
第二のふるさと「竹原」に、
安定した電力で恩返しを
風力事業部 企画・技術室
第一文学部 総合人文学科
2003年卒業
風力発電所の運転計画などをマネージメント。
クリーンで再生可能なエネルギー資源である風力を利用した風力発電所は、火力や水力に比べて1カ所あたりの規模は大きくないものの、全国にたくさん点在しているという特徴があります。全国にある風力発電所を事業管理するのが我々の仕事であり、20カ所以上ある風力発電所について、各地点の経済性や保守計画などのマネージメントを行っています。私はそのメンバーの一員として個別地点の担当業務に従事しつつ、タスク全体を管理する総括マネージャーを補佐することが主な業務です。

両方を経験したからこそわかる、
電力会社とメーカーの違い。
私は転職組で、J-POWERの前は重電メーカーに勤めていました。電力会社とメーカーでは、「電気を届ける」という目的は同じでも、そこに至る道筋が違うように感じています。というのも、メーカーは自らの持つ技術から出発するのが通例だと思いますが、他方、電力会社は、その事業=プロジェクト主体でスタートしていきます。例えば火力なら、地理的な特性から候補地点を探っていったり、地元・地域の方との共生が可能か歴史的な経緯も紐解いてみたり、希少な動植物がいたらどう守ればいいのか知恵を出し合ったりと、一つひとつ課題をクリアしながら、プロジェクトを進めるためにベストな方法を導き出すというのが電力会社の考え方と感じています。どちらが正しいということはありませんが、私は、こうした取り組みの姿勢が自分とマッチしていると感じました。中でもJ-POWERを選んだ理由は、他のエネルギーと比べたときの電気の汎用性の高さと、長い間先進的なプロジェクトに積極的に取り組みながら、同時に電力の安定供給を下支えすることができる点に魅力を感じました。
風力発電のプロジェクトを拡大していく。
風力発電は、気候変動問題への対策という意味でも注目や期待を集めているエネルギーです。その立ち上げから、資金調達、経済性の検証など、プロジェクトのすべてに関わるのが風力事業部 企画・技術室であり、今後はコストを下げたり、発電効率を上げたりしながら、再生可能エネルギーを拡大していくことが、事業部としてのミッションだと考えています。

現場勤務した竹原が
第二のふるさとになった。
2008年から現場勤務していた竹原火力発電所では、行政・地域対応といった業務を担当していました。まちの一員として様々な方との良好な関係が欠かせません。市役所や警察・消防、地元企業、社会福祉団体や駅・病院・小学校、海に面する発電所なので漁協など、広く顔を知ってもらうことで、当社の事業を理解してもらうことが当時の私の仕事でした。こうした中、近隣の小学校とのご縁から、鯛の稚魚を育てる授業を行ったことがありました。漁協の組合長にもお話ししたところ、快くサポートして頂くことになり、発電所として地域との共生という私たちの想いのみならず、漁協としても子どもたちが魚に興味を持って欲しい、学校としても地域・職業とのつながりを作りたい、と皆さんの思惑が一致した形でした。最後は大きく育てた鯛を児童たちと海に放流したのですが、このときの経験は今でも強く心に残っています。いつも優しく時に厳しい漁協の組合長は、いわば私にとっては“広島の父”。現場を離れてかなりの時間が経ちましたが、今でも年に何度も新鮮でおいしい魚や牡蠣を送ってくださいます。長男が生まれて間もない「お食い初め」のときには、組合長から力士が優勝したときに持つような大きな真鯛が届きました(笑)。立派過ぎて誰もさばくことができず、和食屋さんに頼み込んで姿造りにしてもらったのはいい思い出です。

