写真:GinyuforcE

本気人 #004

ヲタ芸/サイリウムダンス パフォーマンスチーム

GinyuforcE

ヲタ芸/サイリウムダンスに偏見がある人にこそ、
「カッコイイ!」と思わせたい。

写真:GinyuforcE

日本だけでなく海外でも注目され、熱い盛り上がりを魅せるヲタ芸/サイリウムダンス。今回は、その第一線で活躍するGinyuforcEのリーダーであるギアさんに、ヲタ芸/サイリウムダンスへの熱い想いやご自身の本気についてお話を伺いました。

―GinyuforcEは、どんな特徴を持った
ダンスユニットなんですか?

現在、ヲタ芸/サイリウムダンスのプレイヤーは世界中にたくさんいるのですが、われわれGinyu ForcEはその中でもオールスター的な、一番すごい奴らを集めた集団です。動画投稿などで「アイツ、すごいじゃん!」と話題になったりしたプレイヤーが、もっとヲタ芸/サイリウムダンスを突き詰めたい、もっと世の中に広めていきたいという志で集まっています。

―そもそもギアさんが、
パフォーマンスを始めたきっかけは?

僕はもともとアイドルヲタクだったので、単純に「カッコイイ!」と思って始めました。光の軌道、残像の美しさや、ふだん人間が生活している中ではありえない動きの速さとか。最初は遊びでやっていたのですが、次第に自分も人を魅了したいと思うようになって、本格的にパフォーマンスを始めました。

ヲタ芸/サイリウムダンスは、動きが単純な分、
他のダンスよりもズレが目立ちやすい。

写真:GinyuforcE

―今日拝見させていただいて、
みなさんの動きのキレにびっくりしました。

サイリウム(光る棒)を使うため、腕の振りなどを一定のスピードに保ったり、ブレがないようにしなければいけません。身体の軸が揺れたりすると、光の軌道が変わってしまったりするので、安定した光の軌道を残せるように、日々研鑽を積んでいます。

―チームで動きを合わせることも大切ですよね?

そうですね。直線の動きをしたり、腕を回して円形の軌道を作ったり、動きがとても単純なんですね。単純な分、複数人でパフォーマンスをすると、他のダンスよりもズレが目立ちやすくて。同じ音楽でも個人の細かい音の取り方の差で、ダンスがズレてしまうので、同じメンバーでとにかく練習を積んで、一緒にパフォーマンスし続けることを大切にしています。

―GinyuforcEさんと、他のチームとの違いは
どんなところにあるのでしょうか?

ぱっと見でヲタ芸/サイリウムダンスだと分かりやすい振り付けと、「ヲタ芸/サイリウムダンスは、こんなにもすごいんだぞ」と驚かせる振り付けの両立を、特に意識しています。ヲタ芸/サイリウムダンス自体がまだまだ世間的な認知が高いものではないと思っているので、分かりやすさと驚きの両方が大切だと思っています。

「ヲタ芸/サイリウムダンスは、すごい」と、
ヲタ芸自体にプライドを持っている。

写真:GinyuforcE

―世間的な認知が上がらない理由を、
どんなところに感じていますか?

日本ではアイドル文化から生まれたものだと知られている分、少し偏った見方をされることもあります。例えば、偏見を持っている方々は、ヲタ芸というワードから「美しさ」を想像しないと思うんですね。逆に海外では「美しい」「カッコイイ」と、純粋にパフォーマンス自体に興味を持ってもらえることがほとんどなのですが。

―そういった偏見は、悲しいですよね。

でも、偏見がない方が良いってわけでもないんですね。その偏見を持って見ている人に、カッコイイと思われたいという意欲が湧いてくるので。偏見を持った人たちに僕らのパフォーマンスを見せて、美しさを感じてもらったり、カッコイイと思ってもらえた瞬間は、僕たちが達成感を感じることの一つです。

―本当に、もっと多くの人たちに興味をもってもらいたいですよね!

はい。そういった意味で僕たちは今、ライブイベントの主催もしています。そこには、僕たちみたいに芸術性を意識したチームだけでなく、古くからのいわゆる「ヲタ芸」をするチームも出演します。アイドルヲタクだった僕は、ヲタ芸自体に誇りを持っていて、「どっちもすごいんだぞ」というヲタ芸の幅の広さを世間のみなさんに見せたいと思っているんです。あと、僕たちは世界大会も主催していて、今度が第三回目になります。そうした活動を通じて、世界中でプレイヤーやファンの方々を増やしたいと考えています。

写真:GinyuforcE

―最後に、ギアさんにとっての“本気”とは?

僕にとっての本気とは、「心の底から楽しむこと」だと思います。僕は、ヲタ芸/サイリウムダンスを心の底から楽しいと思っていて、リスペクトもしています。だからこそ、これまでヲタ芸/サイリウムダンスに興味がなかった人や知らなかった人にも楽しんでもらえるように、これまでの偏見をくつがえすだけのパフォーマンスや活動を続けていきたいと考えています。そのためにも、まずは僕たち自身がもっと人気者になって、動画の再生回数やライブの動員を増やしたいですね。

写真:GinyuforcE
GinyuforcE

2009年、ヲタ芸をパフォーマンスへ昇華したヲタ芸/サイリウムダンスを考案し、ギニュ~特戦隊(現:GinyuforcE)を結成。YouTube投稿動画がたちまち話題となり、日本のみならず海外でも熱烈な支持を得た。『ニコニコ超パーティ』をはじめとしたイベントステージ、TV番組や企業CM、アーティストのMVにも多数出演。

また、サイリウムダンサーのフェス『TOKYO ROMANCE PARK』や動画投稿コンテスト『CYALUME DANCE BATTLE』、さらにはヲタ芸/サイリウムダンスの世界大会『CYALUME DANCE WORLD BATTLE』を開催するなど、新たな「アートパフォーマンス」の旗手としても注目されている。

写真:ヨシダナギ

本気人 #001

フォトグラファー

ヨシダナギ

写真:島津 藍

本気人 #002

ダンサー

島津 藍

写真:山口晃司

本気人 #003

三味線奏者

山口晃司

写真:原 愛梨

本気人 #005

書道アーティスト

原 愛梨