ところで、電気うなぎの電気のもとは何でしょうか? 「それは食事です」と館長さん。ちなみに水族館での電気うなぎのごはんはイカナゴと呼ばれる小魚。食べる量は1日あたり約27グラム(8〜10センチくらいのイカナゴを約3匹)なのだそうです。「食べた量以上のエネルギーをつくることはできません。おまけに電気うなぎも泳いだり呼吸したりする生きるためのエネルギーが必要だから、電気に回せるエネルギーはほんのちょっと」なんだそうです。
なるほど、『イカナゴ27グラム→電気うなぎ→つくり出す電気』なんですね。しかも、わずかなイカナゴからつくり出した電気は豆電球を光らせたり、人間をビビビッとしびれさせてしまうのですから、エネルギーってほんとうに不思議でおもしろい。つかったエネルギーとつくり出すエネルギー。姿やカタチを変えて、私たちの暮らしの中にあるエネルギーをもっと探してみましょう。