サステナビリティ

社会(S)

活動内容

エコ×エネ体験プロジェクト若手実地体験会2011

参加したJ-POWERグループ社員とスタッフの皆さん
MIBOROダムサイドパークにて、模型を使い説明するJ-POWERの庭屋御母衣電力所長(写真中央)と参加者の皆さん

J-POWERグループ社員を対象にした初の試み

J-POWERグループの若手社員を対象としたエコ×エネ体験プロジェクトが、岐阜県大野郡白川村にあるJ-POWER御母衣発電所とトヨタ白川郷自然學校(以下:自然學校)を舞台に開催されました。

プロジェクト開始以来、数多くのエコ×エネツアーを行い、主に社外を対象とした活動を行ってきましたが、今回はグループ社員を対象として、改めて「社会貢献活動の考え方」を知り、エネルギーと環境の共生に関するプログラムを体験しながら、意欲的な若手社員の育成を目指しました。

「当社の設備や発電所の仕組みを、分かりやすく伝えるためのさまざまな工夫を参加者にしってもらいたい」と話すのはJ-POWER広報室の小林さん。実験に使う道具は手作りを意識しており、リサイクルの観点からもペットボトルや段ボールを加工して作っています。

幅広い仲間が一堂に会し御母衣での思い出を共有

▲ ペットボトルを加工した器具を使い、森に水が貯まる様子を再現します
▲ 多くの仲間と積極的な意見交換を行います

当日の11月8日は、天候にも恵まれ快晴となりました。集合場所の木曽川駅に集まったメンバーは総勢27名。参加者の大半が初対面同士でしたが、クイズやゲームによって、次第に和やかな雰囲気に包まれていきます。

バスで移動し、荘川桜で有名な御母衣ダムと発電所を見学。見学後はダムサイドパークで「桜守の詩」を鑑賞し、立地時代から一貫して取り組んできた御母衣電力所の地域共生への取り組みについて説明を受けました。

夜のプログラムでは、月が照らす、人工的な光のない森を歩く「ナイトウォーク」を体験。最初は大変ですが、次第に暗闇に慣れてくると、月の明かりも手伝って段々と周りが見えてきます。普段の明るさに慣れている参加者にとっては、目を自然本来の暗さに対応させる貴重な体験となりました。

その後は、「地域・社会とともに」と題し、JPハイテック鳥越取締役が講師となり、松浦火力発電所の立地交渉の記録ビデオ「かくも長き7年」を見た上でさまざまな地域共生に取り組んだ当時の経験談を語っていただきました。参加者からは質問が途切れないほど熱気ある講演となりました。

小さな流れの源を求め静寂に包まれる森を歩く

翌日は早朝の6時に集合。森を歩き、庄川の源流までウオーキングをします。山に入り、草木を分け入ったところに、どこからともなく水の音が聞こえてきます。流れが始まる瞬間は、この小さなわき水にあります。「ここ数日間、雨は降っていませんが、脈々とわき出ています」と話す自然學校の加藤さん。ここでは、森の落ち葉などが「天然のダム」の役割を果たし、安定的に水を供給していることに参加者は気付くことができました。

最後は「意見交換会」。このツアーで感じたことをお互いに持ち寄って話し合います。特に、業務内容の違う仲間たちとの意見交換は、新鮮そのもの。すべてのプログラムを通じ、体験したことを理解し、発見したことを身に着けた参加者にとっては、新たな気付きを得る体験会となりました。

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