現場から設備企画部(現在の火力エネルギー部)へ異動した後も、竹原火力発電所のリプレース計画に関わる仕事をしてきました。「電気を生み出し、届ける」というJ-POWERの最も基本の部分で貢献できたことを誇りに思うとともに、助けてくれた社内の仲間たちに感謝の気持ちを強く感じます。この経験を通して、プロジェクトは一人では成しえず、仕事を進めるうえで大切なのは、互いを信頼して頑張ることができる仲間であると改めて感じました。仲間は、社内だけではありません。一つのプロジェクトを作り上げていく中で、社外の様々な方も仲間になる。こうした周囲の方たちに支えられてこそ、自分も力が発揮できるのだと思います。

子供の言葉が感受性を豊かに。
まだ子どもが小さいので、いつも家族と過ごして「充電」しています。子どもたちの言葉は感受性に富み、いつも色々な発見をくれます。長男はそろそろ電気が理解でき、「お父さんは電気を作っているんだよね」と言ってくれるようになりました。特に私が関わってきたエネルギー開発の仕事は、将来にも長く繋がる仕事であり、彼らの世代に何が残せるだろうか、ということも考えるようになりました。素朴な子どもの言葉でも、オフタイムに頭を柔らかくして感受性も大切にすることで、仕事をするうえでの大切な感覚を研ぎ澄ましておきたいと思っています。
入社するまで知らなかったいいところ
ルールと自由のバランスが良い会社。
J-POWERは、現在は民間の会社ですが、成り立ちとしては政府が作ったという経緯がありますから、組織として基礎がしっかりしているように感じます。私がメーカーで勤めた経験と比べると、社内の決まり事など、すべてにおいてルールが明確。社内の各種情報へのアクセスも確保されていて透明性があると感じます。とはいえルールがしっかりしているからこそ、自分の裁量で決められることもはっきりしています。このルールと自由のバランスが非常に良く、働きやすい会社だと実感しています。

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- 2007 年
- 火力発電部 業務グループ
- 各火力発電所の運営管理
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- 2008 年
- 火力発電部 竹原火力発電所 企画・管理グループ
- 発電所事務業務(用地・環境・対外対応)
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- 2012 年
- 設備企画部 企画室
- 発電所新設等のプロジェクト立案・推進
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- 2016 年
- 開発計画部 開発計画室
- 発電所新設等のプロジェクト立案・推進
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- 2019 年
- 風力事業部 事業推進室
- 風力発電事業の企画・運営管理
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- 2021 年
- 風力事業部 企画・技術室
- 風力発電事業の企画・運営管理
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水力発電・変電
小栁 唯電気・通信
技術系グローバル社員 -
火力発電
新垣 壮士電気・通信
技術系グローバル社員 -
火力発電
中井 基嗣電気・通信
技術系グローバル社員 -
原子力発電
中西 功電気・通信
技術系グローバル社員 -
送電
藤川 道男電気・通信
技術系グローバル社員 -
送電
中嶋 聖善電気・通信
技術系グローバル社員 -
情報通信
前田 恭平電気・通信
技術系グローバル社員 -
情報通信
平林 大樹電気・通信
技術系グローバル社員 -
水力発電・変電
西尾 宣俊機械
技術系グローバル社員 -
火力発電
青木 正晴機械
技術系グローバル社員 -
原子力発電
河谷 浩司機械
技術系グローバル社員 -
火力発電
黒木 貴士化学
技術系グローバル社員 -
火力発電
田﨑 大介化学
技術系グローバル社員 -
原子力発電
齋藤 武志原子力
技術系グローバル社員 -
土木
梶 啓介土木
技術系グローバル社員 -
土木
佐藤 麻衣土木
技術系グローバル社員 -
建築
石田 隆司建築
技術系グローバル社員 -
建築
山本 亮建築
技術系グローバル社員 -
地質
滝沢 顕吾地質
技術系グローバル社員 -
機械(鋼構造)
平井 一史機械(鋼構造)
技術系グローバル社員 -
事務
相澤 洋平事務
事務系グローバル社員 -
事務
浅見 知冴事務
事務系グローバル社員 -
事務
小嶋 隆熙事務
事務系グローバル社員 -
事務
三木 啄也事務
事務系グローバル社員 -
事務
中島 由貴事務
事務系グローバル社員