プレスリリース

2019年

プレスリリース

音声認識技術を活用した風力発電所の点検業務効率化に関する実証実験について

2019年11月29日
電源開発株式会社

電源開発株式会社(以下:Jパワー、本社:東京都中央区、代表取締役社長 社長執行役員:渡部 肇史)は、Hmcomm(エイチエムコム) 株式会社(以下:Hmcomm、本社:東京都港区、代表取締役CEO 三本 幸司)と、音声認識技術を使った風力発電所の点検業務効率化に関する実証実験を開始いたしました。

Jパワーは、全国22箇所の風力発電所に保有する200基超の風車を安全・安定に運転するため、日々巡視点検を行い、機器状態の保全・監視、異常の早期発見を行っております。
現在建設・計画されている陸上風力開発と将来の洋上風力開発による風力発電機の増加に伴い、巡視点検と保安記録作成業務の負担が増加することを見据え、更なる業務効率化が課題の一つとなっており、これを解決するソリューションを検討しておりました。

今回、JパワーとHmcommが実証実験で確認するシステムは、風力発電所の業務効率化を目的に、スマートフォン上のアプリケーションとして動作し、Bluetoothマイクからの音声入力によりハンズフリーで点検結果を入力することで、記録用紙を持たない巡視点検の実現を目指すものです。点検中に異常個所を発見した場合には、これを撮影するとともに機器状態を音声入力し、報告書への写真添付とコメント入力を行い、巡視点検中に報告書作成を含むすべての業務をワンストップで完了させることを目指します。
また、撮影した画像は、リアルタイムで遠隔地から確認し、適切な作業を支援するリモートメンテナンスの可能性についても検証してまいります。

Jパワーは、デジタル技術を活用した保守・運営の効率化・高度化を実現し、より安全かつ安定した発電所の運用を行うことで、再生可能エネルギーの普及・拡大に貢献してまいります。

以上

■巡視点検記録 音声入力・報告書自動作成ツールのイメージ巡視点検記録 音声入力・報告書自動作成ツールのイメージ

添付書類

本文(PDF:796KB)

Page Top
CLOSE