vol.2 身近なエネルギー・自転車発電に挑戦!   5/5ページ

●飽くなき追求は続く!
取材班の飽くなき追求は続きます。思うような実験結果が得られず、あっという間に日が暮れてしまったという指摘が聞こえてきそうでしたが、そこでくじける取材班ではありません。いよいよラストの実験。人間イルミネーションにチャレンジしました。
 
実験その6 電飾を光らせる!※危険ですので、くれぐれもマネをしないでください。

アイデアは「電気ウナギのクリスマスツリー」です。電気ウナギのつくるエネルギーでクリスマスツリーが点灯するなら人間にだって…。使用したのは発電機が3個ついた自転車・1号機です。
LEDと呼ばれる電球約40個を体に巻き付け、いざ実験開始。こぎ出した瞬間に歓声がわくほどの鮮やかさ。


発電機の中身はどうなってるの!? 永久磁石が回転すると、コイルに電流が流れる
発電機の仕組みって?疑問に思った実験班は装置を分解してみることにしました。すると中から出てきたのは永久磁石と電線をくるくると束ねたコイル。とってもシンプルな構造にしばし呆然。聞くとこの仕組みは火力発電所やモーターとまったく同じ原理なのだそうです。

●「やってみる」っておもしろい!
人がつくり出せるエネルギーの中で取材班が着目したのはもっとも身近で誰もが知っている自転車の発電機でした。この発電機からどれぐらいのエネルギーが生まれているのか試してみようと実験することを計画。意外にシンプルな仕組みでエネルギーをおこせることに気づきました。中には想定外の結果になったものもありましたが、なにより「やってみる」ことのおもしろさを発見できたのです。
 
松島水族館の電気ウナギは約900個の電気を点滅させましたが…。人間は光りながらキャンパス内を楽しげに走り抜けました。

人力発電のもとは食事です。食べたものよりも大きなエネルギーを生み出すことはできません。でも、実験班として協力してくれた大阪大学大学院工学研究科のみなさんを見ていると、食事以上のエネルギーが生まれているような気分になりました。もしかしたら、みんなでなにかを楽しもうという不思議なエネルギーだったのかもしれません。

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