大学生向け 火力編@磯子ツアー レポート

エコ×エネ体験ツアー 火力編@磯子大学生ツアー 2015年ツアーレポート

▼ ツアーレポート

火力編@磯子大学生ツアー2日目

2日目8:00

三浦海岸⇒磯子火力発電所

2日目は朝から「潜入!ISOGOスコープ」の舞台「磯子火力発電所」へ移動です。みなさん、さすがに少し眠そうですが、定刻通りに元気よくバスの中へ。移動のバスは、廃食油を回収・リサイクルした燃料100%で走る、通称『天ぷらバス』。移動中に排出されるCO2を大幅に削減しています!

第2部

石炭発電の仕組みとその環境技術を理解しようPart2

2日目11:00

本日のオリエンテーション

バスは順調に「磯子火力発電所」に到着しました。ほとんどの大学生がはじめての火力発電所とあって、一気に気分が高揚!眠気も吹っ飛んだようです。

まずはオリエンテーションということで、磯子火力発電所のPR館「ISOGOエネルギープラザ」の浅野館長よりご挨拶。みんなの顔が自然と真剣なまなざしになっていきます。そして、説明員のみなさんの紹介をはさんで、さっそく安全装備に着がえます。いよいよ「潜入!ISOGOスコープ」スタート!

2日目9:00

潜入!ISOGOスコープ~コース別で現場取材~

「潜入!ISOGOスコープ」は、「水コース」「空気コース」「石炭コース」と三班に分かれて、普段は絶対に入れないディープなゾーンに潜入して、石炭火力における様々な環境負荷を減らす取り組みや最新技術と共に、そこで働く人の思いを感じとります。ディープゾーンは、J-POWERの若手社員が案内します。潜入スタート!

水コース空気コース石炭コース
2日目15:30

コース別ワーク発表会

取材が終わったら、さっそく発表です。限られた時間の中で行う発表の準備はみんな真剣!「テーマはどうするか」「キーワードは何か」「ちょっと発表に遊びを入れない?」といった感じで、議論は止まりません。タイトルの選定から、写真の選別、キャプションの一字一句などにこだわって、最高の発表になるよう、時間ギリギリまで頑張りました!

さぁ、いよいよ発表です。当日の発表順に紹介します。

水コース - 潜入!石炭火力発電なのに、びっくり水ツアー

給水加熱器というタービンからの蒸気を温める機械など、発電所という巨大な設備のなかに見られる細かな工夫にスポットを当てて、発表を行いました。

空気コース - 手作業で魅せる、見えない煙

発電所はコンピュータが管理するもの?そんな先入イメージを覆した、磯子火力発電所の技術を支える人のチカラに焦点を当てて、発表を行いました。

石炭コース - 石炭の旅/journey of the coals

発電所内で長い旅をする「石炭」の工程に込められている、数々の地球環境への配慮と創意工夫に着目して発表を行いました。

「完全に納得しないで、疑問点を持つことがいいことだと思います」笹津所長。

発表終了後、各チームへの質問をはさみ、笹津磯子発電所所長からの講評。各チームの発表の感想を述べられたあと、最後に「3コースそれぞれ、いろいろなところをご覧になって、いい経験になったのではないでしょうか。みなさん、各チームへすごく突っ込んだ質問をして感心しました」とメッセージを送られました。

2日目20:00

解説「磯子火力発電所の技術と環境配慮」

さて潜入が終わったあとは、浅野館長より、磯子火力発電所の技術と環境配慮をご説明いただきました。説明後の質疑応答では、「なぜ横浜に建てられたんですか?」「いつ頃、投資したお金を回収できるのですか?」といった、鋭い質問が。笹津所長も質疑応答に加わり、非常に濃い時間となりました。さすが大学生、すごい!

白熱した質疑応答が終わり、次はドクターが登場。あっという間に白衣に着替えて、実験タイムがスタートしました!
ドクターの実験のテーマは、CO2はどのようにすれば吸収できるのか?実験では、アルカリ性の液を使うことによって、CO2を吸収することができる例を示しました。

わずかな時間でしたが、学生のみなさんに興味をもっていただき、交流タイムに多くの質問を受けました!

続いて、現在J-POWERが取り組んでいる石炭の高効率発電やCO2分離回収の技術をキンちゃんが解説します。そう、実はドクターの実験は、CO2分離回収技術のイメージを持ってもらうための前ふりだったのです(種明かしその2♪)。

しかし、時間がおしてしまって、残念ながら駆け足の説明へ(泣)。
J-POWERが取り組んでいるEAGLEプロジェクト(石炭ガス化技術)やSOFC(燃料電池)の開発、IGCC(石炭ガス化複合発電)などを、お話させていただきました。

これにて磯子火力発電所のプログラム「潜入!ISOGOスコープ」は終了。マホロバマインズ三浦に戻ります。磯子火力発電所のみなさん、本当にありがとうございました。最後はみんなで記念写真です。

取材の人も含めて、全員でISOGOエネルギープラザにて記念撮影。

学生のコメント

  • 高効率の磯子火力発電所での日々の努力や工夫により、石炭からできるだけ多くの電気を得て、副産物を再資源化していたことから資源やエネルギーの大切さを実感しました。今便利な生活を送れていることに感謝しなければならないと思いました。
2日目18:15

【リラックスタイム】夕食

ようやく夕食タイム。2日目も豪華な食事が待っていました。みんな顔がほっとしています。

朝から寒い中がんばった「潜入!ISOGOスコープ」終了後は、リラックスタイムです。まずは、マホロバマインズ三浦に戻って夕食です。

そして夕食終了後、次のプログラムのはずだったのですが。。。ここでなんとドクターが乱入。司会のゆかりんの「ダメよ~!」という声も聞かずに、エコ×エネ体験ツアー名物の怪しい踊りをみんなでやりました。笑顔があふれる、楽しいリラックスタイムに(^ ^);ちなみにドクター、夏の奥只見ツアーと同じところで歌詞をすっ飛ばしました。。。

2日目19:15

トークカフェ「○○を通じて社会をささえる」

長かった2日目の締めくくりは、大物ゲストとのトークカフェ。火力発電部門を担務する村山取締役常務執行役員の登場です。村山取締役は磯子火力発電所の設計チームのメンバーでもありました。「○○を通じて社会をささえる」というテーマで、入社当時の話から、石炭火力への思い、今後の水素社会での石炭火力の位置づけなどを語ってもらいました。

トーク終了後は、みんなで村山取締役の話について語り合いました。その後は、自由時間。学生たちの輪の中に村山取締役も入り、気軽に会話。村山取締役の豊富なキャリアに基づいたメッセージに学生たちは、大いに感銘を受けていました。また、その他にもトークの輪が生まれ、2日目の夜はふけていきました。みなさん、お疲れ様でした!

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