苫前ウィンビラ発電所の営業運転開始について
平成12年12月1日
電源開発株式会社
(株)ドリームアップ苫前(代表取締役;島田寛治電源開発株式会社事業開発部長、株主;電源開発(株)/苫前町/オリックス(株)/(株)カナモト)が、昨年10月より建設を進めてまいりました苫前ウィンビラ発電所が、当初予定どおり本日12月1日より全機営業運転を開始しました。

同発電所の出力30,600kWは、運転中の風力発電所としては国内最大規模となります。
発生した電力は、全量、北海道電力(株)に供給されます。
なお、同発電所の竣工を記念しまして12月8日に地元関係者の皆さまをお招きした竣工式典を開催することとしております。
苫前ウィンビラ発電所
【設備概要】
(1)発電所名 苫前ウィンビラ発電所(所在地:北海道苫前郡苫前町字上平)
(2)発電所出力 30,600kW
(3)風車発電機 単機出力 1,650kW ベスタス社製(デンマーク)  14台
単機出力 1,500kW エネルコン社製(ドイツ)  5台  合計19台
(4)年間平均風速 約6.6m/S(60m高)
(5)年間発生電力量 約5,900万kWh(一般家庭約1万7千世帯分)
(6)設備利用率 約22%
(7)総工事費 約65億円
【運営・保守体制】
発電所の運営につきましては、株式会社ドリームアップ苫前の社員である電気主任技術者が1名常駐します。発電所の保守につきましては、電源開発(株)の関連会社である開発電気(株)が受託し対応します。
【発電所の特色】
(1) 国内最大規模の風力発電所

(2) 大容量風車発電機の採用
本発電所は限られた敷地内でより経済的に多くの風力エネルギーを引き出すために、商用機としては世界最大級の風車発電機(単機出力 1,650kW・1,500kW)を採用しています。

(3) 風況シミュレーション技術の適用
複雑な地形等に起因する風況変化をシミュレーション等により、多面的に解析評価し、より多くの風力エネルギーが得られるよう風力発電機を配置しました。

(4) 牧場経営との共存
本発電所は、苫前町内の広大な町営牧場内に位置し、牧場経営と環境にやさしい風力発電事業との両立を目指しています。
以上
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