J POWER 電源開発

WORK

PHASE.1

CO2削減に向けた次世代技術の創造

J-POWERが保有する石炭火力発電所は、他の電源に比べ価格競争力を持つ一方で、CO2排出量が多いという弱点があります。そこでJ-POWERは、石炭を燃料としながらCO2排出量を低減させる、次世代の石炭火力発電技術を研究しています。
具体的には、石炭を蒸し焼きにしてガス化することで一酸化炭素(CO)と水素(H2)を主成分とするガスを取り出し、それを燃料に用いて発電するという「石炭ガス化複合発電(IGCC)」や、IGCCに燃料電池を組み合わせて更なる高効率化を目指す「石炭ガス化燃料電池複合発電(IGFC)」といった技術開発です。
J-POWERは、1995(平成7)年から福岡県北九州市の自社の研究施設で石炭ガス化複合発電の研究を実施しており(EAGLEプロジェクト)、現在ではEAGLEプロジェクトの知見を活かしてIGCCを商用化すべく、出力16万6千kWのIGCC実証プラントを中国電力(株)と共同で広島県大崎上島町に建設し、本格的な実証試験を開始しています(大崎クールジェンプロジェクト)。
また、発電時に発生したCO2を地中へ閉じ込めるCO2回収・貯留(CCS)技術に関わる研究を、発電所実機での実証試験によって展開。オーストラリアのクイーンズランド州のカライドA石炭火力発電所では、CO2回収から輸送・貯留までを一貫して行う世界初の試みにも参画しました。
「エネルギー」と「環境」をキーワードとしたこれらの新たな試みは次の世代へと受け継がれ、新しい事業の創出にもつながっていくものと期待されています。

PHASE.2

さらなる電力安定供給へのチャレンジ

東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故以降、現在も日本の電力需給は予断を許さない状況が続いており、電気事業者には電力安定供給へのさらなる努力が求められています。J-POWERも全国に保有する発電設備や送電線、周波数変換所などのネットワーク設備を設備能力一杯まで稼働させることで、低廉かつ安定的な電力供給に最大限の貢献をしています。
現在、環境負荷に配慮しながらの安価・安定的な電力供給という社会的要請に応えるために注力しているのが、経年化した石炭火力発電所の更新プロジェクトと石炭火力発電所の新設プロジェクトです。竹原火力発電所新1号機(広島県)・高砂火力発電所(兵庫県)の2つの更新プロジェクトが進捗しています。新設については、新日鐵住金(株)との共同プロジェクトとして新日鐵住金(株)鹿島製鉄所構内に新たな石炭火力発電所を建設する計画を進めているほか、大阪ガス(株)、宇部興産(株)との共同プロジェクトとして山口県宇部市にも石炭火力発電所を建設する計画を進めています。
また、現在J-POWERが青森県で建設を進める大間原子力発電所は、新しい安全基準に基づいて建設される安全性・信頼性の高い発電所となる予定であり、電力の安定供給と原子燃料サイクルの一翼を担うことが期待されています。立地地域のご理解をいただきながら、より安全な発電所となるよう全力で取り組んでいきます。

PHASE.3

日本と世界の持続可能な発展のために

このように、J-POWERは創業当初から国内外の様々なフィールドで発電所・送電線の建設や技術協力にチャレンジしてきました。
今また、J-POWERをとりまく環境は電力システム改革、地球温暖化問題、原子力再稼働の不透明性、海外電力需要の伸び等、大きな変化の渦中にあります。 しかし、どのような変化に直面しようとも、J-POWERの果たすべき使命が変わることはありません。J-POWERはこれからも、諸先輩から受け継いできた「電力供給への誇りと使命感」を持って、人々の求めるエネルギーを不断に提供し、日本と世界の持続可能な発展に貢献していきます。