
本気人 #005
原 愛梨
PROFILE
1993年10月2日生まれ、福岡県出身。TWIN PLANET所属。
2歳から書道を始め、最年少で文部科学大臣賞受賞。
多様な観点での文字を使った書道アートで、スポーツをテーマにした作品をメインにTwitterに投稿したところ、各界のスポーツ選手から大きな反響を呼んだ。
親しみやすい性格と、天真爛漫なキャラクターを武器に、メディアやイベント等、ジャンルを問わず幅広い分野で活躍する今注目の若手書道アーティスト。
INTERVIEW

時代の変化に合わせながら、
書道を世界に広めていきたい。
『荘川桜書道アート』の制作秘話やご自身の本気について語ったインタビュー
『荘川桜書道アート』の制作秘話やご自身の本気について語ったインタビュー
電気に、本気。 #005
荘川桜
岐阜県高山市。ダムのほとりに佇む2本の桜があります。樹齢は450年を超え、「荘川桜」とよばれるこの桜の木には、ある想いが込められています。
60年前、この桜はダムの建設に伴い、湖に沈む運命にありました。
戦後の電力不足を解消するという使命のもと誕生したJ-POWERは、この地で大規模な御母衣(みぼろ)ダムの建設を進めていました。
J-POWERの初代総裁・高碕達之助は「ダム建設でふるさとを失う人々のために、なんとかこの桜の木を残したい」と考えました。不可能と言われた桜の移植は、幾多の壁を乗り越え、成功しました。
そんなJ-POWERの想いが込められた荘川桜は、今も春になると美しい花を咲かせ、私たちを楽しませてくれています。
荘川桜についての詳細はコチラから

題:『荘川桜書道アート』
本作は荘川桜をモチーフとして描かれた書道アート作品です。
花を咲かせる枝は「荘川桜」、幹の部分は「わたしたちは人々の求めるエネルギーを不断に提供し、日本と世界の持続可能な発展に貢献する」という文字によって構成されています。これはJ-POWERの企業理念であり、使命でもあります。
また、桜の周りには、初代総裁・高碕達之助の句が配置されています。
「ふるさとは 湖底となりつ 移し来し この老桜 咲けとこしへに」
この句には、高碕の桜への愛情や、地域の住民への想いが詠まれています。
J-POWERにとって荘川桜は、環境との調和をはかり、地域の信頼に生きることを信条としてエネルギーを届け続ける、その想いの象徴として、今も受け継がれています。