田子倉発電所3号機一括更新工事の竣工・運転開始について

平成22年05月28日
電源開発株式会社


 Jパワー(電源開発株式会社、社長:北村雅良)田子倉発電所の3号機について、主要設備の一括更新工事を実施しておりましたが、昨日5月27日(木)に法定使用前自主検査を終了し、同日より営業運転を始めました。
3号機水車ランナ吊込み式の様子(平成21年12月)

 田子倉発電所(福島県)は一般水力発電では国内2位(*)の出力をもつ大規模水力発電所ですが、昭和34年の運転開始から約50年が経過しており、設備の信頼性を新設時と同レベルに保つことを目的として、平成16年より主要設備の一括更新工事を行っておりました。

(*) 国内1位は当社の奥只見発電所(出力56万kW)

 本工事は、水車、発電機、主要変圧器等の主要設備を一括して更新するもので既に全4機中2機(4号機、2号機)は工事を終えており、今回3号機の工事が竣工したものであります。残る1機(1号機)も平成24年に工事を終える予定であります。

 また、水車ランナの羽根形状を改良すること等により、1機当たりの出力は9.5万kWから5千kW増加の10万kWとなり、4機合計では一括更新工事前の38万kWから40万kWへと増加します。

 3号機が運転を始めたことにより、田子倉発電所の出力は39.5万kWとなり、Jパワーの発電設備出力は1699.25万kW(水力856.55万kW、火力842.7万kW)となりました。


(参考1)田子倉発電所
  所在地 福島県只見町
  出力 39.5万kW(9.5万kW ×1機(1号機)、10万kW×3機(2,3,4号機))
  最大使用水量 420立方メートル/s
  ダム 田子倉ダム(頂長 462m、高さ 145m)
  運転開始 昭和34年5月(部分運開[15万kW])、昭和36年11月竣工[38万kW]
       
(参考2)一括更新工事の工程
  4号機 平成16年11月 〜 平成18年 5月
  2号機 平成18年11月 〜 平成20年 5月
  3号機 平成20年11月 〜 平成22年 5月
  1号機 平成22年11月 〜 平成24年 5月


以上


【添付書類】



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