「十六夜日記」は、鎌倉時代の女流歌人阿仏尼(あぶつに)が京都から鎌倉迄の東海道の旅の道中に詠んだ紀行文である。
過去の人間と現代を結ぶものは確かにそこに生きていたという気配や風景の存在と、僅かな文物である。阿仏尼の辿った道中の地を訪ね、思いを巡らせな がら、その地から発する気のようなものを閃きと第六感のようなもので受け止め、撮影にのぞんだ。
父、写真家 故・林忠彦は肝臓癌と闘いながら東海道を最後の仕事と決め、写真集「東海道」(僅かに残る江戸の面影を求め、現代の目で記録した写真集)を完成させた。前回J-POWERにて催した父の東海道と私のシルクロードの作品による写真展『心で撮り継ぐ「道」の物語〜東海道からシルクロード〜』に引き続き、近作『歌枕の風景〜東海道の旅〜』を開催いたします。東海道をテーマに親子二代で撮り継いだ作品展です。写真を通じて往時の旅へ誘えれば幸いです。
林 義勝
2006年10月16日(月)〜27日(金)
9:00〜17:30
<土日は10月21日(土)のみ開館>
※ 10月21日(土):
林義勝氏による写真解説を行います。
第1回:13時30分〜
第2回:15時30分〜
※写真展は終了しました。たくさんのご来場、ありがとうございました。
J-POWER本店ビル1Fロビー
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<住所:東京都中央区銀座6-15-1>
J-POWER(電源開発)
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