています。

多くの出会いや、奥只見の大自然と水力発電所に魅力を感じました
参加したきっかけと理由

友達が「エコ×エネ・カフェ」に参加しており、その影響で興味を持ったのがきっかけです。そして調べた結果、「エコ×エネ体験ツアー水力編@奥只見大学生ツアー」を知りました。
参加理由は2点ありまして、1点目はツアーの内容が魅力的だったことです。私は電気を専門に勉強しているので、水力発電所の見学はとても興味深く感じました。また私は自然が好きなので、自然体験も興味をひかれました。2点目は人との出会いがあることです。エネルギーやエコロジーに興味を持つ学生たちと知り合えるのも魅力的でした。

まさに大自然!秘境・奥只見のブナの森を存分に味わいました。

エコ×エネ体験ツアー水力編2012に参加後、エコ×エネ・カフェ「サイエンスリテラシーから見たエコとエネ」にも参加しました。

水力発電所の現場を見て、分かることがたくさんありました
参加して得られたこと。

研究に関連して得られたことは、いつも机上で学んでいること、特に水力発電について自分の目で現場を確認できたことです。その結果、奥只見の水力発電所がどこから水を採取しているのか、どの様な構造をしているのかなど、実際に見学してみないと分からないことがたくさんありました。
また、J-POWERの職員の方や多くの学生など、様々な背景を持つ方たちとエネルギーやエコロジーに関する意見交換を行ったことも大きな収穫です。普段は、エネルギーについて意見交換する機会はめったにありません。その上、異なった学問分野の学生たちとこのような話題で話す機会はさらにないので、大変良い機会であったと感じています。いつもとは違った視点から、エネルギー問題について考えることができたと思います。

奥只見発電所で昭和34年から24年間、使用されていた、フランシス水車のランナー(羽根)も展示されていました。

このグループでは、周りは全員、工学系以外の学生や社会人。みなさんとエコ×エネについて話をしたのは、刺激になりました。

巨大な発電機を、間近に見られるチャンスです!
工学系学生へのメッセージ

ダムの内部を見学出来る機会はほとんどないと思いますし、工学以外の学問を学んでいる学生達と工学的なものについて意見交換すると、新しい発見ができて楽しいです!

■ 電気工学系学生のみなさんへ/水力発電所の巨大な発電機を、間近で見学出来る機会はめったにないと思います。是非机上で学ぶだけではなく、実際の見学を通じてたくさんのことを学んで来てください!

色々な方と議論して発表まで行う。そのプロセス自体、非常に新鮮な体験でした。

機器の回路構成や、製造メーカーなども発電機に記されていました。
電気系学生なら勉強になること間違いなし!撮影しまくりました(笑)。

※本記事は、2013年5月に取材したものです。