エコ×エネ体験ツアー 火力編@磯子大学生ツアー 2015年ツアーレポート

こんにちは。キンちゃん&ちーぼーです。
以下の日程にて開催しました、エコ×エネ体験ツアー火力編について、報告します~♪
- ■ツアー概要
- 日 程:平成27年2月17日(火)~19(木)2泊3日
- 参加者数:23人、プログラムアドバイザー1人、取材5人

火力編@磯子大学生ツアー1日目

京浜急行三浦海岸駅集合
2年ぶり、2回目の開催となった火力編。昨年は磯子火力発電所が定期点検だったため実施しませんでしたが、今年は集合を茅ヶ崎から三浦海岸へ移して心機一転。当日はあいにくの雨模様でしたが、わくわく・ドキドキした学生さんたちが三浦海岸駅にやってきてくれました。


オリエンテーション
マホロバマインズ三浦別館にて、いよいよ、火力編スタート!まずは主催者を代表して、我らがキャップから挨拶。
続いて、司会進行のサイエンスカクテルのコテさんから、「エコ×エネ体験ツア―とは、“参加体験の場”“気づきの場”“つながりの場”です。ルールを守って、楽しく自由に相手の意見を尊重して過ごしてください」と挨拶がありました。


挨拶は終わりましたが、まだまだ学生たちは緊張ぎみ。でもそんな重苦しい空気を打ち破るのが、初対面の人と自然と仲良くなれる不思議な時間“アイスブレーク”です。「話すのが好き」「1年生同士」「身長」「野球サークル」「テニス」「夏フェス」といった、お互いの共通点を探りだし、その輪を広げていきます。今回は最大4名まで実施しました。

様々な発電方法とエネルギー構成を理解しよう

「エネルギー大臣になろう!」
オリエンテーションも終わり、緊張もとけたところで、プログラムスタート!第1部は、様々な発電方法とエネルギー構成を理解するために、ワークショップ「エネルギー大臣になろう!」を体験します。実はアイスブレークの共通点探しは、このグループ分けも兼ねていたのです(種明かし♪)
「エネルギー大臣になろう!」とは、エネルギー政策を考えるカードゲームです。各グル―プで「エネルギー大臣」を決め、電気料金や設備利用率、環境負荷などについて目標を立てて、発電所を建設します。火力、水力、風力、原子力などさまざまな電源のメリット・デメリットを考えて、エネルギー政策の目標達成を目指します!
ところが、せっかくのエネルギー政策も、アクシデントカードを引くと。。。。あなたの国を襲ったのは、気候変動、地震、政策変更、反対運動か!それとも、技術革新、資源開発か!

ゲーム途中、「腹が減ってはなんとやら」で食事タイム。ここ三浦半島の三崎港でとれた、新鮮なまぐろがたっぷりのづけ丼をいただきました。美味しいまぐろを食べて、アクシデントカードの悪夢から立ち直れ!

議論も白熱して、結果も判明した頃、みなさんに「ゲームを行って感じたこと」「エネルギーや電気について知りたくなったこと」「自分の国をもっと良い国にするためにどんな政策を実施したらよかったか」など、エネルギー大臣の振返りをやっていただきました。結果も大切ですが、もっと大切なのはより深く考えることですよね。


最後にコテさんから、エネルギー大臣の解説および、日本や世界における発電方法とエネルギー構成について説明がありました。学生のみなさんは、コテさんの解説に興味津々の様子。エネルギー大臣を体験した後では理解度が違います!これにて、第1部は終了。みなさんお疲れ様でした。

- 衝撃的な企画でした。エネルギー大臣をやったことでエネルギーに対する考え方の幅が広がったように感じています。また、学生の方やサイエンスカクテルの方、J-POWERの方々と話せたことは非常に刺激になりました。
石炭発電の仕組みとその環境技術を理解しようPart1

実験「火力発電の基本と石炭の燃焼」
さぁ、第1部で様々な発電方法とエネルギー構成を理解した後は、明日の磯子火力発電所見学にそなえて「そもそも石炭火力とは?」「石炭って燃やすとどんな匂いがするの?」といったことを、簡単な実験や解説を通して学びます。事前準備をすると、さらに楽しくなりますよね。
まずは、エコ×エネ体験ツアー名物のドクター高倉の実験コーナー。石炭を実際に燃やす生焚き実験を、外で敢行しました!少し雨が降っていて寒かったですが、学生たちへ、しっかりと石炭を燃やす匂いや煙が伝わったと思います。続いて、部屋の中へ戻って石炭火力の仕組みを、エアーギターならぬ“エアー実験”で解説します。ドクターの実験は、とにかく分かりやすく楽しいのです(^ ^);



石炭とJ-POWER
今度は、キンちゃんが駆け足ではありますが、J-POWERの概要、石炭火力の特徴、現状、課題と対策などを解説いたしました。学生のみなさん、さすがに座学は少し眠気が襲います。。。そこで、とっておきのクイズを用意!少し眠気もふっとんでくれたみたいです。

ここぞとばかりに、前のめりのキンちゃん。

潜入!ISOGOスコープ~チームづくり編~

ここから司会者が、サイエンスカクテルのコテさんからゆかりんに交代。見学の準備として、磯子石炭火力発電所のビデオを見た後、ゆかりんから「潜入!ISOGOスコープ」の説明がありました。
「潜入!ISOGOスコープ」とは、磯子火力発電所を舞台に、石炭からどのように電気がつくられているのかを学ぶプログラムです。見学は「空気コース」「水コース」「石炭コース」の3コースに分かれ、それぞれの経路をたどることで、石炭、水、空気がどのように火力発電所へ作用しているのかを学びます。そして、学んだこと、聞いたこと、感じたことを、撮影した写真などを使って伝えます。

そして参加者へ力強い味方が!磯子火力発電所に勤務されている、J-POWERの若手社員(市川・渕上・勢籏)三名が、ガイドとして加わってくれました。若手社員が加わって、自然と気分が高まります!
挨拶が終わって、さっそくどのコースにするか、みなさんに挙手で希望調査を行いました。「空気コース」「水コース」「石炭コース」に分かれて、明日の準備にうつります。ここではまずカンタンな自己紹介とともに、発電所内での危険な行動をみんなで考えます。実はけっこう、何気ない行動が危なかったりするんですよね。みんなで気をつけよう!



全員自己紹介 & 夕食・交流タイム
チームでの話し合いが終わったら、少し休憩をはさんで、参加者もスタッフも、取材の方もいっしょに、全員で輪になって自己紹介タイム。自己紹介のお題は、「わたしのいいね!」でした。
自己紹介が終わったら、お待ちかねの夕食タイム。立食形式ですが、豪華な食事にみなさん大喜びでした。
1日目の締めくくりは、我らがエコ×エネ体験プロジェクトのキャップ(藤木勇光) と、サイエンスカクテルプロジェクトのゆかりん(古田ゆかり)との対談、名付けて「FFトーク」。『公害について知っていますか?』と題して、磯子火力発電所がつくられた背景を、学生たちは興味深く聞き入っていました。これにて1日目は終了。みなさん、お疲れ様でした。明日は「潜入!ISOGOスコープ」です!
