日本の発電は、かつては水力発電が中心でしたが、豊富で安い石油の出現などによって、1955年頃から火力発電が水力発電を上回るようになりました。
火力発電の燃料は石油、石炭、LNG(液化天然ガス)などが使われていますが、最も多い時で全発電電力量の6割以上を石油が占めていました(1965年〜1975年頃)。しかし、オイルショック以降は高価で供給の不安定な石油に代わって、原子力、石炭、LNGなどの代替エネルギーを使った電源の開発が進みました。国の「エネルギー基本計画」においても原子力は、基幹電源と位置づけられています。今後とも脱石油電源の開発推進により、バランスのよい電源構成を図っていく計画です。
 
出典:「図表で語るエネルギーの基礎 2006-2007」(電気事業連合会) |