J power
経営成績

1. 当中間期の概況
(1) 販売電力量
水力は前年同期の豊水(出水率104%)に比べ、当期は渇水(出水率99%)であったことから 5.1%減の57億kWhにとどまりましたが、火力は橘湾火力1号機の運転開始(12年7月)および輸入炭火力の高稼働などにより 33.1%増の181億kWhとなり、水力・火力合計では、21.4%増の238億kWhとなりました。

(2) 収支の概要
水力では渇水の影響による販売電力料の減少があったものの、火力の橘湾火力1号機の運転開始による販売電力料の増加、また、橘湾火力関連送電設備の新規運転開始による託送収入の増加により、売上高(電気事業営業収益)は前年同期に対し5.3%増の 2,377億円となり、その他の収益を含む中間経常収益は前年同期に対し5.9%増の2,396億円となりました。
一方、営業費用については、新規運転開始設備の減価償却費、維持運転費等の計上、及び退職給付会計の適用に伴う会計処理を行ったこと等により、前年同期に対し 9.7%増の1,739億円となりました。これに財務費用等を加えた中間経常費用は、前年同期に対し7.9%増の2,103億円となりました。
以上の結果、中間経常利益は前年同期に対し 6.4%減の293億円となりました。
当中間期は退職給付会計適用初年度に発生する会計基準変更時差異額の一部を退職給付信託117億円より引当て特別損失に計上したことなどにより、中間利益は前年同期に対し 41.3%減の113億円となりました。

2. 13年3月期業績予想
通期では、橘湾火力1、2号機の運転開始などにより、販売電力量436億kWh(対前年度比 9%増)、売上高4,880億円(同 8%増)を見込んでおります。一方、新規運転開始設備の減価償却費、維持運転費等の計上及び退職給付会計の適用に伴う処理を行うこと等による費用の増が見込まれるため、経常利益330億円、当期利益130億円(いずれも平成11年度同規模程度)を見込んでおります。
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